ソフトバンク栗原が提案「マロン先生」 初球打率は4割超…なんでそんなに打てる?
暮らし
2021/06/22 22:00
ソフトバンクでレギュラー定着2年目、栗原陵矢捕手(24)が”進化”の理由を明かした。打率3割前後で安定した結果を出している今季は初球の打率が4割超。積極的なスタイルで打線の主軸を任され東京五輪日本代表にも選出された若き侍は、お手本でもある「柳田悠岐という男」を超える目標を掲げた。
◇ ◇ ◇
昨年の日本シリーズMVP、栗原がさらに進化した姿を見せている。交流戦を終えた時点で打率.294はチームトップ。1軍のレギュラーとして初めてのシーズンだった昨年は調子の波が目立ったが、大きく崩れることもなくまもなくシーズンの折り返し地点を迎える。「去年は1試合打てないとかチャンスで打てないと落ち込んでいたし、ずるずるといっていた。今年はいい意味で切り替えられている」とした上で、自らのここまでの結果を「めっちゃいいとは言えないけど、いい感じ。反対方向へのヒットが多いので、そういう意味でもいいのかなと思う」と分析した。
今季の特長といえるデータがある。それが初球の打率だ。チームの主な打者(規定打席到達者)の今季の初球打率は以下の通り(21日時点)。
(1)栗原 .409
(2)柳田 .381
(3)甲斐 .364
(4)中村晃 .308
(5)松田 .275
栗原は昨年の初球打率は.246だったが今季は4割超。初球を振って、しかも安打にする確率が上がっている。その理由は「追い込まれたらきつい。ピッチャーがカウントを整える前にいかないといけない」からだという。昨年から大きく変化した理由は何か。そこにはグラシアルの離脱以降、自らの後ろで4番を打つことが多かった柳田の存在が影響している。
「柳田悠岐という男のバッティングを見ていると、どんな状況でも初球から甘い球が来たら積極的にいっている。その姿をみているのは大きいですね。『初球からいけよ』とか言われるわけではないですが、僕がいろいろ聞いたりして。(柳田は)どういう状況でも初球をしっかり振るのをやっているので、それはすごいですよ」
もちろん、初球を打って凡打になることもある。数字上はむしろその方が多い。その点についても前向きだ。「初球でアウトになるのはもったいないとも思うけど、甘い球を打たない後悔の方が大きい。あまり気にせずいきたいかなと」。私生活ではレストランでのメニューを選ぶ際は「これうまそう!って思ったら、それで」と直感で決め、買い物で洋服を選ぶ時も「全く悩まない。しっかり回ってみて『これ』って、秒で決めます。試着もしない」という。選んだメニューがあまりおいしくなかったら、選んだ服が自分に合わなかったら…とは考えない。「失敗もあるけど、気にしない」。そんな性格も打席でのスタイルに表れているのかもしれない。
ちなみに柳田はTNC「ももスポ」の番組内で、子供たちから寄せられた質問に答える「教えてギータ先生」というコーナーの講師役を長く務めている。ファンの間でも「ギータ先生」の呼び名が定着した人気企画だが、栗原には野望があるようだ。
「いずれは柳田さんを超えたいと思うし、ギータ先生も受け継ぎたいですね。『ケバブ先生』でお願いします…いや、そらあかん。『ギータ先生』みたいに、名前がいいですね」
しばらく考えた末に、栗原が提案した企画名は?
「『マロン先生』でどうですか。いいでしょ! 負けないですよ。勝ち上がっていきますよ」
新たに始まる「教えてマロン先生」。質問は子供たちから? いや、ギータ先生と同じでは…ということで、詳細はYouTube「ももスポチャンネル」をご覧ください。
(TNC「ももスポ」22日オンエアより/聞き手=吉川貴司、取材・構成=仲村信太郎)
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昨年の日本シリーズMVP、栗原がさらに進化した姿を見せている。交流戦を終えた時点で打率.294はチームトップ。1軍のレギュラーとして初めてのシーズンだった昨年は調子の波が目立ったが、大きく崩れることもなくまもなくシーズンの折り返し地点を迎える。「去年は1試合打てないとかチャンスで打てないと落ち込んでいたし、ずるずるといっていた。今年はいい意味で切り替えられている」とした上で、自らのここまでの結果を「めっちゃいいとは言えないけど、いい感じ。反対方向へのヒットが多いので、そういう意味でもいいのかなと思う」と分析した。
今季の特長といえるデータがある。それが初球の打率だ。チームの主な打者(規定打席到達者)の今季の初球打率は以下の通り(21日時点)。
(1)栗原 .409
(2)柳田 .381
(3)甲斐 .364
(4)中村晃 .308
(5)松田 .275
栗原は昨年の初球打率は.246だったが今季は4割超。初球を振って、しかも安打にする確率が上がっている。その理由は「追い込まれたらきつい。ピッチャーがカウントを整える前にいかないといけない」からだという。昨年から大きく変化した理由は何か。そこにはグラシアルの離脱以降、自らの後ろで4番を打つことが多かった柳田の存在が影響している。
「柳田悠岐という男のバッティングを見ていると、どんな状況でも初球から甘い球が来たら積極的にいっている。その姿をみているのは大きいですね。『初球からいけよ』とか言われるわけではないですが、僕がいろいろ聞いたりして。(柳田は)どういう状況でも初球をしっかり振るのをやっているので、それはすごいですよ」
もちろん、初球を打って凡打になることもある。数字上はむしろその方が多い。その点についても前向きだ。「初球でアウトになるのはもったいないとも思うけど、甘い球を打たない後悔の方が大きい。あまり気にせずいきたいかなと」。私生活ではレストランでのメニューを選ぶ際は「これうまそう!って思ったら、それで」と直感で決め、買い物で洋服を選ぶ時も「全く悩まない。しっかり回ってみて『これ』って、秒で決めます。試着もしない」という。選んだメニューがあまりおいしくなかったら、選んだ服が自分に合わなかったら…とは考えない。「失敗もあるけど、気にしない」。そんな性格も打席でのスタイルに表れているのかもしれない。
ちなみに柳田はTNC「ももスポ」の番組内で、子供たちから寄せられた質問に答える「教えてギータ先生」というコーナーの講師役を長く務めている。ファンの間でも「ギータ先生」の呼び名が定着した人気企画だが、栗原には野望があるようだ。
「いずれは柳田さんを超えたいと思うし、ギータ先生も受け継ぎたいですね。『ケバブ先生』でお願いします…いや、そらあかん。『ギータ先生』みたいに、名前がいいですね」
しばらく考えた末に、栗原が提案した企画名は?
「『マロン先生』でどうですか。いいでしょ! 負けないですよ。勝ち上がっていきますよ」
新たに始まる「教えてマロン先生」。質問は子供たちから? いや、ギータ先生と同じでは…ということで、詳細はYouTube「ももスポチャンネル」をご覧ください。
(TNC「ももスポ」22日オンエアより/聞き手=吉川貴司、取材・構成=仲村信太郎)
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