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ポイント禁止へ「ふるさと納税」9月に“駆け込み寄付”も 自治体の返礼は“体験型”にシフト 寄付額は5年連続で過去最高に 福岡

暮らし

21時間前

その土地の名産品などが返礼品として受け取れるとして人気の「ふるさと納税」、10月からの制度変更でポイントの付与が全面的に禁止されます。

駆け込み寄付も予想される中、自治体は対策を進めています。



◆北九州市 武内和久市長
「ふるさと納税寄付受入額、過去最高額を記録しました」

昨年度のふるさと納税による寄付額が過去最高となった福岡県北九州市。

その額は前年度を約2億円上回る24億7000万円あまりとなりました。



ふるさと納税は、出身地や応援したい自治体に寄付ができる制度で、返礼として地元の名産品などを受け取れるほか、所得税・住民税の還付や控除を受けられる仕組みです。

年収などで異なりますが、実質負担2000円で返礼品が受け取れるということで、年々その人気は高まっています。



人気のふるさと納税制度が、いま大きな転換点を迎えようとしています。

◆ふるさと納税サイト「さとふる」坂上実来子さん
「2025年10月1日より、ふるさと納税に関するポイントの付与が全面的に禁止となります」

これまでは一部のポータルサイト経由でふるさと納税を行うとポイントが付与されていました。

返礼品や寄付金控除に加え、さらなるお得感を得られると人気でしたが、本来の寄付の趣旨が損なわれているとの懸念から総務省が見直しに踏み切り、10月1日から全面的に禁止されます。



そのため…。

◆ふるさと納税サイト「さとふる」坂上実来子さん
「例年は年末に寄付が集中していますが、ポイント付与禁止を前に、9月に駆け込み寄付が発生する」

ポイント付与の禁止で、寄付に対するお得感の減少が予想されるふるさと納税。

「返礼品そのものの魅力」や「寄付することの意義」がこれまで以上に重視されることになるため自治体もさまざまな対策を進めています。



その1つ、八女市の返礼品は…。

◆八女市 平島岳大さん
「こちらで行われるビールの醸造体験です」

八女市と地元ブルワリーが連携して提供するもので、麦芽やホップの配合からオリジナルラベルの作成まで本格的なクラフトビール造りを体験できます。

寄付金額は20万円からで、15リットル分のビールに加え、試飲用のビール6本が付いてきます。



八女市ではこれまでフルーツや八女茶といった特産品が返礼品として人気でしたが…。

◆八女市 平島岳大さん
「9月にポイントが終わるので、それ以降どうやって八女市を好きになってもらおう、愛着を持ってもらおうと考えると、実際に八女市に来ていただいて体験してもらうのがいいだろうと、体験型の返礼品を強化しています。こんないいことが八女市にあるんだと知っていただきたい」



八女市ではクラフトビール醸造体験を8月から返礼品に追加し、自治体への理解や愛着を深めてもらう機会になればと期待を寄せています。

制度の見直しが進むふるさと納税。

これからは、単なる節税や“お得”を超えた、地域とのつながりや共感に基づいた寄付のスタイルが主流になりそうです。

総務省は31日午後、2024年度のふるさと納税の寄付額は約1兆2728億円だったと発表しました。

前年度から14%増加し、5年連続で過去最高を更新しました。

米や食品の高騰が続く中、節約志向でさらに利用が伸びたとみられます。
その土地の名産品などが返礼品として受け取れるとして人気の「ふるさと納税」、10月からの制度変更でポイントの付与が全面的に禁止されます。

駆け込み寄付も予想される中、自治体は対策を進めています。
◆北九州市 武内和久市長
「ふるさと納税寄付受入額、過去最高額を記録しました」

昨年度のふるさと納税による寄付額が過去最高となった福岡県北九州市。

その額は前年度を約2億円上回る24億7000万円あまりとなりました。
ふるさと納税は、出身地や応援したい自治体に寄付ができる制度で、返礼として地元の名産品などを受け取れるほか、所得税・住民税の還付や控除を受けられる仕組みです。

年収などで異なりますが、実質負担2000円で返礼品が受け取れるということで、年々その人気は高まっています。
人気のふるさと納税制度が、いま大きな転換点を迎えようとしています。

◆ふるさと納税サイト「さとふる」坂上実来子さん
「2025年10月1日より、ふるさと納税に関するポイントの付与が全面的に禁止となります」

これまでは一部のポータルサイト経由でふるさと納税を行うとポイントが付与されていました。

返礼品や寄付金控除に加え、さらなるお得感を得られると人気でしたが、本来の寄付の趣旨が損なわれているとの懸念から総務省が見直しに踏み切り、10月1日から全面的に禁止されます。
そのため…。

◆ふるさと納税サイト「さとふる」坂上実来子さん
「例年は年末に寄付が集中していますが、ポイント付与禁止を前に、9月に駆け込み寄付が発生する」

ポイント付与の禁止で、寄付に対するお得感の減少が予想されるふるさと納税。

「返礼品そのものの魅力」や「寄付することの意義」がこれまで以上に重視されることになるため自治体もさまざまな対策を進めています。
その1つ、八女市の返礼品は…。

◆八女市 平島岳大さん
「こちらで行われるビールの醸造体験です」

八女市と地元ブルワリーが連携して提供するもので、麦芽やホップの配合からオリジナルラベルの作成まで本格的なクラフトビール造りを体験できます。

寄付金額は20万円からで、15リットル分のビールに加え、試飲用のビール6本が付いてきます。
八女市ではこれまでフルーツや八女茶といった特産品が返礼品として人気でしたが…。

◆八女市 平島岳大さん
「9月にポイントが終わるので、それ以降どうやって八女市を好きになってもらおう、愛着を持ってもらおうと考えると、実際に八女市に来ていただいて体験してもらうのがいいだろうと、体験型の返礼品を強化しています。こんないいことが八女市にあるんだと知っていただきたい」
八女市ではクラフトビール醸造体験を8月から返礼品に追加し、自治体への理解や愛着を深めてもらう機会になればと期待を寄せています。

制度の見直しが進むふるさと納税。

これからは、単なる節税や“お得”を超えた、地域とのつながりや共感に基づいた寄付のスタイルが主流になりそうです。

総務省は31日午後、2024年度のふるさと納税の寄付額は約1兆2728億円だったと発表しました。

前年度から14%増加し、5年連続で過去最高を更新しました。

米や食品の高騰が続く中、節約志向でさらに利用が伸びたとみられます。

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