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いま世界的な抹茶ブーム アメリカの食のプロたちが福岡産「八女茶」を視察 「NYの消費者にも八女茶の魅力を伝えたい」

暮らし

3時間前

アメリカ・ニューヨークから福岡を訪れたのは、高級ホテルのバイヤーや食の一流雑誌のジャーナリスト。

今、世界的人気を誇る福岡の特産品の生産現場を視察しました。



午前8時、博多駅近くのホテルに集まった4人の外国人。

Q.きょうはどちらから?
◆スティーブン氏
「ニューヨーク。とても興奮している」

期待に胸を膨らませるニューヨーカーたちの正体は…



全世界に30拠点以上を展開するラグジュアリーホテル「アマン・ニューヨーク」のスティーブン氏。



アメリカの高級寿司レストラン「Sushi Nakazawa」のディーン氏。



ニューヨークを代表する高級日本茶専門「ケトル」のザック氏。



そして「食のオスカー賞」と言われる賞を受賞した食のジャーナリスト、マックス氏。



期待に胸を膨らませた「食のプロ」たちが向かった先は…

福岡県八女市にある八女茶の畑です。

このイベントは、県産食品のさらなる輸出拡大を目的に県が企画したもので、高級ホテル「アマン・ニューヨーク」やニューヨークを代表する高級日本茶専門店のバイヤーなどを招へいし、11日から3日間、八女茶の産地を視察してもらう予定です。



Q.茶畑を見るのは何回目ですか?
◆ディーン氏
「初めてです。もっと詳しく知るのが待ちきれない」

◆ザック氏
「It’s smell good。いいにおいする」

ニューヨークでお茶に関わる仕事をしている4人は興奮を隠しきれない様子。

八女茶の魅力について生産者に熱心に質問したり茶葉の香りを確かめたりしていました。



その後、一行は製茶工場へ。

◆角田製茶 角田龍也 社長
「さわって手の感覚でどれぐらい蒸れているかな?」

茶畑で摘んだ茶葉がどのような工程でお茶になるのか、一次加工の説明を熱心に聞いていました。



ニューヨークでは日本茶の人気が高まっていて、味の良さを理解する人が増えているといいます。

実際に3種類の八女茶を試飲してみることに…

種類ごとに香りや味をじっくりと楽しむ姿は、まさに「食のプロ」です。

◆ザック・マンガン氏
「甘さと旨味と香りが完璧なバランスだね」

同じ八女茶でもそれぞれの「旨味」に満足した様子の4人。



一方で、生産の現場では頭の痛い問題も起きているといいます。

Q.海外での需要の高まりを感じた?
◆角田製茶 角田龍也 社長
「感じています。今のところ(海外の需要は)抹茶がメイン」

それは、世界的な抹茶ブームです。

◆角田製茶 角田龍也 社長
「後継者もいなくて辞める人も多くて、生産量が減ったうえに、いま抹茶ブームで(原料の)てん茶の生産に切り替わっているので、煎茶の生産が減っている。値段が上がっている状態」

もともと抹茶、煎茶、番茶は同じ茶葉から異なる製法で作られるため、抹茶人気の高まりが番茶や煎茶の生産量の減少につながっているのです。

こうした中 行われた今回の視察。



抹茶だけではない、日本茶の魅力を知ってもらおうと一行が案内されたのは、八女市の交流館です。



ここでは、水出し緑茶の試飲や、茶葉を使った料理を味わうなど、日本茶の多彩な楽しみ方を体験しました。



◆スティーブン氏
「アメリカでは今、ノンアルコールカクテルへの大きな流れが起きています。私はお茶の自然の風味を活かして、もっと面白くて奥行きのある飲み物を作ろうとしています」

◆ザック氏
「私は人と会うのが大好きです。だから、お茶の生産者や製造者と会ってお茶作りへの情熱に触れる機会を得られたことは、本当に楽しかったです」

抹茶ブームをきっかけに注目される「日本のお茶」。

福岡県は、「ニューヨークの消費者にも八女茶の魅力をさらに伝えていきたい」としています。
アメリカ・ニューヨークから福岡を訪れたのは、高級ホテルのバイヤーや食の一流雑誌のジャーナリスト。

