3時間前
中学生2人殺傷事件から1年 塾では「授業中も施錠」「8割の保護者が送り迎え」 地域の人は「ながら見守り」 防犯意識に変化 福岡・北九州市
事件・事故
3時間前
福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人が殺傷された事件から12月14日で1年です。
12日、亡くなった女子中学生の遺族がコメントを発表しました。
◆遺族コメント
「事件から早くも1年が経とうとしています。咲彩がいなくなって過ごす日々は変わらず受け入れ難いものであり、また、咲彩がいたらどんな高校生になっていてどんなに楽しい生活を送ることができただろうと思う毎日です。二度と被告人がこのような事件を起こすことができないように、私たち家族や地域の方、そして事件を知っている方々が安心して生活ができるように、刑罰に処されることを切に願っています」
12日、悲痛な胸の内を明かした、中島咲彩さんの遺族。
事件は、受験シーズンを前にした去年12月14日に起きました。
◆記者リポート
「事件があった現場です。飲食店の入口付近で警察が鑑識活動を行っています」
去年12月14日、北九州市小倉南区のファストフード店で、いきなり店に入ってきた男に学習塾から帰宅する途中だった中学3年の男女がナイフで刺され、中島咲彩さん(当時15)が死亡、男子生徒(当時15)が重傷を負いました。
逮捕された平原政徳被告(44)は、被害者2人と面識はなく「事件直前に2人と目が合って笑われ、ばかにされたと思った」などと供述。
8カ月間にも及んだ鑑定留置の結果、今年9月に殺人などの罪で起訴されました。
事件からまもなく1年。
今年も受験シーズンを迎えようとしている12月10日。
事件現場から約400メートル離れた場所にある学習塾では、生徒たちが勉強に励んでいました。
その教室には防犯カメラ、そして防犯用具も置かれています。
◆九大進学ゼミ 徳力校 佐多博隆塾長
「帰って行く子たちが事件に遭遇していたかも知れないと考えたら、とてもじゃないけどいてもたってもいられない。私たちができることを最大限やっていこうと」
中学生が被害者となった事件を受けて、授業中は建物の入口を施錠するようになったほか、休憩中の外食を禁止するなど、防犯対策を大幅に見直したといいます。
また事件後は、保護者の送り迎えが約3割増え8割ほどになったといいます。
◆保護者
「(事件当時)子どもの精神状態も安定しない時期が続いたので、塾に通わせることに関しては恐怖が強くて。塾の中に入って、帰る時も塾から出てくるのを見守って、家の中に連れて帰れる安心感がすごく大きくてありがたかった」
また事件は地域で暮らす人たちの防犯意識に変化を及ぼしました。
◆長尾校区自治連合会 藤田比呂志 会長
「『何ができたのか』と聞かれるけど、何もできなかった」
平原被告が住んでいた校区の自治連合会長、藤田比呂志さん(67)です。
「事件を防ぐためになにができるのか」自問自答する中でたどり着いたのが「ながら見守り」という形でした。
◆長尾校区自治連合会 藤田比呂志 会長
「今からゴミを捨てて、それからちょっと見守りをする。子どもたちの通学の時間だから」
藤田さんは事件以降、ゴミ出しの時間を小中学生の通学時間に合わせ、子どもたちの見守りのほか、見守り活動への参加を呼びかけるチラシを配るようになりました。
◆長尾校区自治連合会 藤田比呂志 会長
「地域が社会を見守っているという、そういう姿勢が犯罪の抑止に繋がるのではと、僕は信じています。世界の平和を祈るようなもんですよ、答えはないですよ」
世間を震撼させた事件からまもなく1年。
2度と悲惨な事件が起こらないようにー。
1人1人の意識や行動が、地域や子供を守ることにつながっています。
12日、亡くなった女子中学生の遺族がコメントを発表しました。
◆遺族コメント
「事件から早くも1年が経とうとしています。咲彩がいなくなって過ごす日々は変わらず受け入れ難いものであり、また、咲彩がいたらどんな高校生になっていてどんなに楽しい生活を送ることができただろうと思う毎日です。二度と被告人がこのような事件を起こすことができないように、私たち家族や地域の方、そして事件を知っている方々が安心して生活ができるように、刑罰に処されることを切に願っています」
12日、悲痛な胸の内を明かした、中島咲彩さんの遺族。
事件は、受験シーズンを前にした去年12月14日に起きました。
◆記者リポート
「事件があった現場です。飲食店の入口付近で警察が鑑識活動を行っています」
