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「川野さんに言い寄る男たちが…」 “博多ストーカー殺人”5カ月前の傷害事件 男が語った動機と“包丁”

暮らし

2023/03/14 18:33

JR博多駅前のストーカー殺人事件で逮捕・起訴された男が、別の男性に暴行しケガをさせた疑いで再逮捕されました。

男は以前、TNCの取材に、この傷害事件をきっかけに“常に包丁を携帯するようになった”と話していました。
◆寺内容疑者(2月 取材による)
「複数人相手のけんかになったら、包丁1本じゃ太刀打ちできない」
「包丁2本あれば対応できる」
「両手に包丁を握って、前だけ見とけばいい」

接見に訪れたTNCの記者に対し、包丁2本を使ったけんかの勝ち方を披露した男、寺内進容疑者(31)です。

福岡市のJR博多駅前で今年1月、元交際相手、川野美樹さん(当時38)の胸や頭などを包丁で何度も刺して殺害したなどとして逮捕・起訴されています。

その寺内容疑者が14日、別の男性に対する傷害の疑いで再逮捕されました。
事件が起きたのは、川野さん殺害事件の5ヶ月前。

福岡市博多区上川端町の歩道で早朝、沖縄県那覇市の会社員の男性(40)の顔を複数回殴って目の周りの骨を折るなど、全治約1カ月のケガをさせた疑いが持たれています。

◆110番通報(取材による)
「仲間がボコボコにされている」

警察が駆け付けた時にはすでに立ち去っていたという寺内容疑者、この事件のこととみられるトラブルについて、TNCの記者に2月、内容を明かしていました。
◆寺内容疑者(2月 接見当時)
「去年8月、中洲で飲み終わってビルを出ると、川野さんに言い寄る5人の男たちがいた」
「俺は『待て待て、お前ら何しとるんや!』『お前コラ、しばいたろうか!』と注意した」「すると、向こうは『やってみろ!』『お前来いや!』と、すごんできた」
「俺は『お前ら、大人の喧嘩をみせたるぞ!』と、一人をボコボコにしてやった」
「すると、他の連中は引き下がった」

アクリル板越しに身ぶり手ぶりを交え、熱心に記者に説明しました。
◆寺内容疑者(2月、接見当時)
「川野さんと一緒に冷泉公園のあたりを歩いていたら、さっきの連中が追いかけてきて、また喧嘩になった」
「俺は、こうして、こうして、こうして、こうや!最後はエルボーで相手の背中をガツンとやって、やっつけた」

寺内容疑者自らが語った、傷害事件の内幕。

この事件をきっかけに、寺内容疑者は襲撃に備えて、常に包丁2本をカバンに入れて行動するようになったといいます。
そしてその5カ月後、寺内容疑者はその包丁を元交際相手の川野さんに向け、殺害したとされています。

傷害事件について寺内容疑者は

◆寺内容疑者の供述(取材による)
「なんで私が犯人とされているのか分かりません。私が犯人ではありません」

容疑を否認しています。

警察は、当時の状況などを詳しく調べています。

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