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福岡県議会 金銭授受疑惑などの「百条委員会」設置へ 17日未明に議案可決 吉松県議の「動議」…採決めぐる長時間の議論の末

暮らし

4時間前

福岡県議会の9月定例議会は16日に最終日を迎えました。

金銭授受疑惑など一連の問題を調査する「百条委員会」の設置をめぐり、さまざまな動きがあり、長時間におよぶ議論の末、日をまたいだ17日未明に議案が可決されました。
16日、9月議会の最終日を迎えた福岡県議会に、初々しい新人の姿がありました。

蔵内前議長の議員辞職に伴う筑後市での補欠選挙で当選した牛島慶二郎さんです。

◆県議補選 筑後市選挙区で当選 牛島慶二郎 新県議
「筑後市民の皆さまの期待があるので、期待に沿えるように頑張っていきたい。ぜひ『百条委員会』を設置していただいて、県民・市民の方に対して説明責任を果たしたい」

牛島さんが口にした「百条委員会の設置」。
その採決をどうするかが注目された16日の県議会では、午前11時から、主要5会派の代表者などが出席する会議が開かれました。

◆大島道人 議長
「これから代表者会議を始めます」
「百条委員会」の提案者を呼び、内容について質問を重ねます。

◆公明党 新開昌彦 団長
「真相究明・解明に向けた強い調査権が期待される一方で、調査の過程で、特定の個人であったり、調査に当たる委員への相当な不当なプライバシー侵害とか名誉毀損、SNSを介したバッシングが発生しないように、細心の注意を払う必要があると私は思う。原則公開であるという風に私もそう思っているし、承知している。ただ今回の委員会の運営は、私は非公開が望ましいと思う」
◆百条委員会の提案者 吉松源昭 県議
「議員は少なくとも公人なので、議員の招致においては、やはり公開が原則ではないか。一方で、民間の方においては確かにプライバシーの問題もあるので、招聘される方が『やはり非公開でやってほしい』ということであれば、そのことについては検討するべきではないか」
スケジュールについても尋ねます。

◆県民の声ふくおか 原田博史 代表
「『2月に調査結果を出します』という話になっていると思うが、『結局、何も分からなかった』『何も解明できない』という状況も当然 想定されると思うが、何をもって調査終了とするのか」

◆百条委員会の提案者 吉松源昭 県議
「『我々の任期のうちに、我々の手でまず解明していく』ということは大事」

調査を行う15人の委員を県議の中からどうやって選ぶのかも大きな問題となります。

◆県民の声ふくおか 原田博史 代表
「委員の選任というのは、実質的に誰がどうやってやるのか」
◆自民党 渡辺勝将 会長
「中立性とか公平・公正という言葉があるが、そういうところで考えると、我が会派から出すのは公平感に欠けるようなことにもつながっていくかもしれない」

この代表者会議だけで2時間余り。

部屋から出てきた自民党の渡辺会長は-。

◆自民党 渡辺勝将 会長
「先ほどの代表者会議の議論を踏まえて、報道の皆さんはどう思われるか?あんなに議論が高まっていない中で、議会運営委員会に付託せずに、議場で、もしかしたらまだ修正が出るかもしれない。もう少し議論を深めた方がいいと思う」
◆百条委員会の提案者 吉松源昭 県議
「継続審議という話も出ているが、それこそ継続審議なんかにしたら余計 間に合わない。間に合わせようとするならば、なんとしても今議会で決めるのが第一。我々が決められるのは、あくまで来年の4月までであって、それ以降の話は新しく選ばれた議員さんでやる・やらない含めて議論されるべき」
果たして議会としてどのような判断を下すのか。

多くの傍聴者が詰めかける中、午後4時ごろ、本会議が始まりました。
そこで、『あの時』を思い出させるような動きが-

◆百条委員会の提案者 吉松源昭 県議
「動議!」

林県議が注目されるきっかけとなった「動議」を、吉松県議が行ったのです。

◆百条委員会の提案者 吉松源昭 県議
「『百条委員会』設置の議案については、一刻も早い設置が求められることから、委員会への付託を省略し、直ちに本議会において採決されることを求めます」
この動議を受け、本会議は中断。

主要会派からは不満が噴出します。

◆自民党県議団 渡辺勝将 会長
「代表者会議で話をしたことをなしにされるのなら、何の会議もいらないんじゃないか」

◆県民の声ふくおか 原田博史 代表
「こんなことばかりやるんだったら、百条委の話だって自分たちがクローズアップされて目立ちたいためだけにやっているようにしか見えないじゃないですか。限度を超していますよ」
その後、午後7時20分に本会議は再開。

吉松県議の動議に対し、賛成・反対の立場から討論が行われます。

<賛成>
◆福地幸子 県議
「(委員会への)付託省略は議論や委員会を軽視するものではありません。まずは事実を明らかにするための百条委員会の設置に対して、直接議員一人一人の判断をお願いするものです」
<反対>
◆自民党県議団 渡辺勝将 会長
「第三者委員会との関係をどのように整理するのか、また委員の構成や調査体制をどうするのか、こうした重要な点については十分に審議した上で判断する必要があり、
真実の解明を進めることと審議を尽くすことは決して相反するものではありません」

その後の採決で、吉松県議が出した動議は反対多数で否決。

議案は議会運営委員会に付託されることになりました。

◆吉松源昭 県議
「議員1人1人の判断を示し合うことができたという意味では意義のある採決だったと思う。百条委員会には賛成だが、委員会付託を省略することに疑問があるという方もいるし、そもそも百条委員会の設置自体に後ろ向きな方もいらっしゃるという中で、同じ反対にもいろいろな事情があるんだと理解しています」
その後 議案は、付託された議会運営委員会で協議され、「継続審査」に。

このとき、すでに時間は日付をまたぐ直前でした。
そして、百条委員会をめぐる攻防は続き、本会議での議決は17日の明け方にもつれ込みました。

本会議では、「継続審査」とする議会運営委員会の審議結果が報告されましたが、過半数の議員が「継続審査」に反対したことで、午前4時すぎに百条委員会設置議案の採決が行われることになりました。

その結果、自民を含むほとんどの議員が賛成し、議案は可決されました。
◆吉松源昭 県議
「県民の声にですね、やっぱり議員一人一人が応えなくちゃいけない、そういう思いを持った結果だと思っています。百条委員会の中で、いろいろなルールとか足りないところを決めていっていただければと思っています」

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