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【衆院選】“超短期決戦”へ…衆院が解散 福岡9区の大家敏志氏は自民非公認に そのとき国会で福岡の議員たちは

政治・行政

2時間前

石破総理就任からわずか8日、戦後最短で衆議院が解散しました。

福岡の国会議員たちを東京で取材しました。



10月1日の石破総理誕生から8日後の9日、「戦後最短」で衆議院が解散しました。

その約6時間前、東京・永田町の議員会館では、片付け作業に追われる議員の姿が。

Q.福岡に持って帰るものは?
◆福岡7区 藤丸敏氏(自民)
「名刺。でも、名刺いらんもんね、その時は衆議院議員じゃないから」

福岡7区の藤丸敏さん(自民)です。

バタバタの解散は、藤丸さんにとっても予想外でした。

◆福岡7区 藤丸敏氏(自民)
「早くても11月10日と思っていた。でも、いろんな考えがあるからね…」



一方、福岡9区の緒方林太郎(無所属)さんは…。

◆福岡9区 緒方林太郎氏(無所属)
「この3年間、週末とか国会が開かれていない時とかの地元の動きも、選挙をやっている時の7割くらいでやっているので」

前回に続き、無所属で選挙に臨む予定の緒方さん。

無所属では政党からの交付金はありません。

◆福岡9区 緒方林太郎氏(無所属)
「政治資金については最も優遇されていない立場の人間だからこそ、真実味を持って語れると思う。『不記載だった』『記載しました』『それで終わりです』なんてことは国民が許さないし、そんな理屈は緒方林太郎には絶対通用しない」



そんな緒方さんが見守った9日の党首討論では…。

◆立憲民主党 野田佳彦代表
「脱税まがいのことをやった人たちに血税が支払われるかもしれない。私は国民感情から到底理解することができません」

◆石破茂首相
「最終的な判断は、主権者たる国民の皆様方にお任せいたします。私は、これが甘いとかいい加減だと、そのようなことは一切考えておりません」

自民党は9日朝の選対会議で、いわゆる“裏金議員”のうち6人を新たに非公認としました。



福岡で“裏金議員”として名前が挙がっていた4区の宮内秀樹さん、11区の武田良太さんは公認候補に。



それに対し…。

◆記者リポート
「福岡9区の公認候補として県連が強く推していた大家敏志参議院議員について、党本部は非公認とすることを決定しました」

福岡9区からは大家敏志さんと三原朝利さんの2人が党の公認を目指して争っていましたが、結果的にどちらにも公認は出ないことに。

大家さんは現在参議院議員で、党本部としては衆議院議員への鞍替えを原則禁止する規約などから判断したということです。

この判断を受けて、大家さんは「関係者と協議したい」としています。

一方、三原さんは…。

◆福岡9区 三原朝利氏
「私としては無所属という形でもどんな形でも、出馬するという意志を当初から持っておりましたので、今回の決定を受けた中でも今まで通りなんら変わらず、とにかく前を向いて突っ走っていきたい」



福岡9区には大家さん、三原さん、緒方さんに加え山田博敏さん、山本直緒美さんの計5人が立候補を表明していますが、自民党の公認候補は不在ということになります。

総選挙の日程は先ほど15日公示、27日投開票で正式決定し、事実上の選挙戦がいよいよスタートします。

◆衆議院解散 そのとき国会では

午後3時半から予定されていた衆議院本会議は、立憲民主党など野党4党が内閣不信任案を提出したことで開始がずれ込み、午後4時からの開会となりました。

議長が衆議院の解散を宣言すると恒例の万歳三唱ののち、各議員は一斉に議場を後にしました。

その後、自民党の候補者たちは国会のそばにある党本部に向かい、石破総裁から公認証を受取りました。

公認証を受け取った候補者たちは、選挙活動用のツーショット写真を石破総裁と撮るべく、長い列を作っていました。

公認の行方が注目されてきた福岡9区ですが、当事者の大家敏志参院議員は非公認となったことに「くやしい。今後については地元の県連幹部や後援会長と話し合って決めたい」と表情を硬くして話していました。

