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水揚げ激減で休漁続く「シロウオ」“春の風物詩”の復活めざし産卵場所づくり 市民ボランティアなどが活動 福岡・室見川

暮らし

1時間前

福岡に春の訪れを告げるシロウオを守ろうと、産卵場所を整備する取り組みが14日、行われました。
◆記者リポート
「福岡市西部を流れる室見川です。まもなく干潮時間を迎え水位が低くなる中、大勢の人が川の中に入っています」

福岡市から博多湾に注ぐ室見川に14日、集まった約100人の市民ボランティア。

その目的は…。

◆参加者
「シロウオの産卵場所を作るために石を掘り起こそうという活動をしています」
毎年この時期、博多湾から川をさかのぼるシロウオの産卵場所を整備する取り組みです。

ポン酢で味わう「おどり食い」で知られ、江戸時代から続くといわれる室見川のシロウオ漁。

かつては年間約2000キロの水揚げがありましたが、近年は護岸工事や生態系の変化などの影響で激減し、ここ数年は休漁が続いています。
産卵場所を整備する取り組みは、“春の風物詩”を復活させたいと九州産業大学などで作るグループが主導し2011年から毎年、開かれています。

◆九州産業大学 伊豫岡宏樹 准教授
「今ちゃんと考えて身の回りの環境作りとかしていかないと、シロウオに限らず少なくなっていく。川に目を向ける時間が少しでもみんなに増えたらいいなと思います」

シロウオは川底の石の下に卵を産みつける習性がありますが、近年の室見川は砂が堆積し石が埋まった状態です。
参加者たちは砂の中から石を掘り起こし、川底に広がるよう丁寧に投げ入れていました。

◆参加者
「石とか貝とかが出てきて(楽しい)。シロウオが産卵をなるべく多くできるようにしたい」

◆参加者
「活動する人は毎年増えているので意識としては上がっているんだと感じます。市民の力で増えていって、行政がバックアップしてくれるといい」
今年も休漁が決まりましたが、伊豫岡准教授は継続の重要性を強調します。

◆九州産業大学 伊豫岡宏樹 准教授
「続けないと(川の状態を)キープはできない、維持ができないというような活動です。地域の人たちにとって自分の身近な環境との関わりをうまくつなぎ止めたい」

地道な取り組みが実を結ぶ日を願い、来年以降も活動を続けるとしています。

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