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百条委員会の設置“予算がない”発言に抗議 「予算を理由に議案提出権が制限されるべきではない」 県議会では「ワンへルス」質問相次ぐ 福岡

政治・行政

1時間前

福岡県議会でにわかに注目されているのが『百条委員会』の設置議案です。

議会事務局は、その予算の捻出について苦言を呈していますが、これに対し、提案者の県議たちが、抗議の声をあげました。
14日午前、金銭授受疑惑を告発した吉松源昭県議をはじめとする超党派の県議たちが、議長室を訪れました。

というのも、話は13日にさかのぼります。

◆議会事務局 光永雅哉 事務局長(13日)
「調査に要する経費が記載されておりますけれども、この予算措置について、どのようにされるお考えでしょうか?事務局に丸投げをされるということですか?」

◆吉松源昭 県議
「それこそ、それは議会で議論することではないでしょうか」
吉松県議ら少数会派を中心に9人の県議が13日に提出した、高額な海外視察や金銭授受問題を選ばれた県議たちで調査する『百条委員会』の設置議案。

500万円以内としたその経費をどう捻出するのか、議会事務局から苦言を呈されていました。

◆吉松源昭 県議
「今まで散々『今から海外視察行きます』と、1000万円、2000万円の予算を付けよったやないですか。なんで『百条委員会』の時だけ予算がない話になるんですか」

◆議会事務局 光永雅哉 事務局長
「でも法律上、そうなっているんですよ」
そして、一夜が明けた、きょう…

◆吉松源昭 県議
「『百条委員会』の設置議案を提出することと、その調査経費について予算措置を講じることは、別の問題ではないでしょうか。私たちは、予算上の課題を理由として、地方自治法に基づく議員の議案提出権が制限されるべきではないと考えます」

吉松県議らが、予算上の課題が議案の採決に影響することのないよう、抗議の申し入れを行ったのです。

一方で、当初の議案では、金銭授受疑惑の当事者である吉松県議や江藤秀之県議らも議案の提出者として調査役の委員に選任されるとしていましたが、一部から批判の声があったとして、除外する内容に変更したことも明かしました。

16日の議会最終日に採決される見通しのこの議案を巡っては、主要5会派のうち、県政PLUSと新政会が基本的に賛成する意向を表明しているものの、残る3会派は態度を明らかにしておらず、今後の動きが注目されます。
こうした中、14日の県議会は決算特別委員会の最終日。

県議たちによる服部知事への質疑が行われましたが、その多くは-

◆原竹岩海 県議
「ワンヘルス…」

◆稲又進一 県議
「ワンヘルスの…」

◆嘉村薫 県議
「ワンヘルス…」

やはり、ワンヘルスです。
国民民主党の大田京子県議は、ワンヘルスの予算が蔵内勇夫前議長の地元である筑後地方に集中していることに関して知事に問いました。
◆国民民主党 大田京子 県議
「課長答弁では、『議員や特定の団体からの強い働きかけはなかった』とのことでしたが、改めてお伺いをいたします。強い要望や働きかけは本当になかったのでしょうか」
◆福岡県 服部知事
「事業担当課が特定の議員、あるいは団体から“圧力”を受けた事実があるのか、調査を行いましたが、担当課において、そのような事実は確認されていない。適正に予算計上しているものと考えている」
一方、自民党の川端耕一県議は、福岡県みやま市に総額約200億円をかけて建設中のワンヘルスセンターを巡り、知事が名称変更の可能性を示唆したことについて質問しました。
◆自民党 川端耕一 県議
「名称をどうするか、とかではなく、まずは施設の内容について県民にきちんと理解いただくための丁寧な説明こそが必要だったと考えます。こうした点を踏まえて、センターの名称について知事の考えを問います」

◆福岡県 服部県議
「今後施設ができたら、長きにわたって地元の皆さんに親しんでいただき、支えていただかなければならない。その上で、行政改革審議会の議論も踏まえ、ワンヘルスセンターという名称がふさわしいのか、丁寧に地元・みやま市の皆さま方、市民の皆さまの声もくみ取りながら、判断をしてまいりたいと考えております」
◆自民党 川端耕一 県議
「厳しい質問をしますけれども、決意を聞いているんですよ。この決意が、しっかり腹に収まっていないと、名前を変えるとか、そういう話になる。知事がリーダーでやり出したんでしょう?知事が信念を持って最後までやらないとダメでしょう。大事なものは大事なもの、大切なものは大切なもので。その気持ちは全然伝わらなかった」

服部知事の大号令のもと、職員による県議への根回しを排除し、“ガチンコ議会”と称された今回の県議会。

最終日となる16日の本会議では、百条委員会の議案のほか、議員が守るべきルールを定めた政治倫理条例案や、県議から職員を守る条例案などが採決される予定です。
揺れに揺れた県議会の9月議会は10月16日に最終日を迎えますが、最大の焦点となるのが、そこで採決される見通しの百条委員会の設置議案です。

百条委員会は、第三者委員会と違って調査に強制力があり、証言を拒否した場合などは罰則もあり得ます。

注目は、より真相解明につながりやすいと言われる百条委員会の設置議案が可決されるかどうかです。
採決の行方を考えていきます。

投票するのは議長を除く84人で、過半数の43人の賛成で設置が決まります。

黄色の枠で囲んだ部分が賛成に投じる議員です。

まずは議案の提案者、吉松県議など少数会派7人と自民党議員の2人のあわせて9人です。

さらに、無所属議員の集まり「新政会」の6人も賛成を表明しています。

さらに、民主系の「県政プラス県議団」10人も14日に賛成に回る意向を示しました。

これで、賛成議員が25人となります。
一方、態度を保留しているのが自民党県議団の34人、公明党の10人、民主系の「県民の声ふくおか」8人などです。

よって、最大会派・自民党の判断が結果を左右することになりそうですが、すでに自民党議員が2人、賛成を表明しているように完全に一枚岩とは言えない。

いずれにせよ、強制力がある百条委員会の設置に賛成するかどうかは、蔵内議長の辞職勧告決議案の時のような「踏み絵」となりそうです。

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