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【福岡県知事選】批判の矛先「ワンヘルス」 再選の服部誠太郎さん「もっと具体的に県民と考え共に取り組む」 過去2番目の低投票率に「非常に残念」

政治・行政

2025/03/24 17:00

福岡県知事選挙で再選を果たした服部誠太郎さん(70)が、TNCの単独インタビューに応じました。

選挙戦で批判の矛先となった「ワンヘルス」政策について直撃しました。



任期満了に伴う福岡県知事選挙で2期目の当選を果たした現職の服部誠太郎さん。

自民や立憲、国民など、オール与党とも言われる盤石な支援態勢で選挙戦を終始リードし、報道各社は午後8時の投票締め切り直後に当選確実の速報を一斉に出しました。

◆服部誠太郎氏(23日)
「きょうからがスタートでございます。皆さま、私と共に手を携えて、この福岡県の未来への扉を押し開いてまいりましょう」



◆新人候補 吉田幸一郎さん
「100億円超えのワンヘルス事業、これは今やるべきものじゃない。県税を使ってまでやるものではありません」



選挙には共産党の支持を受けた弁護士の吉田幸一郎さん(45)のほか、政治団体代表でシンガーソングライターの新藤伸夫さん(76)、YouTubeだけで選挙活動を行った藤丸貴裕さん(48)の新人3人も立候補しました。



服部さん欠席のもと公開討論会も開かれましたが支持は広がらず、その結果…

◆吉田幸一郎さん(23日)
「出ました、(服部氏の)当確。早…」

服部さんが投票総数の8割近い票を獲得し、大差での勝利となりました。



Q.敗因は?
◆吉田幸一郎さん
「浸透していなかったと思う。そもそも、県知事選挙ということ自体が『ワンヘルス』と言わずに、もうその言葉を使っていただきたくない。ちゃんと何をやるんだ、と具体的な内容をもって言っていかないと」



選挙戦で批判の矛先となったのが服部県政の「ワンヘルス」政策。

人と動物の健康と地球環境を一体的に考えるというもので、この4年間の関連予算は45億円以上に上り、来年度にはみやま市の大学跡地を活用したワンヘルスセンターが50億円以上をかけて整備されます。



24日、TNCの単独インタビューで服部さんがこの「ワンヘルス」事業について語りました。

Q.ワンヘルスの批判について?
◆服部誠太郎さん
「ワンヘルスは人と動物と地球の健康のバランスを言っているもの。このバランスが少しでも崩れると3年半苦しめられた新型コロナのような感染症によって人の命が脅かされる。日常の生活・行動の中で、どういうことをすればワンヘルスにつながるのか、もっと具体的に県民の皆さまと一緒に考え、共に取り組んでいく」

Q.50億円以上のワンヘルスセンターが高すぎるという市民の声について?
「もっとご説明をきちんとすべきだったと反省している。太宰府にある法律上設置が義務付けられている保健環境研究所、この建物が50年以上たち。老朽化していて、耐震性についても十分でない。(その移設先として)みやま市から10万平方メートルの土地を建物も付けて無償で県に譲渡いただく。非常に経済的にも、県の負担も軽くなる。全く新しく、ワンヘルスセンターというものを作るというものではない」

今回の知事選では、前回3割を切り過去最低となった投票率も課題となっていましたが、結果は31.58%と前回を1.97ポイント上回ったものの、過去2番目の低さとなりました。

Q.7割が投票を棄権したことになるが?
「非常に残念に思います。選挙の際だけではなく、県民の皆さまのお声を政策に反映し、どんな取り組みをしているのか、しっかりとこれから効果的な広報・発信も行っていきたい」

福岡市に人口が吸い取られ地方では過疎化が進む福岡県。

日本社会の縮図とも言えるこの現状の中、いかに県民全体の幸福度を高めていくのか。

服部県政2期目のかじ取りが注目されています。
福岡県知事選挙で再選を果たした服部誠太郎さん(70)が、TNCの単独インタビューに応じました。

選挙戦で批判の矛先となった「ワンヘルス」政策について直撃しました。
任期満了に伴う福岡県知事選挙で2期目の当選を果たした現職の服部誠太郎さん。

自民や立憲、国民など、オール与党とも言われる盤石な支援態勢で選挙戦を終始リードし、報道各社は午後8時の投票締め切り直後に当選確実の速報を一斉に出しました。

◆服部誠太郎氏(23日)
「きょうからがスタートでございます。皆さま、私と共に手を携えて、この福岡県の未来への扉を押し開いてまいりましょう」
◆新人候補 吉田幸一郎さん
「100億円超えのワンヘルス事業、これは今やるべきものじゃない。県税を使ってまでやるものではありません」
選挙には共産党の支持を受けた弁護士の吉田幸一郎さん(45)のほか、政治団体代表でシンガーソングライターの新藤伸夫さん(76)、YouTubeだけで選挙活動を行った藤丸貴裕さん(48)の新人3人も立候補しました。
服部さん欠席のもと公開討論会も開かれましたが支持は広がらず、その結果…

◆吉田幸一郎さん(23日)
「出ました、(服部氏の)当確。早…」

服部さんが投票総数の8割近い票を獲得し、大差での勝利となりました。
Q.敗因は?
◆吉田幸一郎さん
「浸透していなかったと思う。そもそも、県知事選挙ということ自体が『ワンヘルス』と言わずに、もうその言葉を使っていただきたくない。ちゃんと何をやるんだ、と具体的な内容をもって言っていかないと」
選挙戦で批判の矛先となったのが服部県政の「ワンヘルス」政策。

人と動物の健康と地球環境を一体的に考えるというもので、この4年間の関連予算は45億円以上に上り、来年度にはみやま市の大学跡地を活用したワンヘルスセンターが50億円以上をかけて整備されます。
24日、TNCの単独インタビューで服部さんがこの「ワンヘルス」事業について語りました。

Q.ワンヘルスの批判について?
◆服部誠太郎さん
「ワンヘルスは人と動物と地球の健康のバランスを言っているもの。このバランスが少しでも崩れると3年半苦しめられた新型コロナのような感染症によって人の命が脅かされる。日常の生活・行動の中で、どういうことをすればワンヘルスにつながるのか、もっと具体的に県民の皆さまと一緒に考え、共に取り組んでいく」

Q.50億円以上のワンヘルスセンターが高すぎるという市民の声について?
「もっとご説明をきちんとすべきだったと反省している。太宰府にある法律上設置が義務付けられている保健環境研究所、この建物が50年以上たち。老朽化していて、耐震性についても十分でない。(その移設先として)みやま市から10万平方メートルの土地を建物も付けて無償で県に譲渡いただく。非常に経済的にも、県の負担も軽くなる。全く新しく、ワンヘルスセンターというものを作るというものではない」

今回の知事選では、前回3割を切り過去最低となった投票率も課題となっていましたが、結果は31.58%と前回を1.97ポイント上回ったものの、過去2番目の低さとなりました。

Q.7割が投票を棄権したことになるが?
「非常に残念に思います。選挙の際だけではなく、県民の皆さまのお声を政策に反映し、どんな取り組みをしているのか、しっかりとこれから効果的な広報・発信も行っていきたい」

福岡市に人口が吸い取られ地方では過疎化が進む福岡県。

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