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ソフトバンクの”キャプテン”が止まらない デスパイネ17試合連続出塁で打率が急上昇

ホークス

2021/09/27 07:00

 ◇ソフトバンク4‐1日本ハム(26日・ペイペイドーム)

 今季2度目の4番に座ったソフトバンクのデスパイネが同点打を放ち、逆転勝ちへの流れをつくりだした。

 日本ハム先発の加藤に抑え込まれ0‐1とリードされていた6回、先頭の2番栗原が二塁打で出塁。3番柳田の一ゴロで1死三塁となり、デスパイネがフォークを左前へ運び試合を振り出しに戻した。

 「チャンスで絶対にランナーを返そうと気合が入った打席だった。0点に抑えられていた中で、まず同点の一本が出て良かった」

 今季のデスパイネは開幕から不調で5月3日に2軍落ち。この時点で打率は2割2厘だった。その後キューバ代表としての五輪予選出場、故障もあったが、五輪明けの後半戦スタートから1軍復帰すると調子はぐんぐん上昇。ここまで9試合連続安打、17試合連続出塁で、打率は2割5分8厘まで上げてきた。

 デスパイネの復調に歩調を合わせるように、前半戦から低空飛行を続けてきた打線の状態も徐々に上昇。柳田、栗原の打順を入れ替えたり動かしたりしながら、2人の後ろにデスパイネが控えることで8月に2・79だった1試合平均得点が9月は4・37と大幅にアップしている。チームは最近6試合を5勝1敗で勝率5割に復帰した。

 ベテラン松田が勝手に?キャプテンに指名し、ナインに「キャピ」と呼ばれ愛される大砲。残り22試合、連覇は厳しくなっても上位浮上へ勢いづいてきたチームをキャプテン・デスパイネが先導する。

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