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強盗の下見の可能性も 福岡・糸島市でも不審な業者の訪問相次ぐ 「いつ留守にするのか」や家族構成など聞く 警察が警戒強める

事件・事故

2時間前

福岡市内の複数の住宅に、強盗の下見の可能性があるとみられている不審な業者の訪問が相次いだ問題で、福岡県糸島市の住宅でも同じような不審な業者の目撃が複数確認されていることが分かりました。

糸島警察署によりますと、今年8月中旬から10月中旬にかけて、糸島市の前原北2丁目、神在東4丁目、浦志、前原駅南のあわせて4軒の住宅に通信業者を名乗る男が訪れ、「電柱の工事をします」などと言って工事を装い、「いつ留守にするのか」などと住人が不在にする状況を聞き出そうとする事案が発生しました。このうち、前原北2丁目の住宅では家族構成まで聞かれていました。

福岡市で不審な業者の訪問が相次いだことを伝えるニュースを見た住人が、糸島警察署に相談し、発覚しました。4件はいずれも日付がはっきりせず、防犯カメラやインターホンの映像がないことなどから、福岡市のケースと同一人物かどうかは分からないということです。

糸島警察署では、強盗の下見の可能性も含め警戒を強めるとともに、不審な人物が訪問してきた場合は以下に注意するよう住民らに呼び掛けています。

◆身分証等を必ず確認し、相手が名乗った事業所に確認しましょう。
◆安易に他人に個人情報を話さないようにしましょう。
◆身に危険を感じたら、すぐに110番通報しましょう。

(情報提供先:糸島警察署 電話:092-323-0110)

福岡県内では10月、福岡市早良区高取や百道などの複数の戸建て住宅に通信会社の社員を男が訪れ、「電柱から線を引く工事をするので近くを回っている」などと工事を装い、「いつ留守にするのか?」「車はいつ使うのか?」などと、住人が不在にする状況を聞き出そうとしました。不審な男は黒色や紺色の服を着て、手にはバインダーやタブレットを持ち、年齢は20~40代くらいとみられていて、同一人物かどうかは分かっていません。

関東で相次ぐ闇バイトの強盗事件では、一部の現場周辺で事件発生の数カ月前から不審な業者の訪問が相次いでいたことが分かっていて、警察は福岡市や糸島市のケースも強盗の下見の可能性もあると指摘しています。

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