今、世界的人気を誇る福岡の特産品の生産現場を視察しました。
午前8時、博多駅近くのホテルに集まった4人の外国人。

Q.きょうはどちらから?
◆スティーブン氏
「ニューヨーク。とても興奮している」

期待に胸を膨らませるニューヨーカーたちの正体は…
全世界に30拠点以上を展開するラグジュアリーホテル「アマン・ニューヨーク」のスティーブン氏。
アメリカの高級寿司レストラン「Sushi Nakazawa」のディーン氏。
ニューヨークを代表する高級日本茶専門「ケトル」のザック氏。
そして「食のオスカー賞」と言われる賞を受賞した食のジャーナリスト、マックス氏。
期待に胸を膨らませた「食のプロ」たちが向かった先は…

福岡県八女市にある八女茶の畑です。

このイベントは、県産食品のさらなる輸出拡大を目的に県が企画したもので、高級ホテル「アマン・ニューヨーク」やニューヨークを代表する高級日本茶専門店のバイヤーなどを招へいし、11日から3日間、八女茶の産地を視察してもらう予定です。
Q.茶畑を見るのは何回目ですか?
◆ディーン氏
「初めてです。もっと詳しく知るのが待ちきれない」

◆ザック氏
「It’s smell good。いいにおいする」

ニューヨークでお茶に関わる仕事をしている4人は興奮を隠しきれない様子。

八女茶の魅力について生産者に熱心に質問したり茶葉の香りを確かめたりしていました。
その後、一行は製茶工場へ。

◆角田製茶 角田龍也 社長
「さわって手の感覚でどれぐらい蒸れているかな?」

茶畑で摘んだ茶葉がどのような工程でお茶になるのか、一次加工の説明を熱心に聞いていました。
ニューヨークでは日本茶の人気が高まっていて、味の良さを理解する人が増えているといいます。

実際に3種類の八女茶を試飲してみることに…

種類ごとに香りや味をじっくりと楽しむ姿は、まさに「食のプロ」です。

◆ザック・マンガン氏
「甘さと旨味と香りが完璧なバランスだね」

同じ八女茶でもそれぞれの「旨味」に満足した様子の4人。
一方で、生産の現場では頭の痛い問題も起きているといいます。

Q.海外での需要の高まりを感じた?
◆角田製茶 角田龍也 社長
「感じています。今のところ(海外の需要は)抹茶がメイン」

それは、世界的な抹茶ブームです。

◆角田製茶 角田龍也 社長
「後継者もいなくて辞める人も多くて、生産量が減ったうえに、いま抹茶ブームで(原料の)てん茶の生産に切り替わっているので、煎茶の生産が減っている。値段が上がっている状態」

もともと抹茶、煎茶、番茶は同じ茶葉から異なる製法で作られるため、抹茶人気の高まりが番茶や煎茶の生産量の減少につながっているのです。

こうした中 行われた今回の視察。
抹茶だけではない、日本茶の魅力を知ってもらおうと一行が案内されたのは、八女市の交流館です。
ここでは、水出し緑茶の試飲や、茶葉を使った料理を味わうなど、日本茶の多彩な楽しみ方を体験しました。
◆スティーブン氏
「アメリカでは今、ノンアルコールカクテルへの大きな流れが起きています。私はお茶の自然の風味を活かして、もっと面白くて奥行きのある飲み物を作ろうとしています」

◆ザック氏
「私は人と会うのが大好きです。だから、お茶の生産者や製造者と会ってお茶作りへの情熱に触れる機会を得られたことは、本当に楽しかったです」

抹茶ブームをきっかけに注目される「日本のお茶」。

福岡県は、「ニューヨークの消費者にも八女茶の魅力をさらに伝えていきたい」としています。

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