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福岡の老舗『因幡うどん』初の県外進出 東京1号店が原宿「ハラカド」にオープン 初日から多くの客で賑わう

暮らし

4時間前

老舗うどん店「因幡うどん」の福岡県外初となる店舗が4月21日、関東にオープン。

記念すべき初日を現地取材しました。
21日、県外初の店舗を関東にオープンさせた老舗うどん店の「因幡うどん」。

開店と同時に、早速“福岡の味”を求める人たちが続々と訪れました。

◆来店客
「うまい!」
「おいしいです。おだしとか甘めな感じですね」
新たな歴史をスタートさせた因幡うどん。

創業は今からさかのぼること74年前ー。

1951年、現在の福岡市・天神1丁目にあたる因幡町に第1号店を開業しました。

その後、後継者問題で2016年に「一風堂」を運営する「力の源グループ」が事業を継承。

現在は、渡辺通や福岡空港など県内8店舗を展開しています。
人気メニューは「ごぼう天うどん」。

北海道産の昆布と数種類の煮干しをふんだんに使用したダシが自慢で、かき揚げスタイルもごぼう天も因幡うどんの名物です。
20日も、お昼時には常連客を中心に満席に。

Q.40年間来られている?
◆地元の常連客
「うん、そうよ」

Q.味は変わらない?
◆地元の常連客
「うん、ここしか来んもん」

◆地元の常連客
「おいしいですね。忘れることができない味ですね」

Q.おうどん、どうですか?
◆地元の常連客
「おいしい」
渡辺通の店で40年以上働く店長の森口由紀子さんはー。

◆因幡うどん 渡辺通店 森口由紀子 店長
「おだしは(お客さんが)どこから来ても褒めていただくんですよ。東京とか大阪方面に就職したりした人は、(帰郷して)まず我が家に帰る前に『ここのうどんをおばちゃん食べに来たよ』とか言って寄ってくれます」
関東に進出した福岡のうどん店といえば、今年2月、北九州市のソウルフード「資さんうどん」が東京第1号店となる両国店をオープン。

20日、現地を訪れてみると…
◆リポーター
「いまランチタイムのピークを過ぎて午後2時半ごろなんですが、店の入口から階段下まで長蛇の列ができています」

◆来店客
「初めて来ました。麺が違う。なんかフワフワな感じっていうんですか」
「カツ丼自体もすごくおいしいですし、ごぼう天のごぼうが思ったよりも全然柔らかくて、すごく食べやすかったですね」

オープンから約2カ月が経った今も「資さん人気」はとどまるところを知りません。
それに続けと、因幡うどんが新店舗をオープンさせた場所が、東京随一の“ファッションの街”「原宿」。

原宿駅から歩くこと約7分…

◆リポーター
「すごいおしゃれ!きらびやかで近代的といいますか、『ザ・東京』という感じのビルですね」

“創業74年の因幡うどん”が開業2年目の商業施設「ハラカド」にお目見えです。

そして21日ー
◆リポーター
「午前11時、因幡うどん原宿店がオープンしました。続々と人が訪れています」
新店舗では因幡うどん“初”の「食券制」を導入。

注文を受けて次々にうどん麺を湯がいていきます。

果たして因幡うどんは、原宿の人たちに受け入れられるのでしょうか?
◆横浜からの来店客
「うまい!食べていない人に『なんでごぼう天?』って言われるんですけど、食べたら分かります、ごぼう天合ってます!この甘いだしに、柔らかいうどんに」

Q.関東ではあまりない?
◆都内からの来店客
「初めて食べました」

Q.柔らかい麺はありですか?
◆都内からの来店客
「ありですね」

◆都内からの来店客
「お鍋の後のシメのうどんみたいな感じで、スルスルって食べられます。東京のうどん界に一石を投じる“新しい風”が吹いたのではないか」

皆さんご満悦のようです。

中には、この味を懐かしむ人もー。
◆福岡にゆかりのある来店客
「福岡に以前住んでいた時によく食べていたんですけど、変わらずすごくおいしいです」

◆福岡にゆかりのある来店客
「だいぶ昔なんですけど、高校生まで(福岡市に)。だしの味が大好きです。また来るけんね」
“因幡うどん関東進出”の立役者はー

◆因幡うどん“関東進出の立役者” 井手友紀さん
「いったんはほっとしております。一見の客だけではなく、通っていただけるようなお店になっていけばいいなと思いますね」

原宿店での県外初出店を皮切りに、今後、関東圏での店舗拡大も検討している「因幡うどん」。

福岡の“老舗うどん店”の挑戦はまだまだ続きます。
因幡うどんの東京での価格がいくらなのか、調べてみました。

定番メニューで比較すると、

●「ごぼう天うどん」→福岡の六本松店:税込み670円、東京:税込み790円

●「肉ごぼう天うどん」→福岡の六本松店:税込み980円、東京:税込み1150円

東京の方が2割く価格設定が高いです。

理由は、まず「ごぼう天」や「麺」を福岡で製造して東京に輸送しているため輸送費がかかる点、そして東京は人件費やテナント料も高い分、価格に上乗せしているということです。

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