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福岡で富裕層向けマンションが相次ぐワケ 九電が“全室1億円超”マンション事業を発表 JR九州の物件は福岡初“10億円”超なるか 「50年」住宅ローンも人気

暮らし

12時間前

九州電力がマンションの新ブランドを発表しました。

「超高級」路線とされるその価格や狙いを取材しました。



県内最上級ホテル、ザ・リッツ・カールトン・福岡。

豪華絢爛な会場で九州電力が12日に発表したのが…

◆九州電力 西山勝 社長
「ハイエンド向けの新たなコンセプトのレジデンスブランドの開発を決意いたしました」

富裕層向けマンション事業への参入です。



ブランド名は「グラウンディ」。

第1号の物件は地上9階建て、全10邸のぜいたくなつくりで、特に最上階のプレミアムルームは、なんと250平方メートル超えです。

建設予定地は福岡市中央区で、水と緑豊かな大濠公園を望む人気エリア「大濠1丁目」。

気になるそのお値段は…

◆九州電力 西山勝 社長
「目安としては億を超えていく販売価格帯になるか」

全室1億円超えとみられています。



◆街の人
「1億って、ちょっと手が出ない」

◆街の人
「すごい。買われるのがどんな方なのか」



九州電力が参入した超高級マンション事業。

実はひと足早くJR九州が驚きの価格が想定されるマンションの建設を進めているんです。

◆川崎キャスター
「中央区警固の交差点に来ました。巨大なクレーン者も今動いていますね。この超一等地に今、高層タワーマンションが建設中なんです」

福岡市中央区警固の交差点そば、地下鉄赤坂駅を最寄りに天神にも歩いて行ける一等地で、再来年の完成を目指す「MJR」ブランドのタワーマンションです。



◆JR九州 住宅開発部 安藤康隆 担当部長
「こちらがリビングダイニング」

Q.広いですね?
◆JR九州 住宅開発部 安藤康隆 担当部長
「リビングダイニングで43畳」

Q.43畳…
◆JR九州 住宅開発部 安藤康隆 担当部長
「上層階の一番広い部屋は(全体で)320平米ほど。それなりの広さになるのでお値段も…」



まだ販売価格は発表されていませんが、不動産鑑定士に最上階の予想価格を聞いてみると…

◆不動産鑑定士 渡邉悟さん
「10億を超える部屋が出るとも言われています」

なんと10億円超え。

大手企業が相次いで超高級マンションの建設に乗り出す背景については…

Q.一般の人にとっては手が出ないが、企業としてどういう戦略?
◆不動産鑑定士 渡邉悟さん
「郊外で例えば今まで4000万円で建てられたところが、土地の値段がやはり上がっていて、建築費も非常に上がって、今だったら5500万ぐらい取らないと適切な利益が取れない。その点こういう高額物件は、気に入ったらいくらでも買うという骨董品みたいな形になっているので、適切な利益を取れる」

Q.一般層の方々にたくさん売るより、個数少なくても5億円、10億円で売っていった方が利益が出る?
◆不動産鑑定士 渡邉悟さん
「利益は出ますね」

福岡では近年、郊外のマンションも値上がりが続き、中間層向けの物件ではあまり利益が望めない一方、気に入れば億超えもいとわない富裕層をターゲットにした方が大きな利益が期待できるというのです。

Q.この物件の10億円が順調に売れたら、他の物件への影響はある?
◆不動産鑑定士 渡邉悟さん
「大きい。もう福岡でも10億いける。じゃあ12億、この立地ならという…」



12日、九州電力が発表した富裕層向けマンションの新ブランド「グラウンディ」。

大濠公園そばで工事が進む第1号物件の完成予定は3年後で、九電は今後3年に1度のペースでシリーズのマンションを建設していく方針です。

◆九州電力 西山勝 社長
「その地域で暮らす豊かさの本質を追求した住まいづくりを行うこと。その住まいが、住む人にとってだけでなく、地域全体の魅力を高める存在に」

価格高騰の収束が見えない福岡のマンション事情。

建築費の上昇などを背景に、今後も富裕層向けの物件が増えていくかもしれません。

福岡では続々と「超ハイクラスマンション」が登場していますが、「住宅ローン」事情も変化が起きています。

住宅ローンを取り扱う金融機関では、返済期間が「50年」つまり「半世紀ローン」のプランが相次いで登場しています。

そして、このかつてない長期ローンが今かなりの人気になるほど需要があり、福岡のある地銀では今年の上半期40年を超えるローンを組む人の割合が全体の35%を占めたそうです。

