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フードロス削減にも貢献 風味豊かな有明ノリのペペロンチーノ 約2年の試行錯誤の末…地元の特産品を世界へ 福岡・柳川市

暮らし

2024/09/04 18:30

福岡県柳川市の特産品をメイン食材に使った冷凍パスタが発売されました。

商品開発に2年、そこには地元愛とともに偶然の出会いがありました。



4日に大丸福岡天神店で始まった「柳川フェアin福岡天神」。

柳川名物のウナギの蒲焼や「さげもん」のまりをイメージした銘菓など自慢の味が集まっています。



そうした中、出店しているのが柳川市内に本社を置く「柳川冷凍食品」。

海鮮やナスが入ったトマトパスタに、あさりをふんだんに使ったクリームパスタなど、これまでに400万食の売り上げを誇る「魚屋がパスタ」シリーズを販売しています。




1パックの値段は540円。



そのシリーズに新たに加わったのがイカやあさりなど大ぶりの海鮮を使い全体的に黒っぽいパスタです。

メイン食材はイカスミではなく、風味豊かな有明海産のノリ。

その名も「海鮮と有明海苔のペペロンチーノ」です。

◆リポーター
「いただきます。ノリの香りがものすごくいいですね、濃いです。ペペロンチーノとノリ、あうのかなと思ったんですけど、これは抜群ですね、おいしいです」



水産物の卸がメインで創業50年の柳川冷凍食品。

「魚屋がパスタ」のシリーズは2019年に家庭用に販売を始めた商品です。

最新商品「海鮮と有明海苔のペペロンチーノ」は地元の特産品をメインに使えないかとの思いがきっかけで開発が始まりました。



◆柳川冷凍食品加工製品販売課 釜綾 課長
「地元柳川市の食材を使って世界に広めていきたいという思いは前々からあった。柳川市といえば有明海に面している、そしてノリだということで、ノリを使ったパスタの開発をずっと進めてきた」



ノリにあうベースのソースは何なのか、そしてノリは乾燥したものが良いのか生の状態がよいのかなど、試行錯誤を繰り返し2年をかけ完成させました。

また重視したのはコスト面。

メイン食材のノリはここ数年収穫量が減って、価格も高騰。

そうした中で540円という価格に抑えられたのにはある偶然がありました。

◆取引先を回って見つけたのは…



◆柳川冷凍食品 三好幸喜さん
「これが有明産の焼きノリ。焼きノリの切れ端を集めたもの」

取引先をまわる中で、品質的にはまったく問題がない切れ端が廃棄されていることが分かったのです。

またこの切れ端、製造時にもメリットがあるといいます。



◆柳川冷凍食品 三好幸喜さん
「カットの作業がいらないので、刻んだ状態海のノリを仕入れることで、ソースに1番合う大きさのノリになっている。フードロスの観点からも食材を大事に、余すことなく使える」



地元特産のノリを使って開発された自慢のパスタ。

会社では地元を盛り上げる起爆剤に成長させたいと意気込んでいます。
福岡県柳川市の特産品をメイン食材に使った冷凍パスタが発売されました。

商品開発に2年、そこには地元愛とともに偶然の出会いがありました。
4日に大丸福岡天神店で始まった「柳川フェアin福岡天神」。

柳川名物のウナギの蒲焼や「さげもん」のまりをイメージした銘菓など自慢の味が集まっています。
そうした中、出店しているのが柳川市内に本社を置く「柳川冷凍食品」。

海鮮やナスが入ったトマトパスタに、あさりをふんだんに使ったクリームパスタなど、これまでに400万食の売り上げを誇る「魚屋がパスタ」シリーズを販売しています。

1パックの値段は540円。
そのシリーズに新たに加わったのがイカやあさりなど大ぶりの海鮮を使い全体的に黒っぽいパスタです。

メイン食材はイカスミではなく、風味豊かな有明海産のノリ。

その名も「海鮮と有明海苔のペペロンチーノ」です。

◆リポーター
「いただきます。ノリの香りがものすごくいいですね、濃いです。ペペロンチーノとノリ、あうのかなと思ったんですけど、これは抜群ですね、おいしいです」
水産物の卸がメインで創業50年の柳川冷凍食品。

「魚屋がパスタ」のシリーズは2019年に家庭用に販売を始めた商品です。

最新商品「海鮮と有明海苔のペペロンチーノ」は地元の特産品をメインに使えないかとの思いがきっかけで開発が始まりました。
◆柳川冷凍食品加工製品販売課 釜綾 課長
「地元柳川市の食材を使って世界に広めていきたいという思いは前々からあった。柳川市といえば有明海に面している、そしてノリだということで、ノリを使ったパスタの開発をずっと進めてきた」
ノリにあうベースのソースは何なのか、そしてノリは乾燥したものが良いのか生の状態がよいのかなど、試行錯誤を繰り返し2年をかけ完成させました。

また重視したのはコスト面。

メイン食材のノリはここ数年収穫量が減って、価格も高騰。

そうした中で540円という価格に抑えられたのにはある偶然がありました。

◆取引先を回って見つけたのは…
◆柳川冷凍食品 三好幸喜さん
「これが有明産の焼きノリ。焼きノリの切れ端を集めたもの」

取引先をまわる中で、品質的にはまったく問題がない切れ端が廃棄されていることが分かったのです。

またこの切れ端、製造時にもメリットがあるといいます。
◆柳川冷凍食品 三好幸喜さん
「カットの作業がいらないので、刻んだ状態海のノリを仕入れることで、ソースに1番合う大きさのノリになっている。フードロスの観点からも食材を大事に、余すことなく使える」
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