2023/03/17 15:10
急増するSNS「裏アカ」調査 “若者の本性”として注目 採用活動中の企業が依頼 【福岡】
暮らし
2023/03/17 19:10
3月1日から、企業の採用活動が解禁されました。
そうした中、近年問題となっているSNSにおける迷惑動画の投稿や炎上は、採用を行う企業にとっても見過ごせない状況にあるようです。
「裏アカウント」
若者の間では生活の一部となっているSNSで、表には出せない自分の本音をさらけ出すために使われる匿名のアカウントなどを指す言葉です。
SNSを巡っては、回転寿司店で迷惑行為を行った動画を投稿、店の業務を妨害した疑いで逮捕者が出るなど、社会問題化するケースも相次いでいます。
こうした中、3月から本格的に始まった「採用活動」では、こうした行為に企業側が神経をとがらせている現状もあります。
そうした中、近年問題となっているSNSにおける迷惑動画の投稿や炎上は、採用を行う企業にとっても見過ごせない状況にあるようです。
「裏アカウント」
若者の間では生活の一部となっているSNSで、表には出せない自分の本音をさらけ出すために使われる匿名のアカウントなどを指す言葉です。
SNSを巡っては、回転寿司店で迷惑行為を行った動画を投稿、店の業務を妨害した疑いで逮捕者が出るなど、社会問題化するケースも相次いでいます。
こうした中、3月から本格的に始まった「採用活動」では、こうした行為に企業側が神経をとがらせている現状もあります。
3月、福岡空港に降り立ったのは企業調査センターの角田さん。
企業調査センターは、企業からの依頼で入社を希望する人に問題がないか調べる会社で、角田さんはこれから、ある会社が依頼し、事前に許可を得ている入社希望者の調査を行うといいます。
依頼内容によっては聞き込みなども行い、生活状況や履歴書の内容などに齟齬がないか調べることもあるといいます。
こうした調査の中で最近、特に依頼が増えてきているのが、SNSの「裏アカウント」調査です。
◆企業調査センター 角田博 調査部長
「依頼件数は1000件以上増えていると思います。WEB面接をコロナの影響でせざるを得なくなったという状況から、SNSでその人の人柄を見ておいた方がいいと感じた企業が多かったのではないか」
就職希望者の人間性がより現れるSNSでの発言や交友関係を調べて企業に報告し、企業はその報告を判断材料のひとつにするといいます。
◆企業調査センター 角田博 調査部長
「アルバイト先の社員の方に対する悪口とか、誰かを誹謗中傷するような内容が繰り返されていないかという部分を確認していきます」
企業調査センターは、企業からの依頼で入社を希望する人に問題がないか調べる会社で、角田さんはこれから、ある会社が依頼し、事前に許可を得ている入社希望者の調査を行うといいます。
依頼内容によっては聞き込みなども行い、生活状況や履歴書の内容などに齟齬がないか調べることもあるといいます。
こうした調査の中で最近、特に依頼が増えてきているのが、SNSの「裏アカウント」調査です。
◆企業調査センター 角田博 調査部長
「依頼件数は1000件以上増えていると思います。WEB面接をコロナの影響でせざるを得なくなったという状況から、SNSでその人の人柄を見ておいた方がいいと感じた企業が多かったのではないか」
就職希望者の人間性がより現れるSNSでの発言や交友関係を調べて企業に報告し、企業はその報告を判断材料のひとつにするといいます。
◆企業調査センター 角田博 調査部長
「アルバイト先の社員の方に対する悪口とか、誰かを誹謗中傷するような内容が繰り返されていないかという部分を確認していきます」
調べたSNSはそれぞれ「懸念なし」から「重大な懸念あり」までの4段階で評価します。
◆企業調査センター 角田博 調査部長
「人物的に非常に問題ないと考えている人たちのSNSを見てみると、いろんな所に対する不平不満だったり、人を見下すような発言が多かったりという方が結構頻繁に出てくるという印象です」
◆企業調査センター 角田博 調査部長
「人物的に非常に問題ないと考えている人たちのSNSを見てみると、いろんな所に対する不平不満だったり、人を見下すような発言が多かったりという方が結構頻繁に出てくるという印象です」
実際に過去にあった「裏アカウント」の調査結果を見せてもらうとー
◆実際の投稿
「老害はマジでいらん」
「あのクソ教授まじで嫌いや」
◆企業調査センター 角田博 調査部長
「他人を見下すような発言が全体的に書かれていて、面接を受けた会社に対する批判や悪口も見られる」
履歴書などではうかがい知れなかった大学などへの不平不満がかなり強い言葉で投稿されていました。
角田さんは、企業側もこうした就職希望者の「本音」とも取れる投稿に注目していて、本人の「本性」として捉える可能性が高いと指摘します。
◆企業調査センター 角田博 調査部長
「今後はSNSが本当の自分という形でリアルな履歴書になっていくのではないかと思いますので、ますます(調査の需要が)広がるのではないかと思います」
◆実際の投稿
「老害はマジでいらん」
「あのクソ教授まじで嫌いや」
◆企業調査センター 角田博 調査部長
「他人を見下すような発言が全体的に書かれていて、面接を受けた会社に対する批判や悪口も見られる」
履歴書などではうかがい知れなかった大学などへの不平不満がかなり強い言葉で投稿されていました。
角田さんは、企業側もこうした就職希望者の「本音」とも取れる投稿に注目していて、本人の「本性」として捉える可能性が高いと指摘します。
◆企業調査センター 角田博 調査部長
「今後はSNSが本当の自分という形でリアルな履歴書になっていくのではないかと思いますので、ますます(調査の需要が)広がるのではないかと思います」
一方、こうした企業側の動きにあわせるように、就職希望者も慎重になっています。
◆就活生
「どうしても(ネットは)残ってしまうので、過激な発言はしないようにしています」
◆就活生
「就活に影響するって思ったら、注意しながら、プライベートなこともすぐ広まったりするので気を付けないといけないと思いました」
SNSでの何気ない書き込みが大きな問題となりかねない中、SNS上での立ち振る舞いにより一層注意していく必要があります。
◆就活生
「どうしても(ネットは)残ってしまうので、過激な発言はしないようにしています」
◆就活生
「就活に影響するって思ったら、注意しながら、プライベートなこともすぐ広まったりするので気を付けないといけないと思いました」
SNSでの何気ない書き込みが大きな問題となりかねない中、SNS上での立ち振る舞いにより一層注意していく必要があります。