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女子高生“いじめ”自殺 遺族が同級生3人と和解 謝罪の言葉と手紙受け取る 北九州市

暮らし

2023/03/17 15:10

6年前、北九州市の私立高校に通う女子高生が自殺した問題で、遺族は17日に会見を開き、名指しされた3人の同級生からの謝罪を受け入れたことを明らかにしました。

会見を開いたのは、当時、北九州市内の私立高校2年生だった瑞菜(みずな)さん(当時16)の遺族です。

瑞菜さんは2017年4月、登校中に学校の近くで自ら命を絶ちました。

亡くなる直前、瑞菜さんは同級生3人の名前をあげ、そのうちの1人に「あたしに何かあったらあなたたちのせい」という趣旨のメッセージを送信していました。

遺族は学校でのいじめが自殺の原因ではないかと考え、福岡県に調査を依頼。

県や第三者委員会は調査の結果、「いじめが自殺に影響を与えたことは否定できない」とする調査結果をまとめていました。

17日の会見で、遺族は、瑞菜さんが名指しした3人の同級生との和解が成立して、3月、謝罪の言葉と手紙を受け取り、瑞菜さんのお墓にお参りをしたことを明らかにしました。

◆瑞菜さんの父親
「ずっとその(3人の)子たちを憎んで生きていかないといけないのかなと思っていたので、その気持ちがなくなったのは家族にとって気が楽になりました」

同級生から謝罪があった一方で、依然としていじめの事実を認めていない学校側は「コメントを差し控える」としています。

遺族は引き続き学校側に対して、いじめと自殺の因果関係を明らかにすることなどを求めていくとしています。

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