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2週連続で同じ打者に痛打 ソフトバンク同点9回の継投失敗、工藤監督の胸中は

ホークス

2021/09/03 22:00

 ◇ソフトバンク1-2オリックス(3日・ペイペイドーム)

 ソフトバンクは同点の9回に登板した板東が勝ち越しを許し、首位オリックスとのゲーム差が再び6に拡大した。

 今季3勝(2完封)を献上している山本の前に得点できない展開が続いていたが、0-1の8回に4番栗原が適時打を放ち同点。少なくともドロー、9回裏のサヨナラも見据えた継投が注目される中、左打者が続く9回のマウンドには板東が上がった。

 前週8月28日の同カードで9回裏、ジョーンズに同点打を浴びていた右腕にとっては雪辱の機会だったが、2死一、二塁のピンチでまたもジョーンズに勝ち越し打を浴びた。森、モイネロ、岩嵜が離脱しているチームにとって、いまは「9回問題」が大きな懸案事項。板東は8回途中から登板した9月2日の楽天戦で浅村、茂木を連続三振に仕留めていたこともあっての9回起用だったものの、結果を出せず今季2敗目を喫した。

 工藤監督は9回の板東投入について「ビハインドでもです」と説明。「あそこで出て抑えればサヨナラというケースもある。8回に(点を)取れなくても板東くんにいってもらう予定だった」と事前に決めていたことを明かした。その上で「それだけ9回は難しいということ。気持ちとしては何とか乗り越えてほしいが、また明日は考える」と今後の起用については再考を示唆した。

 2日の楽天戦で9回を任せた甲斐野は、1点を追う8回に相手打順が7番から始まるところで起用した。「下位打線で、昨日はボール高くバラバラなところもあったので」と明かし、試合前練習で本人と話して改善点などをアドバイスしたという。

 ソフトバンクは試合前に調子を落としていた左腕の嘉弥真の出場選手登録を抹消。救援陣の左腕は渡辺雄、古谷の2人となっていた。

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