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「決議案自体が県議会にとって汚点」動議提出の自民・林県議 蔵内議長の辞職勧告決議案の採決中止求める「採決は極めて拙速」 福岡県議会

政治・行政

3時間前

福岡県議会の17日の臨時議会で、蔵内勇夫議長に対し議長職の辞職勧告決議案が出されましたが、自民党県議からの動議により採決が中止となりました。

動議を出した自民党県議団の林泰輔県議が、臨時議会後に取材に応じました。

主なやりとりは以下の通りです。

林県議:
議長を辞めさせるのは重たいことだと私は思います。県議会の歴史に汚点を残すような議決はやるべきじゃないと。きちんとした十分な調査を行ってこそ断罪できるんじゃなかろうかと私は思います。こういう前例を作ってしまったら「誰が議長になったとしてもいちいちやりますか」というのを議員の皆さんに問いたかったんです。

ーー動議の決断はいつごろだったか。

林県議:
最初からです。私自身は最初から(辞任勧告決議案の採決を)やるべきじゃないと思ってました。内容もあやふやなのに当日、何をもって採決するんですか。ただの「踏み絵」です。「辞職勧告」で出したんですよ。蔵内議長を「信任するかどうか」という話ではないじゃないですか。議長という職にある者を下ろすかどうかって話ですから私はそこはちょっと趣旨が違うと思ってますし、それをもって他の全ての議員が「踏み絵」を踏まされるみたいな話になることは、私は違うと思います。

ーー動議に賛成していない議員もいたが。

林県議:
私の言葉が足りなかったんだろうと思います。

ーー自民党内ではどのようなプロセスがあったか。

林県議:
それは私は会派内で訴えて、それにご賛同いただいたと私は受け止めております。

ーー自民党県議団の議員総会では事前にどんな意見があったか。

林県議:
個別にはこういうところをきちんと伝えたほうがいいんじゃないかと、文面的なアドバイスはいただきましたけれども、趣旨自体は当初から私が言っている「とにかく順序が違う」と。先に調査をやってすべてを明らかにした上で、それをもって議長に辞職を迫るのかどうかという判断、その判断材料がないってことなんですよ。今回(動議に)反対された方は何をもって採決に進もうとしているのか、その材料がどこにあるのか私には見えなかった。

ーー自民党県議団で一致団結して「辞職勧告決議案の否決」ではまとまれなかったということか。

林県議:
僕の言っている趣旨は、決議案自体を出すこと自体が県議会にとって汚点だということ。根拠がない決議案を出すこと自体がおかしいと言っているんです。可決とか否決じゃないんです。議決をすること自体がおかしいって言ってるんです。まずは調査をやって、しっかりと事実を解明する。議長を辞めさせたところで県民が納得するんですか。僕は違うと思いますよ。

ーー動議について蔵内議長とやり取りはあったか。

林県議:
いや、ありません。
また、林議員が臨時議会で述べた動議の提案理由全文は以下の通りです。

【緊急動議の全文】

ただいま議長辞職勧告決議案について説明がなされましたが、これはたった今、上程されたものであり、われわれ議員はその趣旨について十分な理解に至っておりません。

提案者の主張については、先ほどわれわれ自身によって設置を議決した第三者委員会に加え、県の第三者委員会や行革審(行政改革審議会)における調査報告によって事実関係が解明されるものと承知しております。

このタイミングでの決議についてはそれらの調査をはばみ、またその調査内容にも影響を及ぼしかねません。

すべての議員がその調査に対して全面的に協力をし、実態を明らかにすることこそ再び県民の信頼を回復する第一歩にしなければなりません。

疑惑を疑惑のまま明らかにせず断罪することが果たして、この先の県政を担う政治家にどのように評価されるのか、長い歴史を積み上げてきた先人たちにどう映るのでしょうか。

われわれは議会人として諸般の法令に対して謙虚であるべきと申し上げます。

従ってその重大な決断を下すには、その提案内容、時間ともに不十分であり、採決を図ることは極めて拙速であります。

すべての調査結果をもって辞職相当の理由が明らかになれば、その時にこそ蔵内議長に辞職を求めることが望ましいと考えております。

よって、本議案について採決の中止を求めます。

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