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ソフトバンク工藤監督、1安打石川を「スパッと」代えて後半戦完封発進

ホークス

2021/08/13 21:00

 ◇ソフトバンク3-0日本ハム(13日・ペイペイドーム)

 リーグ4位から逆転での連覇を目指すソフトバンクが後半戦のスタートを完封リレーで飾った。

 東京五輪中断期間に行われたエキシビジョンマッチに登板したモイネロが左手首の違和感を訴え、セットアッパー不在のままで迎えた後半戦初戦。試合前に工藤監督は「手首の状態が良くないので(出場選手登録から)外して。1週間、2週間かかるか分からないが、10日くらいですかね」と話した上で、投手起用について「なるべくうまくピッチャーを使いながら。(抑えの)岩嵜までどうつなげるか」とプランを明かしていた。

 そんなチーム事情も踏まえて先発マウンドに上がった石川が力投した。3回まで5奪三振を含む完璧な投球。自打球を受けながら初回に先制2ランを放った柳田、3回の松田のソロなど打線の援護を受け、さらにギアを入れた。4回のピンチでは東京五輪代表の4番近藤を併殺打。持ち味のパワーカーブもさえわたり8回途中までわずか1安打で1失点、11奪三振と圧巻の内容で救援陣にバトンを託した。

 2番手の板東も打者2人を完璧に料理し、9回は満を持して岩嵜がマウンドへ。気合に満ちた表情で三者凡退に抑え、チームを後半戦白星スタートへ導いた。

 開幕投手を務めながらも波に乗れず一時中継ぎに回っていた石川は5月28日巨人戦以来の白星で4勝目。板東にホールド、岩嵜にセーブがつき、チームにとっては今季6度目の完封勝利、3点差以内の完封勝利は4月11日以来で2度目となった。

 工藤監督は完封も見えていた石川を8回途中、93球で交えたことについて「(捕手の)甲斐にも聞きながら、ボールが浮いたりしだしたので、代えられるならスパッといこうと。8回途中まで良く投げてくれた」と説明。継投もはまり、投打がかみ合う最高の形で逆転Vへの道を歩み出した試合を「守っても、打っても、投げても、よくやってくれた」と振り返った。

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