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麻生副総裁 福岡市で講演も“解散総選挙”に触れず 福岡9区公認の党本部決定出ず…県連会長「難しい」

2023/10/23 17:30

早ければ年内の実施が噂される解散総選挙。

21日、地元福岡に戻った自民党の麻生副総裁は何を語ったのでしょうか。
福岡市内のホテルで21日に開催された自民党福岡県連のセミナー。

SPを引き連れて会場に現れたのは麻生太郎副総裁。

会場に集まった約1300人を前におなじみの“麻生節”を繰り広げました。


◆自民党 麻生太郎副総裁
「岸田(首相)はなんとなくリーダーシップがないと、後ろにいるマスコミは書いている。あまりリーダーシップがあるような顔には見えない、しかしあの顔がいいんじゃないの?なんとなくリベラルそうな顔で、リベラルかどうかは別にして、あの顔がみなさんに安心感を与え、結果として安倍晋三元首相が必死にやろうとしてできなかったことが、岸田になったら全部できているんですよ」

防衛費増額の財源確保法案を提出したことなど、岸田政権の実績を強調した麻生副総裁。

しかし、40分ほどの講演の中で解散総選挙については一言も触れることはありませんでした。
そのことを、この人物はどう受け止めたのでしょうか。

福岡選出の大家敏志参院議員。

北九州市八幡西区などを含む福岡9区で衆院選への出馬を目指していますが、いまだ党本部からの公認は出ていません。

今年7月に福岡9区の立候補予定者を決める自民党の党員投票で圧勝したものの、所属する派閥のトップ麻生副総裁が衆院選出馬に反対しているとされ、茂木幹事長が出馬を断念するよう求めるなど、党員投票から3カ月以上たっても党本部の決定は出ていません。
21日、会場で2人が接近する場面もありましたが、視線すら交すことはありませんでした。

会場で大家氏本人を直撃するとー

Q.9区の公認が決まらないことへの受け止めは?
◆大家敏志参院議員
「・・・。ちょっとトイレ行こうかな」

足早に会場を後にしました。

一方、福岡県連の原口会長はー
◆自民党福岡県連 原口剣生会長
「この10月ぐらいまでにはどうにか判断をいただきたい。参議院から衆議院の鞍替えについて、いろいろ(意見が)党内でもあるようですし。(参議院の任期が)5年残しということもある。なかなか難しいんだろう」

大家氏への公認の決定について、取材の場で初めて「難しい」と口にした原口会長。

24日、党本部の茂木幹事長と直接話し、改めて大家氏を推薦するということですが、公認問題がどう決着するのか。

その行方が注目されます。

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