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“4630万円誤送金”刑事裁判 田口被告が無罪主張へ 弁護士が会見 10月5日初公判

暮らし

2022/09/29 16:45

山口県阿武町が4630万円を誤って送金してオンラインカジノに使い込まれていたとされる事件の刑事裁判で、10月5日の初公判を前に、被告の弁護人が無罪を主張することを表明しました。

山口県阿武町の4630万円の誤送金問題を巡り、電子計算機使用詐欺の罪で起訴されている田口翔被告(24)。

起訴状によりますと、田口翔被告は誤って振り込まれたものと知りながらネットカジノの決済代行業者の口座に振り替え不法に利益を得たとされています。

初公判を前に、29日、田口被告の弁護人が会見を開き「無罪を主張」することを表明しました。
◆山田大介弁護士
「検察官の主張する電子計算機使用詐欺罪は成立しない、というふうに主張するつもりです」

会見で弁護士は田口被告は「振り込んだことを認め、道徳的責任は痛感し反省している」と客観的な事実について争いはないとしました。

その上で、検察側が決済代行業者の口座に振り替える際に「虚偽の情報を与えた」としていることに対して、ネットバンキングで操作をする中で口座番号やパスワードなどにうその情報はなかったなどとして無罪を主張する方針です。

弁護士によりますと、現在、田口被告は新型コロナに感染していて、裁判前の打ち合わせが難航しているということです。

注目の初公判は10月5日、山口地方裁判所で行われる予定です。

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