大家議員は福岡に戻り、9日午後7時から県連幹部らと会合を行うということで、今後、無所属でも立候補するのかに注目されています。

与野党ともに衆議院選挙への立候補を目指す人たちは、これから急いで地元に戻り、超短期決戦に臨むことになります。

◆福岡9区の公認問題とは

揺れに揺れていた福岡9区の公認問題は9日、結論が出ました。

この問題はまず自民党の参議院議員・大家敏志さんが衆院福岡9区への「くら替え立候補」に意欲を示したことが発端です。

この9区では自民党所属だった北九州市議の三原朝利さんも出馬を表明して「保守分裂選挙か」と一気に注目度が高まりました。

自民党県連が去年7月に党員投票を行った結果では大家さんが三原さんに圧勝し、県連としては党本部に「9区の公認候補は大家さん」と申請していました。

一方で、大家さんが所属する麻生派のトップ、麻生太郎元総理は一貫して、くら替えに否定的だったとされています。

そして9日、党本部は正式に「大家さんを9区の公認候補として認めない」という結論を出しました。

衆議院へのくら替えを認めない規約などから、判断したとのことです。

この結果にもともと「無所属で出馬する」と強調していた三原朝利さんは、さきほど取材に応じ「今回の非公認の決定を受けても変わらない」と話しました。

また9区で前職の緒方林太郎さん(無所属)は「私は受け身。誰が来てもどんとこい」と冷静にコメントしています。

福岡9区には9日の時点で5人が立候補を表明していますが県内で唯一、自民党の公認候補が不在の選挙区となりました。

大家さんが今後「無所属でも出馬に踏み切るのかどうか」が焦点になります。
石破総理就任からわずか8日、戦後最短で衆議院が解散しました。

福岡の国会議員たちを東京で取材しました。
10月1日の石破総理誕生から8日後の9日、「戦後最短」で衆議院が解散しました。

その約6時間前、東京・永田町の議員会館では、片付け作業に追われる議員の姿が。

Q.福岡に持って帰るものは?
◆福岡7区 藤丸敏氏(自民)
「名刺。でも、名刺いらんもんね、その時は衆議院議員じゃないから」

福岡7区の藤丸敏さん(自民)です。

バタバタの解散は、藤丸さんにとっても予想外でした。

◆福岡7区 藤丸敏氏(自民)
「早くても11月10日と思っていた。でも、いろんな考えがあるからね…」
一方、福岡9区の緒方林太郎(無所属)さんは…。

◆福岡9区 緒方林太郎氏(無所属)
「この3年間、週末とか国会が開かれていない時とかの地元の動きも、選挙をやっている時の7割くらいでやっているので」

前回に続き、無所属で選挙に臨む予定の緒方さん。

無所属では政党からの交付金はありません。

◆福岡9区 緒方林太郎氏(無所属)
「政治資金については最も優遇されていない立場の人間だからこそ、真実味を持って語れると思う。『不記載だった』『記載しました』『それで終わりです』なんてことは国民が許さないし、そんな理屈は緒方林太郎には絶対通用しない」
そんな緒方さんが見守った9日の党首討論では…。

◆立憲民主党 野田佳彦代表
「脱税まがいのことをやった人たちに血税が支払われるかもしれない。私は国民感情から到底理解することができません」

◆石破茂首相
「最終的な判断は、主権者たる国民の皆様方にお任せいたします。私は、これが甘いとかいい加減だと、そのようなことは一切考えておりません」

自民党は9日朝の選対会議で、いわゆる“裏金議員”のうち6人を新たに非公認としました。
福岡で“裏金議員”として名前が挙がっていた4区の宮内秀樹さん、11区の武田良太さんは公認候補に。
それに対し…。

◆記者リポート
「福岡9区の公認候補として県連が強く推していた大家敏志参議院議員について、党本部は非公認とすることを決定しました」

福岡9区からは大家敏志さんと三原朝利さんの2人が党の公認を目指して争っていましたが、結果的にどちらにも公認は出ないことに。

大家さんは現在参議院議員で、党本部としては衆議院議員への鞍替えを原則禁止する規約などから判断したということです。

この判断を受けて、大家さんは「関係者と協議したい」としています。

一方、三原さんは…。

◆福岡9区 三原朝利氏
「私としては無所属という形でもどんな形でも、出馬するという意志を当初から持っておりましたので、今回の決定を受けた中でも今まで通りなんら変わらず、とにかく前を向いて突っ走っていきたい」
福岡9区には大家さん、三原さん、緒方さんに加え山田博敏さん、山本直緒美さんの計5人が立候補を表明していますが、自民党の公認候補は不在ということになります。

総選挙の日程は先ほど15日公示、27日投開票で正式決定し、事実上の選挙戦がいよいよスタートします。

◆衆議院解散 そのとき国会では

午後3時半から予定されていた衆議院本会議は、立憲民主党など野党4党が内閣不信任案を提出したことで開始がずれ込み、午後4時からの開会となりました。

議長が衆議院の解散を宣言すると恒例の万歳三唱ののち、各議員は一斉に議場を後にしました。

その後、自民党の候補者たちは国会のそばにある党本部に向かい、石破総裁から公認証を受取りました。

公認証を受け取った候補者たちは、選挙活動用のツーショット写真を石破総裁と撮るべく、長い列を作っていました。

公認の行方が注目されてきた福岡9区ですが、当事者の大家敏志参院議員は非公認となったことに「くやしい。今後については地元の県連幹部や後援会長と話し合って決めたい」と表情を硬くして話していました。

大家議員は福岡に戻り、9日午後7時から県連幹部らと会合を行うということで、今後、無所属でも立候補するのかに注目されています。

与野党ともに衆議院選挙への立候補を目指す人たちは、これから急いで地元に戻り、超短期決戦に臨むことになります。

◆福岡9区の公認問題とは

揺れに揺れていた福岡9区の公認問題は9日、結論が出ました。

この問題はまず自民党の参議院議員・大家敏志さんが衆院福岡9区への「くら替え立候補」に意欲を示したことが発端です。

この9区では自民党所属だった北九州市議の三原朝利さんも出馬を表明して「保守分裂選挙か」と一気に注目度が高まりました。

自民党県連が去年7月に党員投票を行った結果では大家さんが三原さんに圧勝し、県連としては党本部に「9区の公認候補は大家さん」と申請していました。

一方で、大家さんが所属する麻生派のトップ、麻生太郎元総理は一貫して、くら替えに否定的だったとされています。

そして9日、党本部は正式に「大家さんを9区の公認候補として認めない」という結論を出しました。

衆議院へのくら替えを認めない規約などから、判断したとのことです。

この結果にもともと「無所属で出馬する」と強調していた三原朝利さんは、さきほど取材に応じ「今回の非公認の決定を受けても変わらない」と話しました。

また9区で前職の緒方林太郎さん(無所属)は「私は受け身。誰が来てもどんとこい」と冷静にコメントしています。

福岡9区には9日の時点で5人が立候補を表明していますが県内で唯一、自民党の公認候補が不在の選挙区となりました。

大家さんが今後「無所属でも出馬に踏み切るのかどうか」が焦点になります。

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