老人ホーム入居者に平手打ちなど“暴行”　介護士の女（54）を逮捕　複数の入居者の体にあざ　虐待繰り返した疑いも　福岡

福岡市の住宅型老人ホームに派遣されていた介護士の女が複数の高齢の入居者に暴行した疑いで逮捕されました。

警察が余罪についても調べています。

暴行の疑いで逮捕されたのは福岡市早良区の介護士、口石尚子容疑者（54）です。

西警察署によりますと口石容疑者は去年9月、福岡市西区の住宅型老人ホームに入居している女性（当時94）の頬や太ももを平手打ちしたり上半身を殴ったりしたほか、別の女性（当時89）の髪をつかんで引き上げた疑いです。

口石容疑者が1人で勤務する夜勤の後に入居者の体にあざがあったことなどを不審に思った施設の関係者が警察に相談し、防犯カメラ映像の捜査などから口石容疑者の逮捕に至りました。

調べに対し口石容疑者は「身に覚えがありません」と容疑を否認しています。

複数の入居者の体にもあざがあることなどから、警察は口石容疑者が同様の虐待を繰り返していた疑いもあるとみて、余罪についても調べる方針です。