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広がる“痛くないインフル検査” のどを撮影しAIが分析…10数秒で結果判明 患者の負担小さく 福岡

暮らし

2025/01/29 14:30

本格的な受験シーズンを迎え、インフルエンザなど感染症への警戒が続いています。

こうした中、福岡の医療現場では「痛くない」最新の検査が広がりつつあります。



全国の国立大学で27日に一斉に始まった一般選抜いわゆる2次試験の願書受け付け。

九州大学では職員が志願者から届いた書類の確認作業を行いました。

共通テストに続く第2の関門。

2月25日に前期試験を控える中、受験生の間で警戒が続いているのがインフルエンザなどの感染症です。



◆九州大学入試課 嶋田欣也さん
「九州大学ではインフルエンザによる追試験はないため、欠席扱い。手洗い・うがいをしっかりして、試験当日に備えてほしい」



県内ではインフルエンザが流行のピークを超えたとの指摘もありますが、感染症の専門家は…。

◆長崎大学医学部 森内浩幸教授
「これまではほとんど全てがA型のH1N1というタイプだったが、次はB型による流行のピークを迎える可能性はある。もうすでにインフルエンザにかかった人も、今度はB型にかかってしまうことも十分にある」



こうした中、県内のクリニックでは最新機器を使った「痛くない」インフルエンザの検査が広がりつつあります。

使用するのはAIを搭載した「nodoca(ノドカ)」です。

実際に体験してみました。



検査は6歳以上が対象で、鼻ではなく専用のカメラを使って「のど」を撮影します。

◆たけいち内科胃腸クリニック 武市昌郎院長
「終わりです」

◆記者リポート
「全然苦しくないですね」

検査は数十秒で終了。



撮影したのどの画像を、AIがインフルエンザに特徴的な所見がないか分析し、陽性か陰性かを判定します。

検査が終わってわずか数秒から10数秒で結果が出るため、患者の待ち時間も大幅に短縮できます。

◆たけいち内科胃腸クリニック 武市昌郎院長
「従来のスワブ(綿棒)を突っ込まれるのに比べると、患者さんの苦痛とか負担は格段に減ると思う」

検査の料金は従来と変わらず3000円ほどで、検査キットを使用しないため、流行のピーク時にキットが不足する懸念もありません。

さらに、発症から時間が経っていない場合は、従来の方法より正確に診断できるといいます。



◆たけいち内科胃腸クリニック 武市昌郎院長
「(従来の)検体を採取する検査の場合、熱が出始めてから早い時間帯は、インフルエンザウイルスが増えていないので、検査しても出ないことが多い、その点ではこちらの方が有効性ある早い時間帯の診断に向いている」

患者と医師双方の負担軽減につながる「nodoca」。

今後、さらに普及が進むのか注目されます。
本格的な受験シーズンを迎え、インフルエンザなど感染症への警戒が続いています。

こうした中、福岡の医療現場では「痛くない」最新の検査が広がりつつあります。
全国の国立大学で27日に一斉に始まった一般選抜いわゆる2次試験の願書受け付け。

九州大学では職員が志願者から届いた書類の確認作業を行いました。

共通テストに続く第2の関門。

2月25日に前期試験を控える中、受験生の間で警戒が続いているのがインフルエンザなどの感染症です。
◆九州大学入試課 嶋田欣也さん
「九州大学ではインフルエンザによる追試験はないため、欠席扱い。手洗い・うがいをしっかりして、試験当日に備えてほしい」
県内ではインフルエンザが流行のピークを超えたとの指摘もありますが、感染症の専門家は…。

◆長崎大学医学部 森内浩幸教授
「これまではほとんど全てがA型のH1N1というタイプだったが、次はB型による流行のピークを迎える可能性はある。もうすでにインフルエンザにかかった人も、今度はB型にかかってしまうことも十分にある」
こうした中、県内のクリニックでは最新機器を使った「痛くない」インフルエンザの検査が広がりつつあります。

使用するのはAIを搭載した「nodoca(ノドカ)」です。

実際に体験してみました。
検査は6歳以上が対象で、鼻ではなく専用のカメラを使って「のど」を撮影します。

◆たけいち内科胃腸クリニック 武市昌郎院長
「終わりです」

◆記者リポート
「全然苦しくないですね」

検査は数十秒で終了。
撮影したのどの画像を、AIがインフルエンザに特徴的な所見がないか分析し、陽性か陰性かを判定します。

検査が終わってわずか数秒から10数秒で結果が出るため、患者の待ち時間も大幅に短縮できます。

◆たけいち内科胃腸クリニック 武市昌郎院長
「従来のスワブ(綿棒)を突っ込まれるのに比べると、患者さんの苦痛とか負担は格段に減ると思う」

検査の料金は従来と変わらず3000円ほどで、検査キットを使用しないため、流行のピーク時にキットが不足する懸念もありません。

さらに、発症から時間が経っていない場合は、従来の方法より正確に診断できるといいます。
◆たけいち内科胃腸クリニック 武市昌郎院長
「(従来の)検体を採取する検査の場合、熱が出始めてから早い時間帯は、インフルエンザウイルスが増えていないので、検査しても出ないことが多い、その点ではこちらの方が有効性ある早い時間帯の診断に向いている」

患者と医師双方の負担軽減につながる「nodoca」。

今後、さらに普及が進むのか注目されます。

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