「おかずになるようなものがあれば…」ライト片手に夜の倉庫を物色　2週間前には“鉢合わせ”　一部始終が防犯カメラに　84歳男を現行犯逮捕　福岡

福岡市で28日夜、青果店の倉庫に侵入した疑いで現行犯逮捕された84歳の男。

その目的は何なのか、犯行の一部始終を防犯カメラが捉えていました。



◆記者リポート
「青果店のすぐ隣、男が盗みに入ったのはその倉庫でした」



犯行の一部始終を捉えた防犯カメラ映像です。

28日夜7時半ごろ、福岡市中央区唐人町にある青果店の倉庫にライト片手に侵入した男。

すると、物色を始めました。



お目当ての物が見つかったのか、いくつかの商品をトートバッグに入れていきます。



男はそのまま倉庫から出てきたところをパトロール中の警察官に呼び止められ、建造物侵入の疑いで現行犯逮捕されました。

警察官は倉庫前で不審な動きをする男に気づき、出てくるのを待っていたということです。



逮捕されたのは、近くに住む高辻新容疑者（84）で、手にしたトートバッグの中には店の商品とみられる干しシイタケやサバの缶詰、ナシ、ブドウなど3500円相当が入っていたということです。

警察の調べに対し高辻容疑者は「おかずになるようなものがあればと倉庫の中に入った」と容疑を認めているということです。



店では1年以上前から商品が倉庫から盗まれる被害が相次いでいて、9月14日には閉店後の倉庫で、高辻容疑者と特徴が似た男と店の従業員が鉢合わせになるも逃げられる騒動もありました。

警察は高辻容疑者の余罪についても調べています。