去年12月14日、北九州市小倉南区のファストフード店で、いきなり店に入ってきた男に学習塾から帰宅する途中だった中学3年の男女がナイフで刺され、中島咲彩さん(当時15)が死亡、男子生徒(当時15)が重傷を負いました。
逮捕された平原政徳被告(44)は、被害者2人と面識はなく「事件直前に2人と目が合って笑われ、ばかにされたと思った」などと供述。
8カ月間にも及んだ鑑定留置の結果、今年9月に殺人などの罪で起訴されました。
事件からまもなく1年。
今年も受験シーズンを迎えようとしている12月10日。
事件現場から約400メートル離れた場所にある学習塾では、生徒たちが勉強に励んでいました。
その教室には防犯カメラ、そして防犯用具も置かれています。
◆九大進学ゼミ 徳力校 佐多博隆塾長
「帰って行く子たちが事件に遭遇していたかも知れないと考えたら、とてもじゃないけどいてもたってもいられない。私たちができることを最大限やっていこうと」
中学生が被害者となった事件を受けて、授業中は建物の入口を施錠するようになったほか、休憩中の外食を禁止するなど、防犯対策を大幅に見直したといいます。
また事件後は、保護者の送り迎えが約3割増え8割ほどになったといいます。
◆保護者
「(事件当時)子どもの精神状態も安定しない時期が続いたので、塾に通わせることに関しては恐怖が強くて。塾の中に入って、帰る時も塾から出てくるのを見守って、家の中に連れて帰れる安心感がすごく大きくてありがたかった」
また事件は地域で暮らす人たちの防犯意識に変化を及ぼしました。
◆長尾校区自治連合会 藤田比呂志 会長
「『何ができたのか』と聞かれるけど、何もできなかった」
平原被告が住んでいた校区の自治連合会長、藤田比呂志さん(67)です。
「事件を防ぐためになにができるのか」自問自答する中でたどり着いたのが「ながら見守り」という形でした。
◆長尾校区自治連合会 藤田比呂志 会長
「今からゴミを捨てて、それからちょっと見守りをする。子どもたちの通学の時間だから」
藤田さんは事件以降、ゴミ出しの時間を小中学生の通学時間に合わせ、子どもたちの見守りのほか、見守り活動への参加を呼びかけるチラシを配るようになりました。
◆長尾校区自治連合会 藤田比呂志 会長
「地域が社会を見守っているという、そういう姿勢が犯罪の抑止に繋がるのではと、僕は信じています。世界の平和を祈るようなもんですよ、答えはないですよ」
世間を震撼させた事件からまもなく1年。
2度と悲惨な事件が起こらないようにー。
1人1人の意識や行動が、地域や子供を守ることにつながっています。
福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人が殺傷された事件から12月14日で1年です。
12日、亡くなった女子中学生の遺族がコメントを発表しました。
◆遺族コメント
「事件から早くも1年が経とうとしています。咲彩がいなくなって過ごす日々は変わらず受け入れ難いものであり、また、咲彩がいたらどんな高校生になっていてどんなに楽しい生活を送ることができただろうと思う毎日です。二度と被告人がこのような事件を起こすことができないように、私たち家族や地域の方、そして事件を知っている方々が安心して生活ができるように、刑罰に処されることを切に願っています」
12日、悲痛な胸の内を明かした、中島咲彩さんの遺族。
◆遺族コメント
「事件から早くも1年が経とうとしています。咲彩がいなくなって過ごす日々は変わらず受け入れ難いものであり、また、咲彩がいたらどんな高校生になっていてどんなに楽しい生活を送ることができただろうと思う毎日です。二度と被告人がこのような事件を起こすことができないように、私たち家族や地域の方、そして事件を知っている方々が安心して生活ができるように、刑罰に処されることを切に願っています」
12日、悲痛な胸の内を明かした、中島咲彩さんの遺族。
事件は、受験シーズンを前にした去年12月14日に起きました。
◆記者リポート
「事件があった現場です。飲食店の入口付近で警察が鑑識活動を行っています」
去年12月14日、北九州市小倉南区のファストフード店で、いきなり店に入ってきた男に学習塾から帰宅する途中だった中学3年の男女がナイフで刺され、中島咲彩さん(当時15)が死亡、男子生徒(当時15)が重傷を負いました。
◆記者リポート
「事件があった現場です。飲食店の入口付近で警察が鑑識活動を行っています」
