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「サンドバックみたいなもの」議員が市職員に“威圧的な言動” 劇団チケットや政党機関誌の“購入要求”も 北九州市がアンケート結果公表 福岡

政治・行政

1時間前

福岡県北九州市は21日、市議会議員からの要求や言動について市職員にたずねたアンケートの結果を公表しました。

「威圧的な言動」は6割超が「経験した」「見聞きしたことある」

アンケートは議会対応に携わる課長級以上の職員などを対象に匿名で行われ、446人が回答しました。

議員からの要求や働きかけ、威圧的な言動について過去5年間に経験したり見聞きしたりした事例をたずねたところ、「威圧的言動等」については「自身が経験した」と回答したのが135人(30.3%)、「見聞きしたことがある」が145人(32.5%)と、合わせて6割を超えました。

「不当要求行為」についても「自身が経験した」(101人、22.6%)と「見聞きしたことがある」(100人、22.4%)で合わせて半数近く(45.1%)に上りました。

また、「議会質問原稿の作成に関与したか」との問いには63人(14.1%)が自ら経験し、122人(27.4%)が「見聞きしたことがある」と答えました。

政党機関紙の購読やチケットの購入依頼も

金銭的な負担を伴う要求では「政党機関紙の購読勧誘」や「公演チケットの購入依頼」を挙げた人が多く、自由回答では以下のような内容が寄せられました。

■課長昇任直後に「政策研究すべきではないか」と政党機関紙(※原文は固有名)を購読するよう連絡があった。断り切れず「日曜版だけ」と伝えたが拒否され、日刊紙を購読するよう執拗に要求され、次の職場に異動するまでの2年間、日刊紙を自費で購読した。

■劇団の公演チケットは、特定の議員が定期的に職場まで来られ、購入を依頼された。部課長会で購入し、局内の希望者に配布していた。

■議員が在籍する劇団の公演チケットを買わされた。議員は当たり前のように複数枚持ってきていた。局内幹部会の会費で買ったが、誰も行かないので、当時は総務担当課長として仕方なく鑑賞し、議員にも挨拶した。

「基本はサンドバックみたいなもの」

またアンケートでは議会対応をめぐる心理的・身体的負担を訴える声も寄せられました。

■公の場で一方的に言われ、反対する質問権もなく、基本はサンドバックみたいなもの。

■大声を聴くだけで、動悸が起こり、胸が苦しくなる。やめてほしい。

■特に係長や職員がそのような対応を見て、管理職になりたくないとの思いを持つことが本当に悔しい。

■議員から如何に理不尽な要求や質問であっても、受け止めざるを得ない組織文化がある。また、その対応を如何に円滑に行うかが管理職の評価の一部になっている。

■世間ではトラブルに発展するような言動が、議会の中では当たり前のように行われているが、例えば小学校や中学校、高校の中で起こったら、大変なことだと感じている。

■要求を断った場合、その後の本会議や委員会において、厳しい、あるいは意図的に答弁しづらい質問をされるのではないか、という心理的圧力を感じることがある。
結果を受け、武内和久市長は「今回のアンケート結果を読み、率直に、大きな衝撃を受けました。目を疑うような記載もあり、長年、職員がどのような思いで議会対応に当たってきたのか、胸が痛む思いです。こうした声を、市政と市役所組織を預かる立場から見逃すことはできません」とした上で「今回の調査を、議会と執行機関が互いを尊重し、市民のために力を尽くせる健全な関係へと進化させる転機にしてまいります」とコメントしました。

市はこれらの回答について事実認定したものではないとした上で、今後、弁護士などの外部専門家による検証を行い、制度改善に向けた取り組みを進めるとしています。

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