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台湾の高級魚「龍虎ハタ」福岡で熱視線 冷凍コンテナで西鉄が日本初輸入 淡泊さとうまみの上品な味わい スーパーでも販売

暮らし

3時間前

台湾からの輸入が去年解禁されたばかりの高級魚「龍虎ハタ」が、福岡で今、注目されています。

その正体と理由を取材しました。
取材班が13日に訪れたのは、福岡市南区のレガネット南長住店。

この日も献立に頭を悩ませる多くの客が訪れていました。

◆買い物客
「生姜焼きとか唐揚げとか、そんな感じ」

◆買い物客
「きのうはお肉だったから、きょうは新鮮な魚にしようかな。迷ってるとこ」
こうした中、鮮魚コーナーをのぞいてみると…。

◆記者リポート
「親しみのある切り身が並んでいますね。鮮魚コーナー、大人気です」

並んでいたのは高級魚のキンメダイに親しみのあるアジ、それに…。

龍?虎?ハタ?

何やら見慣れない魚の姿が…、なんとも強そうな名前です。
◆買い物客
「『ハタ』って書いてありますね、見たことないですね」

◆買い物客
「は?は?何これ?コハダ?」

Q.これはなんと読む?
◆店員
「龍虎(りゅうこ)ハタです、台湾から輸入しました。日本ではうちでしか販売していません」

謎の切り身の正体、それは台湾から輸入したという「龍虎ハタ」。

龍や虎を彷彿とさせるうろこの模様から名付けられ、台湾では繁栄を象徴する高級食材として知られていますが、これまで輸入が禁止されていました。
◆記者リポート
「マイナス15℃の冷凍庫の中に龍虎ハタがたたずんでいる」

このスーパーを運営する西鉄グループは去年10月に輸入が解禁されたことを受け、独自の輸入網でマイナス25℃のコンテナを使うことで、安全な状態での輸出に成功。

西鉄が運営する県内28のスーパーで切り身や弁当が販売されるほか、ホテルでは丁寧に火入れした「ソテー」やお出しでさっぱり仕上げた「揚げ出し」、それに「スープ仕立て」から中華の王道「あんかけ」まで和洋中さまざまな料理で提供されています。
◆ホテルの料理長
「淡泊でシンプル・イズ・ベスト。うまみのある料理に仕上げた」


果たして、そのお味は…。

◆記者リポート
「揚げ出しをいただきます。淡泊なハタにしっかりとしたおだしの味が絡んで本当においしいです」

台湾の高級魚とあって、淡泊ながらもうまみが詰まった上品な味わいです。
一体なぜ福岡の西鉄が台湾の龍虎ハタを輸入しているのでしょうか?

◆西鉄 林田浩一社長
「『龍虎ハタ』もそうなんですけど、安全、おいしい、そして郷土を感じられる。そうしたものが食材としてあるということは、ビジネスチャンスとして拡大していく」
台湾の高級魚は福岡で受け入れられるのでしょうか。

スーパーの買い物客は…。

◆記者リポート
「あの方、凝視していますね」

もの珍しさが目をひくものの「龍虎ハタ」に手を伸ばす人はなかなか現れません。

別の客は…。

◆記者リポート
「かなり迷われていますね。購入をかなり迷われています。どうするんでしょうか」

何度も迷った揚げ句、ついに「龍虎ハタ」の購入を決めました。

◆購入した客
「初めてやけん食べてみようと思って」
◆西鉄ストア 山方美弥さん
「まだまだなじみがないので、手に取っていただきにくい方もいると思いますが、台湾では高級魚として人気なので、この機会に一度食べていただきたい」

台湾からやってきた高級魚「龍虎ハタ」は、西鉄ストアなどで3月23日まで販売される予定だということです。

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