タマゴ使った「月見」商品で需要増も…卵の価格が上昇　7月に比べ3割高　ニワトリ「夏バテ」で生産量減　福岡

猛暑の影響でニワトリも「夏バテ」です。

9月の卵の平均卸売り価格が、7月に比べて3割上昇しています。



JA全農たまごが27日午前9時に発表した福岡県内での卵の平均卸売り価格は、Mサイズで1キロ当たり260円となっています。

月平均で比較すると、9月は、7月よりも3割上昇しています。

県内ではこの夏、太宰府市で猛暑日が全国最多の62回に上るなど記録的な暑さが続いた影響で、ニワトリも夏バテ状態に。

生産量や1個あたりの重さが減ったことで供給不足に陥ったとみられています。

さらにハンバーガーなど卵を使ったいわゆる「月見」商品によって外食向けの需要の増加が重なったことも価格高騰の要因となっています。

業界関係者によりますと「冬場に向けて、鍋や、おでんの需要も見込まれるため、年内は高値傾向が続く見込み」ということです。