2024/06/28 15:00
叔父を車でひき保険金殺人 無罪主張の男(57)に無期懲役「被告以外が犯人とは考えられない」福岡地裁
事件・事故
2024/06/28 17:30
3年前、福岡県うきは市で叔父を車でひいて殺害し、保険金をだまし取った罪に問われていた男に対し、福岡地裁は無期懲役の判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、会社役員の松成英一郎被告(57)です。
判決を受けたのは、会社役員の松成英一郎被告(57)です。
判決によりますと松成被告は2021年4月、うきは市の駐車場で叔父の西村一敏さんを車で何度もひいて殺害し、その後、事故で死亡したかのように装い、死亡保険金約1500万円をだまし取りました。
これまでの裁判員裁判で一貫して無罪を主張してきた松成被告。
26日にTNC記者の接見に応じた際も「西村さんの死は事故」「やっていないことを認めるのは僕の生き様ではない」などと訴えていました。
これに対し検察側は「人の命を金に換える犯行で、強盗殺人に匹敵する」などとして無期懲役を求刑していました。
26日にTNC記者の接見に応じた際も「西村さんの死は事故」「やっていないことを認めるのは僕の生き様ではない」などと訴えていました。
これに対し検察側は「人の命を金に換える犯行で、強盗殺人に匹敵する」などとして無期懲役を求刑していました。
28日に福岡地裁で開かれた判決公判で、鈴嶋晋一裁判長は携帯電話の位置情報や現場近くの防犯カメラの映像などから「直接的な証拠はないものの諸状況を総合すれば、被告以外が犯人とは考えられない」として、松成被告が犯行に及んだと認定しました。
その上で「何の落ち度もない被害者を狙った冷酷非道な動機に酌むべき点はない」と述べ、松成被告に対し求刑通り無期懲役の判決を言い渡しました。
判決文の読み上げをじっと聞いていた松成被告は、終了後、傍聴席に向かって「ありがとうございました」と声を発し、法廷を後にしました。
その上で「何の落ち度もない被害者を狙った冷酷非道な動機に酌むべき点はない」と述べ、松成被告に対し求刑通り無期懲役の判決を言い渡しました。
判決文の読み上げをじっと聞いていた松成被告は、終了後、傍聴席に向かって「ありがとうございました」と声を発し、法廷を後にしました。
あなたにおすすめ
最新
BREAKING NEWS
-
3時間前
「気づくのが遅くなった」31歳の女を現行犯逮捕 横断歩道を歩いていた小学2年の女の子(8)を車ではねる 福岡市西区
-
6時間前
JR九州 QRコードのチケットレスを九州全域に拡大 在来線特急列車や観光列車で利用可能 7月8日から
-
6時間前
【備蓄米】1200トン精米するはずが…「拍子抜け」困惑の精米工場 大幅に入荷が滞っている理由 眠ったままのパッケージ 福岡
-
6時間前
「突然ストンと深くなる」現場付近で離岸流たびたび発生か 小学生2人溺れた事故 「子供だけで川や海に行かない」市教委が通知 福岡
-
7時間前
過去にも幼児など3人骨折の情報 観光客が大けがの皿倉山すべり台 注意喚起の対策強化し7月下旬再オープン目指す 福岡・北九州市