体育祭の練習中に高校生３０人が“熱中症”　２３人搬送　福岡・糸島市

６月１日正午前、福岡県糸島市で、体育祭の練習中だった高校生３０人が熱中症の症状を訴え、２０人以上が救急搬送されました。

◆記者リポート
「糸島農業高校の校舎前には続々と救急車が到着し、搬送作業が行われています」

担架に乗せられ救急車に運び込まれる生徒。

校舎のそばには複数の救急車が停まり、次の搬送に備えています。

糸島地区消防本部などによりますと、１日午前１１時４０分ごろ糸島市の糸島農業高校で「１５人くらいの生徒が体調不良を訴えている」と高校の関係者から通報がありました。

◆記者リポート
「生徒達が体育祭のリハーサルをしていたグラウンドには、白いテントや大きなスタンドが設置されています」

糸島農業高校では、３日の体育祭にむけて、午前９時すぎから全校生徒約４６０人が参加してリハーサルが行われていましたが、生徒３０人が熱中症とみられる症状を訴え、これまでに２３人が病院に搬送されました。

重症者はいないということです。

１日の糸島市は、正午時点で気温が２８．２度まで上がり、湿度は８０パーセントと熱中症に警戒が必要な状態でした。