「浸透圧発電」日本初の実用化 福岡市の海水淡水化センター 塩分濃度の差を利用 年間の発電量は一般家庭290世帯分
暮らし
2025/08/05 18:20
天候に左右されない日本初の「発電施設」が福岡市に完成しました。
世界が注目する新たな発電技術を取材しました。
世界が注目する新たな発電技術を取材しました。
5日に発電を開始したのは福岡市東区に建設された海水淡水化センター「まみずピア」です。
この施設では海水を淡水にして水道用水を作る際に放流される「濃縮海水」と、近くの下水道処理センターから放流される処理水の塩分濃度の差を利用して発電をします。
この施設では海水を淡水にして水道用水を作る際に放流される「濃縮海水」と、近くの下水道処理センターから放流される処理水の塩分濃度の差を利用して発電をします。
「浸透圧発電」と呼ばれるこの技術は、太陽光発電などとは違って天候に左右されないのが特徴で、日本で実用化されるのは初めてです。
将来的には一般の海水を使った発電も期待できると言います。
将来的には一般の海水を使った発電も期待できると言います。
◆海水淡水化センター 廣川憲二 所長
「一般の海水を使った発電が実用化になると、日本中ひいては世界にまで大きく広がっていく。そういったところに期待しています」
総工費は7億円で、年間の発電量は一般家庭290世帯分、サッカーコート2面分の太陽光パネルに相当するとされています。
発電された電気はすべて「まみずピア」で使用され、これから5年間、採算性などの検証が行われることになっています。
「一般の海水を使った発電が実用化になると、日本中ひいては世界にまで大きく広がっていく。そういったところに期待しています」
総工費は7億円で、年間の発電量は一般家庭290世帯分、サッカーコート2面分の太陽光パネルに相当するとされています。
発電された電気はすべて「まみずピア」で使用され、これから5年間、採算性などの検証が行われることになっています。
あなたにおすすめ
最新
BREAKING NEWS
-
3時間前
【速報】九州道下り線が通行止め 広川IC→八女IC 乗用車横転し2人搬送も女性死亡 福岡【18日午前2時時点】
-
10時間前
【福岡刺傷事件】「待ち伏せを繰り返すなら出禁にします」と言われHKT男性スタッフを刺したか 容疑者宅を捜索 車内から別の包丁1本押収 計3本を「今月に入り購入」
-
10時間前
大丸福岡天神店で『冬の北海道展』 九州初を含む45店舗 目玉は「ほっこりおいも特集」 50周年記念「1975円」弁当も 12月30日まで
-
11時間前
新「福岡武道館」内部を公開 地下1階・地上4階 体育館も設置され多様なスポーツにも対応 2026年1月オープン 福岡市
-
11時間前
福岡市の「新天町」「パルコ」再開発 完成イメージ図を初公開 天神・大名つなぐ商店街を設置 シンボルの時計台も継承 総事業費1890億円
