去年12月14日、北九州市小倉南区のファストフード店で、いきなり店に入ってきた男に学習塾から帰宅する途中だった中学3年の男女がナイフで刺され、中島咲彩さん(当時15)が死亡、男子生徒(当時15)が重傷を負いました。
逮捕された平原政徳被告(44)は、被害者2人と面識はなく「事件直前に2人と目が合って笑われ、ばかにされたと思った」などと供述。
8カ月間にも及んだ鑑定留置の結果、今年9月に殺人などの罪で起訴されました。
8カ月間にも及んだ鑑定留置の結果、今年9月に殺人などの罪で起訴されました。
事件からまもなく1年。
今年も受験シーズンを迎えようとしている12月10日。
事件現場から約400メートル離れた場所にある学習塾では、生徒たちが勉強に励んでいました。
その教室には防犯カメラ、そして防犯用具も置かれています。
今年も受験シーズンを迎えようとしている12月10日。
事件現場から約400メートル離れた場所にある学習塾では、生徒たちが勉強に励んでいました。
その教室には防犯カメラ、そして防犯用具も置かれています。
◆九大進学ゼミ 徳力校 佐多博隆塾長
「帰って行く子たちが事件に遭遇していたかも知れないと考えたら、とてもじゃないけどいてもたってもいられない。私たちができることを最大限やっていこうと」
中学生が被害者となった事件を受けて、授業中は建物の入口を施錠するようになったほか、休憩中の外食を禁止するなど、防犯対策を大幅に見直したといいます。
「帰って行く子たちが事件に遭遇していたかも知れないと考えたら、とてもじゃないけどいてもたってもいられない。私たちができることを最大限やっていこうと」
中学生が被害者となった事件を受けて、授業中は建物の入口を施錠するようになったほか、休憩中の外食を禁止するなど、防犯対策を大幅に見直したといいます。
また事件後は、保護者の送り迎えが約3割増え8割ほどになったといいます。
◆保護者
「(事件当時)子どもの精神状態も安定しない時期が続いたので、塾に通わせることに関しては恐怖が強くて。塾の中に入って、帰る時も塾から出てくるのを見守って、家の中に連れて帰れる安心感がすごく大きくてありがたかった」
◆保護者
「(事件当時)子どもの精神状態も安定しない時期が続いたので、塾に通わせることに関しては恐怖が強くて。塾の中に入って、帰る時も塾から出てくるのを見守って、家の中に連れて帰れる安心感がすごく大きくてありがたかった」
また事件は地域で暮らす人たちの防犯意識に変化を及ぼしました。
◆長尾校区自治連合会 藤田比呂志 会長
「『何ができたのか』と聞かれるけど、何もできなかった」
平原被告が住んでいた校区の自治連合会長、藤田比呂志さん(67)です。
「事件を防ぐためになにができるのか」自問自答する中でたどり着いたのが「ながら見守り」という形でした。
◆長尾校区自治連合会 藤田比呂志 会長
「今からゴミを捨てて、それからちょっと見守りをする。子どもたちの通学の時間だから」
藤田さんは事件以降、ゴミ出しの時間を小中学生の通学時間に合わせ、子どもたちの見守りのほか、見守り活動への参加を呼びかけるチラシを配るようになりました。
◆長尾校区自治連合会 藤田比呂志 会長
「『何ができたのか』と聞かれるけど、何もできなかった」
平原被告が住んでいた校区の自治連合会長、藤田比呂志さん(67)です。
「事件を防ぐためになにができるのか」自問自答する中でたどり着いたのが「ながら見守り」という形でした。
◆長尾校区自治連合会 藤田比呂志 会長
「今からゴミを捨てて、それからちょっと見守りをする。子どもたちの通学の時間だから」
藤田さんは事件以降、ゴミ出しの時間を小中学生の通学時間に合わせ、子どもたちの見守りのほか、見守り活動への参加を呼びかけるチラシを配るようになりました。
◆長尾校区自治連合会 藤田比呂志 会長
「地域が社会を見守っているという、そういう姿勢が犯罪の抑止に繋がるのではと、僕は信じています。世界の平和を祈るようなもんですよ、答えはないですよ」
世間を震撼させた事件からまもなく1年。
2度と悲惨な事件が起こらないようにー。
1人1人の意識や行動が、地域や子供を守ることにつながっています。
「地域が社会を見守っているという、そういう姿勢が犯罪の抑止に繋がるのではと、僕は信じています。世界の平和を祈るようなもんですよ、答えはないですよ」
世間を震撼させた事件からまもなく1年。
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