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“石破おろし”や“連立拡大”…福岡選出議員はどう動く 迫る自民党の両院議員総会 無所属の緒方林太郎議員「自民党入りはない」

政治・行政

2時間前

自民党の両院議員総会が8日に開かれます。

いわゆる「石破おろし」や連立拡大の行方などが注目されますが、福岡のキーマンたちはどう動くのでしょうか。

◆国民民主党 玉木雄一郎 代表
「そもそも総理、いつまで続投されるんですか?」

◆石破茂 首相
「国難という言い方をあえてするならばその突破。それがいつなのかということは断定できない」

5日に閉会した臨時国会でも各党から追及が相次いだ石破首相の進退問題。

そうした中、自民党が8日に開くのが、「両院議員総会」です。

両院議員総会は、自民党が7月末に開いた「両院議員懇談会」とは異なり、重要事項の議決権を有します。

一部の議員は、ここで石破首相を退陣に追い込む姿勢を強めていますが、対する首相も「逃げずに説明する」と続投の意向を崩していません。
今後の政局を左右する重要な局面を前に、福岡の国会議員は…。

◆自民党 鬼木誠 衆院議員
「自民党が小選挙区制以降、多数者に迎合する政策をとってきて、伝統的支持層がことごとく離反していったということの反省が必要ではないか、ということを議員懇談会で述べさせてもらった」

先の議員懇談会で参院選での大敗の理由をこう指摘したという、自民党の鬼木誠議員。

議員総会のポイントは、総裁選を前倒しできる「リコール規定」に踏み込むかどうかだと話しますが、自らの立ち位置については…。

◆自民党 鬼木誠 衆院議員
「その後の展望がどう描けるか。辞めれば全てが片付くとは思えない。どう自民党を立て直せるのかというところまで絵が描けてないといけない」
一方、7月の参院選福岡選挙区でトップ当選し、その後、自民党の参院議員会長に就任した松山政司議員は、石破首相の国会運営や日米関税交渉を高く評価しています。

◆自民党 松山政司 参院会長
「国会運営については、石破政権、大変協力してくれて一緒にやってきた。予算も年度内に成立できて、やはりアメリカとの関税交渉。非常に私は評価をしているので、詰めるべきところはたくさんあるから、しっかりこれだけは仕上げてもらいたい」

衆参両院で与党過半数割れの中、自民党が模索するのが、一部野党を取り込む連立政権の拡大です。
その有力候補と目されるのが参院選で伸び悩み、生き残りをかける日本維新の会です。

前原共同代表が、「連立に対して、党内で反対意見はない」と発言したこともあり、にわかに注目されています。

福岡11区の村上智信議員は政権入りで、政策を実現しやすくなる利点を語る一方で懸念も抱いています。

◆福岡11区 維新 村上智信 衆院議員
「自公と近づくと、同じように支持率が下がるのではないか。その議論はこれから行われるではないかと思うが、まだその案内も予告も何もない」
そうした中、虎視眈々と状況を見極めているのが、福岡9区の無所属、緒方林太郎議員です。

去年の衆院選では「無所属での出馬はこれで最後」と発言し、一部では自民党入りも噂されていましたが…。

◆福岡9区 無所属 緒方林太郎 衆院議員
「自分が自民党に行くということではなく、そういうことは全く考えていない」

これまで、明確な姿勢を示してこなかった緒方議員ですが、「自民党入りはない」と明言し、その上で、同じ無所属議員4人でつくる会派での新たな連立政権入りに含みを持たせました。

◆福岡9区 無所属 緒方林太郎 衆院議員
「政界再編のうねりが起きるということは、私の期待感の中に入っている。ひとつの日本政治の転換期になるのではないか」

揺れる石破政権。

8日の両院議員総会がひとつの分岐点となるのか、注目されます。

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