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福岡県のインフル感染者1週間で1万人超 1医療機関あたり59.86人 医師が懸念する「家庭内感染」 年末年始はさらなるリスク指摘

暮らし

17時間前

インフルエンザの感染が急拡大しています。

福岡県内では11週連続で感染者が増加。

人の動きが活発になる年末年始は、さらなるリスクが指摘されています。
26日、取材班が訪れたのは福岡市中央区のクリニックです。

発熱などの症状で受診した男の子は、検査の結果「インフルエンザ」と診断されました。

◆せがわクリニック 瀬川祐一 院長
「検査を受けられる方で8割がインフルエンザ陽性です。高熱が出て風邪症状が出ている方、インフルエンザの方がほとんどですね」
12月22日までの1週間に福岡県内の定点医療機関から報告されたインフルエンザの感染者数は1万1853人と今シーズン初めて1万人を超え、11週連続の増加となりました。

また、1医療機関当たりの患者数は59.86人とインフルエンザ警報の基準値となる30人を大幅に上回り、前週の1.69倍となっています。
猛威を振るうインフルエンザ。

福岡県内の感染状況について、服部知事は会見でー

◆福岡県 服部知事
「15歳未満のお子さんの感染が全体の7割を超えている。外出を控えることをお願いしたい」
こうした中、医師が懸念するのは…

◆せがわクリニック 瀬川祐一 院長
「インフルエンザの感染力は非常に強いですので、ご家族の中に感染者が出てしまうとご家庭で感染が回ってしまう」

「家庭内感染」です。

実際に夫と2歳の娘がインフルエンザになったという女性はー。

◆家族がインフルエンザに感染した女性
「(夫の)せきが出始める2日前に会社の忘年会で人が集まるところに(夫婦で)行ったのですが、そこでインフルエンザがもしかしたらうつったのかなって」

夫がインフルエンザになった2日後に2歳の娘もインフルエンザになったといいます。

◆家族がインフルエンザに感染した女性
「旦那のせきが出始める夜に寝かしつけで一緒にベッドに入ったりしたので。高熱が出たのも初めてで、普段は夜泣きしないんですけど、泣きながら何回も起きてかわいそうですね」
こうした「家庭内感染」について医師はー

◆せがわクリニック 瀬川祐一 院長
「まだインフルエンザと認識していない状況で触れ合っているときに感染していたという例が非常に多いです」

これから迎える年末年始。

高齢者や免疫力が低い人がインフルエンザに感染すると重症化するおそれがあることから、県は手洗いなどの基本的な感染対策のほか、定期的な換気なども心がけるよう呼びかけています。

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