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自力V消滅寸前で打線つながる ソフトバンク105試合目でやっとビッグイニング

ホークス

2021/09/04 17:00

 ◇ソフトバンク11-4オリックス(4日・ペイペイドーム)

 勝たなければ自力優勝が消滅する土俵際まで追い詰められた4位ソフトバンクが前年王者の底力を発揮した。

 1-2の5回、中村晃、リチャードと2者連続四球で好機を築くと、上林が三塁線の絶妙な位置に転がるバント安打を放ち無死満塁。さらに甲斐が5試合15打席ぶりの安打となる中前への2点打で逆転に成功した。「みんなでつないでつくったチャンスだったので、とにかくランナーをかえすことだけ。流れが良かったのでヒットを打つことができました」と後半戦初打点を振り返った。

 この回は中村晃に5月4日以来の本塁打となる2ランが飛び出すなど、打者11人で計8得点。最初の6点は本塁打なしで奪ったものだった。今季パ・リーグで1イニング6得点以上がないのはソフトバンクだけだったが、105試合目で待望のビッグイニングとなった。

 猛攻の勢いは収まらず、6回は牧原大の適時三塁打で今季3度目の2桁得点に到達。7回は4年目で1軍昇格3試合目のリチャードに待望のプロ初安打が生まれ、ベンチは大きく盛り上がった。

 ソフトバンクは10安打4四球で11得点と久しぶりに打線がつながり、首位オリックスとのゲーム差を5に縮めた。

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