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福岡市初 人工の“地下河川”を建設…香椎川沿いに約700メートル シールドマシンで掘削 大雨での浸水を軽減へ

政治・行政

6時間前

福岡市が大雨による浸水被害を軽減するため、初めて「地下に川を作る工事」を進めています。



1999年6月、福岡市内一帯で大きな被害が出た大雨災害では、JR博多駅周辺などが水につかったことから、これ以降、福岡市は浸水対策を進めています。



◆記者リポート
「福岡市東区です。この周辺の浸水対策として、福岡市は初めて地下に新たな川を作ります」

1999年の大雨で氾濫した香椎川に沿って地下に作るのが、福岡市初となる“地下河川”です。



◆福岡市道路下水道局 河川課 坂尻和隆 課長
「通常、河川改修というと、川の幅を広げる・川の底を掘るなど川の断面を広げるのが一般的だが、(香椎川は)JRが2路線横断しているのと、周辺にマンション等の住宅が密集しているため、地下河川という方法が有利と判断」

その地下河川を作るのが、23日から本格的に動き出した「シールドマシン」。

直径4.5メートルで、地盤を横に掘り進めることができる掘削機です。

一般的な地下の工事が道路を規制した上で掘っていくのに対し、シールドマシンは地下を堀り進めるため、地上への影響も少なく騒音や振動も小さくできます。



整備する地下河川の長さは712メートル。

香椎川の容量は1時間で30ミリですが、大雨が降って水かさが増えた際、1時間40ミリの雨に対応できる地下河川に水を逃がすことで、1時間70ミリまで容量が増えることになるということです。



◆福岡市道路下水道局 河川課 坂尻和隆 課長
「安全で、かつできるだけ早く供用開始できるように、施工業者と共に努めてまいりたいと思います」

通常の工事より工期が短縮できるシールドマシンを使った掘削工事。

香椎川の地下河川は、来年3月に完成予定です。
福岡市が大雨による浸水被害を軽減するため、初めて「地下に川を作る工事」を進めています。
1999年6月、福岡市内一帯で大きな被害が出た大雨災害では、JR博多駅周辺などが水につかったことから、これ以降、福岡市は浸水対策を進めています。
◆記者リポート
「福岡市東区です。この周辺の浸水対策として、福岡市は初めて地下に新たな川を作ります」

1999年の大雨で氾濫した香椎川に沿って地下に作るのが、福岡市初となる“地下河川”です。
◆福岡市道路下水道局 河川課 坂尻和隆 課長
「通常、河川改修というと、川の幅を広げる・川の底を掘るなど川の断面を広げるのが一般的だが、(香椎川は)JRが2路線横断しているのと、周辺にマンション等の住宅が密集しているため、地下河川という方法が有利と判断」

その地下河川を作るのが、23日から本格的に動き出した「シールドマシン」。

直径4.5メートルで、地盤を横に掘り進めることができる掘削機です。

一般的な地下の工事が道路を規制した上で掘っていくのに対し、シールドマシンは地下を堀り進めるため、地上への影響も少なく騒音や振動も小さくできます。
整備する地下河川の長さは712メートル。

香椎川の容量は1時間で30ミリですが、大雨が降って水かさが増えた際、1時間40ミリの雨に対応できる地下河川に水を逃がすことで、1時間70ミリまで容量が増えることになるということです。
◆福岡市道路下水道局 河川課 坂尻和隆 課長
「安全で、かつできるだけ早く供用開始できるように、施工業者と共に努めてまいりたいと思います」

通常の工事より工期が短縮できるシールドマシンを使った掘削工事。

香椎川の地下河川は、来年3月に完成予定です。

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