電車までわずか“10センチ” 間一髪で80歳男性を救出 高校生3人に紅綬褒章 福岡県
暮らし
2022/11/29 19:15
高校生による間一髪の救出劇とはー
訪ねたのは、福岡県大牟田市にある福岡県立三池工業高校です。
◆記者
「失礼します、初めまして。きょうはよろしくお願いします」
ちょっと恥ずかしそうな笑顔を浮かべる3人。
土木課2年の笠間春(かさま・はる)さん(16)、猿渡騰士(さるわたり・とうし)さん(16)、西山文弥(にしやま・ふみや)さん(16)です。
今回、この3人が紅綬褒章を受章しました。
受章のきっかけとなった出来事を振り返るとー
◆猿渡さん
「怖くて足が震えてたのは鮮明に覚えてます。これからこんなことはないのかなって思っています」
◆西山さん
「人を助けたというよりも、緊張してた方が印象的ですね」
紅綬褒章は、自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した人に対し、毎年春と秋に天皇陛下から贈られる褒章です。
一体3人はどんなすごいことをやってのけたのか。
その現場に連れて行ってもらうことに。
◆猿渡さん
「現場はこの線路でした。おじいちゃんを発見して、でもその時には遮断機が下りていて電車も見えていました」
去年5月、3人は自転車に乗って遊びに行こうとしていました。
先頭で自転車をこいでいた猿渡さんは、JR鹿児島本線の踏切内で動けなくなっている80代の男性を発見。
すでに遮断機が下りていましたが、列車停止ボタンを押しても間に合わないと思い、すぐさま男性の救助へ
◆笠間さん
「(猿渡)騰士が走っていったのでついていったら、おじいちゃんが倒れていたので」
2人もとっさの判断で踏切の中へー
西山くんが線路上にあった自転車などを動かし、猿渡くんと笠間くんは男性の救助にあたりました。
しかし、踏切内に入ったとき電車はすでに3人の目で見える位置まで迫ってきていました。
◆記者
「電車ってどの辺?」
◆猿渡さん
「黄色の信号機のところ」
男性を線路脇に移動した直後に、電車が目の前を通過。
その距離は、わずか10cmほどだったということです。
◆猿渡さん
「奥の石のところに足がある感じで、ギリギリの状態」
◆笠間さん
「えぐいことが起こったなというのが第一」
◆西山文弥さん
「通り過ぎる音にもびっくりしていて、自分の足をみたらずっと振えている状態」
3人の勇気ある行動に、三池工業高校の生徒指導主事・森永先生はー
◆三池工業高校 森永完志先生
「聞いた時はおじいさんもそうですけど、この子達にもケガが無くてよかったなとすごく思いました。おじいさんの命も助かって、すごく誇らしい」
◆記者
「先生から誇らしいと言われてどう?」
◆笠間さん
「普段厳しい先生でもあるので、普段かけてもらえない言葉をかけてもらったので嬉しいです」
勇気ある行動でお手柄となった3人への紅綬褒章は12月、福岡県警にて授与されるということです。
訪ねたのは、福岡県大牟田市にある福岡県立三池工業高校です。
◆記者
「失礼します、初めまして。きょうはよろしくお願いします」
ちょっと恥ずかしそうな笑顔を浮かべる3人。
土木課2年の笠間春(かさま・はる)さん(16)、猿渡騰士(さるわたり・とうし)さん(16)、西山文弥(にしやま・ふみや)さん(16)です。
今回、この3人が紅綬褒章を受章しました。
受章のきっかけとなった出来事を振り返るとー
◆猿渡さん
「怖くて足が震えてたのは鮮明に覚えてます。これからこんなことはないのかなって思っています」
◆西山さん
「人を助けたというよりも、緊張してた方が印象的ですね」
紅綬褒章は、自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した人に対し、毎年春と秋に天皇陛下から贈られる褒章です。
一体3人はどんなすごいことをやってのけたのか。
その現場に連れて行ってもらうことに。
◆猿渡さん
「現場はこの線路でした。おじいちゃんを発見して、でもその時には遮断機が下りていて電車も見えていました」
去年5月、3人は自転車に乗って遊びに行こうとしていました。
先頭で自転車をこいでいた猿渡さんは、JR鹿児島本線の踏切内で動けなくなっている80代の男性を発見。
すでに遮断機が下りていましたが、列車停止ボタンを押しても間に合わないと思い、すぐさま男性の救助へ
◆笠間さん
「(猿渡)騰士が走っていったのでついていったら、おじいちゃんが倒れていたので」
2人もとっさの判断で踏切の中へー
西山くんが線路上にあった自転車などを動かし、猿渡くんと笠間くんは男性の救助にあたりました。
しかし、踏切内に入ったとき電車はすでに3人の目で見える位置まで迫ってきていました。
◆記者
「電車ってどの辺?」
◆猿渡さん
「黄色の信号機のところ」
男性を線路脇に移動した直後に、電車が目の前を通過。
その距離は、わずか10cmほどだったということです。
◆猿渡さん
「奥の石のところに足がある感じで、ギリギリの状態」
◆笠間さん
「えぐいことが起こったなというのが第一」
◆西山文弥さん
「通り過ぎる音にもびっくりしていて、自分の足をみたらずっと振えている状態」
3人の勇気ある行動に、三池工業高校の生徒指導主事・森永先生はー
◆三池工業高校 森永完志先生
「聞いた時はおじいさんもそうですけど、この子達にもケガが無くてよかったなとすごく思いました。おじいさんの命も助かって、すごく誇らしい」
◆記者
「先生から誇らしいと言われてどう?」
◆笠間さん
「普段厳しい先生でもあるので、普段かけてもらえない言葉をかけてもらったので嬉しいです」
勇気ある行動でお手柄となった3人への紅綬褒章は12月、福岡県警にて授与されるということです。