20時間前
和田毅はヒョロヒョロだった 城島健司「球はおっせえし、大丈夫かと」初対談で明かす22年前の初キャンプ
ホークス
14時間前
2003年2月、のちに球史に名を残す左腕がプロ入りして初のキャンプに臨んだ。
早大からドラフト自由獲得枠で福岡ダイエーホークスに入団した和田毅。
身長179センチ、体重はまだ74キロ。
プロ野球選手としては決して大きな体ではない、というよりむしろ細い方だった。
当時ホークスの正捕手だった城島健司が振り返る。
城島「毅を最初キャンプで見た時、大丈夫か、プロでこんなヒョロヒョロ、ヒョロヒョロしてて、って。で、受けたら球はおっせえ(遅い)し、大丈夫かと」
この年、圧倒的な強さで4年ぶりのリーグ優勝を達成することになるホークス。先発投手陣の大黒柱は斉藤和巳、ローテメンバーは和田と同学年で1年早くプロ入りした杉内俊哉、和田と同じ自由獲得枠で入団した同学年のルーキー新垣渚らだった。中でも斉藤と新垣は150キロ超の剛球を誇り、体格も和田とは対照的だった。
城島「(斉藤)和巳とか(新垣)渚とか、そこらへんでブルペンで投げてるのがさ、なんかもうバケモンみたいなのばっかりやん」
和田「体の大きさも違います」
城島「大丈夫かなって思ったけど、やっぱりうちのスカウトの目っていうのは間違いなくて。野球はスピードだけじゃないしさ、いわゆる投球術というのか、受けてみたらバッターの反応とかで、やっぱりこのピッチャーは勝てるなって思ったんだよね。それ以降も、改めてピッチャーはスピードだけじゃなくて対戦してるバッターがどう感じてるか、真っすぐをどう感じているかで配球を組み立てなきゃいけないんだなと思って。 そういう意味でも、勉強したピッチャーのひとりだったから、俺の中では本当に、選手としても毅にはすごく思い入れがある」
和田「城島さん、自分が2002年の大学生の時に来た時のこと、覚えてます?」
城島「いや、覚えてない」
和田「一番最初に僕、城島さんにお会いしたのが高知キャンプの高知(宿舎)のエレベーターの中だったんです」
城島「俺、おったん?」
和田「すごい体の大きい人がバーっと入ってきて。『あ、これ城島さんだ』って」
城島「しゃべった?」
和田「いや、しゃべってないです。挨拶だけして…」
城島「全然覚えてないな。俺、自分のこと、全然覚えてないよね。何日か前のマージャンの待ちとかなら覚えてるけど(笑)」
03年、城島は捕手として2リーグ分立後2人目の全試合フルイニング出場を果たし、パ・リーグMVP。和田は14勝を挙げ新人王、阪神との日本シリーズでは第7戦で完投勝利をマークしルーキーにして胴上げ投手となった。
2人は04年アテネ五輪にともに日本代表として出場。城島は05年オフにフリーエージェント(FA)権を行使して米マリナーズ入り、捕手として日本選手初のメジャーリーガーとなった。
ホークスでの城島と和田とのバッテリーは3年限り。しかし、その後も関係性は途切れることなく絆を深めていった。(敬称略)
◇ ◇ ◇
TNCテレビ西日本は特別番組「和田毅×城島健司 18.44 未来へのバッテリー」を1月21日午後7時から放送する。
22年間の現役生活に終止符を打った和田毅さんが語った自身の「最高の武器」、そして今の若手選手たちに対して抱く危機感とは?
球団フロントの実質トップとして新たな一歩を踏み出した城島健司CBO(最高野球責任者)が貫く「王イズムの継承」、チーフ・ベースボール・オフィサー就任の真意とは?
育成制度、大型補強、日本野球とメジャーリーグ、福岡ソフトバンクホークスの未来…。
20年ぶりに復活する「黄金バッテリー」が初めての対談で本音を語り合う。
早大からドラフト自由獲得枠で福岡ダイエーホークスに入団した和田毅。
身長179センチ、体重はまだ74キロ。
プロ野球選手としては決して大きな体ではない、というよりむしろ細い方だった。
当時ホークスの正捕手だった城島健司が振り返る。
城島「毅を最初キャンプで見た時、大丈夫か、プロでこんなヒョロヒョロ、ヒョロヒョロしてて、って。で、受けたら球はおっせえ(遅い)し、大丈夫かと」
この年、圧倒的な強さで4年ぶりのリーグ優勝を達成することになるホークス。先発投手陣の大黒柱は斉藤和巳、ローテメンバーは和田と同学年で1年早くプロ入りした杉内俊哉、和田と同じ自由獲得枠で入団した同学年のルーキー新垣渚らだった。中でも斉藤と新垣は150キロ超の剛球を誇り、体格も和田とは対照的だった。
城島「(斉藤)和巳とか(新垣)渚とか、そこらへんでブルペンで投げてるのがさ、なんかもうバケモンみたいなのばっかりやん」
和田「体の大きさも違います」
城島「大丈夫かなって思ったけど、やっぱりうちのスカウトの目っていうのは間違いなくて。野球はスピードだけじゃないしさ、いわゆる投球術というのか、受けてみたらバッターの反応とかで、やっぱりこのピッチャーは勝てるなって思ったんだよね。それ以降も、改めてピッチャーはスピードだけじゃなくて対戦してるバッターがどう感じてるか、真っすぐをどう感じているかで配球を組み立てなきゃいけないんだなと思って。 そういう意味でも、勉強したピッチャーのひとりだったから、俺の中では本当に、選手としても毅にはすごく思い入れがある」
和田「城島さん、自分が2002年の大学生の時に来た時のこと、覚えてます?」
城島「いや、覚えてない」
和田「一番最初に僕、城島さんにお会いしたのが高知キャンプの高知(宿舎)のエレベーターの中だったんです」
城島「俺、おったん?」
和田「すごい体の大きい人がバーっと入ってきて。『あ、これ城島さんだ』って」
城島「しゃべった?」
和田「いや、しゃべってないです。挨拶だけして…」
城島「全然覚えてないな。俺、自分のこと、全然覚えてないよね。何日か前のマージャンの待ちとかなら覚えてるけど(笑)」
03年、城島は捕手として2リーグ分立後2人目の全試合フルイニング出場を果たし、パ・リーグMVP。和田は14勝を挙げ新人王、阪神との日本シリーズでは第7戦で完投勝利をマークしルーキーにして胴上げ投手となった。
2人は04年アテネ五輪にともに日本代表として出場。城島は05年オフにフリーエージェント(FA)権を行使して米マリナーズ入り、捕手として日本選手初のメジャーリーガーとなった。
ホークスでの城島と和田とのバッテリーは3年限り。しかし、その後も関係性は途切れることなく絆を深めていった。(敬称略)
◇ ◇ ◇
TNCテレビ西日本は特別番組「和田毅×城島健司 18.44 未来へのバッテリー」を1月21日午後7時から放送する。
22年間の現役生活に終止符を打った和田毅さんが語った自身の「最高の武器」、そして今の若手選手たちに対して抱く危機感とは?
球団フロントの実質トップとして新たな一歩を踏み出した城島健司CBO(最高野球責任者)が貫く「王イズムの継承」、チーフ・ベースボール・オフィサー就任の真意とは?
育成制度、大型補強、日本野球とメジャーリーグ、福岡ソフトバンクホークスの未来…。
20年ぶりに復活する「黄金バッテリー」が初めての対談で本音を語り合う。