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ソフトバンク藤本監督「大関が復帰できるかなと」 8月にがん疑い手術も回復順調、中継ぎ起用を示唆

ホークス

2022/09/10 08:00

 ソフトバンクの藤本博史監督が10日から始まる今季最長の11連戦を前に、8月に手術を受けた左腕の大関友久投手(24)の戦列復帰の可能性について言及した。

 初めて開幕ローテ入りし、前半戦で6勝を挙げた大関は精巣がんの疑いで8月2日に手術を受け入院。摘出された腫瘍以外にがん細胞は見つからなかったため、自宅療養を経て同24日にリハビリ組に合流した。ブルペンでの投球練習などで体調なども含めた状態を確認し、今月10日の3軍戦で42日ぶりに実戦復帰することが決まった。

 藤本監督は「大関が復帰できるかなというところもある。体調的には全く問題ないということで、ブルペンにも入っている。2軍、3軍の試合というところで調整していけたら」と今後の見通しを説明。あくまでも大関の体調やコンディションを最優先することを強調した上で、復帰できた場合の起用法については「今年は先発としては無理をさせられないので、中継ぎだったらいけるんじゃないかなというところは考えている」と示唆した。

 ソフトバンクの主な中継ぎ陣のうち左腕は抑えのモイネロとワイポイントがメインの嘉弥真しかいない。嘉弥真はここまでチーム最多の45試合に登板しており、負担の大きさが開幕からの課題の一つとなっている。西武、オリックスを含む3強が0ゲーム差でひしめくパ・リーグのうちもっとも消化ペースの遅いソフトバンクの残りは20試合。その先のクライマックスシリーズを見据えても、藤本監督が言及した「中継ぎ大関」が実現すれば、2年ぶりの優勝と日本一への大きな武器となりそうだ。

(TNC「福岡NEWSファイルCUBE」より)

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