去年の同じ時期が17%だったので、この1年間で40年超えローンの割合が倍増したことになります。

ちなみに84歳までに完済しないといけないそうです。
九州電力がマンションの新ブランドを発表しました。

「超高級」路線とされるその価格や狙いを取材しました。
県内最上級ホテル、ザ・リッツ・カールトン・福岡。

豪華絢爛な会場で九州電力が12日に発表したのが…

◆九州電力 西山勝 社長
「ハイエンド向けの新たなコンセプトのレジデンスブランドの開発を決意いたしました」

富裕層向けマンション事業への参入です。
ブランド名は「グラウンディ」。

第1号の物件は地上9階建て、全10邸のぜいたくなつくりで、特に最上階のプレミアムルームは、なんと250平方メートル超えです。

建設予定地は福岡市中央区で、水と緑豊かな大濠公園を望む人気エリア「大濠1丁目」。

気になるそのお値段は…

◆九州電力 西山勝 社長
「目安としては億を超えていく販売価格帯になるか」

全室1億円超えとみられています。
◆街の人
「1億って、ちょっと手が出ない」

◆街の人
「すごい。買われるのがどんな方なのか」
九州電力が参入した超高級マンション事業。

実はひと足早くJR九州が驚きの価格が想定されるマンションの建設を進めているんです。

◆川崎キャスター
「中央区警固の交差点に来ました。巨大なクレーン者も今動いていますね。この超一等地に今、高層タワーマンションが建設中なんです」

福岡市中央区警固の交差点そば、地下鉄赤坂駅を最寄りに天神にも歩いて行ける一等地で、再来年の完成を目指す「MJR」ブランドのタワーマンションです。
◆JR九州 住宅開発部 安藤康隆 担当部長
「こちらがリビングダイニング」

Q.広いですね?
◆JR九州 住宅開発部 安藤康隆 担当部長
「リビングダイニングで43畳」

Q.43畳…
◆JR九州 住宅開発部 安藤康隆 担当部長
「上層階の一番広い部屋は(全体で)320平米ほど。それなりの広さになるのでお値段も…」
まだ販売価格は発表されていませんが、不動産鑑定士に最上階の予想価格を聞いてみると…

◆不動産鑑定士 渡邉悟さん
「10億を超える部屋が出るとも言われています」

なんと10億円超え。

大手企業が相次いで超高級マンションの建設に乗り出す背景については…

Q.一般の人にとっては手が出ないが、企業としてどういう戦略?
◆不動産鑑定士 渡邉悟さん
「郊外で例えば今まで4000万円で建てられたところが、土地の値段がやはり上がっていて、建築費も非常に上がって、今だったら5500万ぐらい取らないと適切な利益が取れない。その点こういう高額物件は、気に入ったらいくらでも買うという骨董品みたいな形になっているので、適切な利益を取れる」

Q.一般層の方々にたくさん売るより、個数少なくても5億円、10億円で売っていった方が利益が出る?
◆不動産鑑定士 渡邉悟さん
「利益は出ますね」

福岡では近年、郊外のマンションも値上がりが続き、中間層向けの物件ではあまり利益が望めない一方、気に入れば億超えもいとわない富裕層をターゲットにした方が大きな利益が期待できるというのです。

Q.この物件の10億円が順調に売れたら、他の物件への影響はある?
◆不動産鑑定士 渡邉悟さん
「大きい。もう福岡でも10億いける。じゃあ12億、この立地ならという…」
12日、九州電力が発表した富裕層向けマンションの新ブランド「グラウンディ」。

大濠公園そばで工事が進む第1号物件の完成予定は3年後で、九電は今後3年に1度のペースでシリーズのマンションを建設していく方針です。

◆九州電力 西山勝 社長
「その地域で暮らす豊かさの本質を追求した住まいづくりを行うこと。その住まいが、住む人にとってだけでなく、地域全体の魅力を高める存在に」

価格高騰の収束が見えない福岡のマンション事情。

建築費の上昇などを背景に、今後も富裕層向けの物件が増えていくかもしれません。

福岡では続々と「超ハイクラスマンション」が登場していますが、「住宅ローン」事情も変化が起きています。

住宅ローンを取り扱う金融機関では、返済期間が「50年」つまり「半世紀ローン」のプランが相次いで登場しています。

そして、このかつてない長期ローンが今かなりの人気になるほど需要があり、福岡のある地銀では今年の上半期40年を超えるローンを組む人の割合が全体の35%を占めたそうです。

去年の同じ時期が17%だったので、この1年間で40年超えローンの割合が倍増したことになります。

ちなみに84歳までに完済しないといけないそうです。

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