2022/12/05 19:30
旦過市場の老舗ウナギ店が再出発 “100年の味”を守って 大火災から復興へ 北九州市
暮らし
2022/12/08 17:52

2022年、2度の大火に見舞われた福岡県北九州市の旦過市場。
100年受け継いできた秘伝の味を守っていく―。
被災した老舗ウナギ店が再出発の一歩を踏み出しました。
甘く香ばしいたれがたっぷりと塗られ、丁寧に焼かれた美味しそうなウナギ。
山口・下関産を中心に店主がこだわって買い付けた新鮮野菜。
仮設ながら4つの店が並ぶこの場所は、12月3日、北九州市の旦過市場に誕生した「タンガレンガ広場」です。
復興の第一歩、最初の賑わいづくりとして誕生したこの広場は、ここ数カ月で大きく風景が変わった場所です。
<2022年8月>
◆記者リポート
「現場からはまだ煙が上がっていて、消防が建物の上からホースで水をかけているのが確認できます」
2度の大規模火災に見舞われた旦過市場。
関係する大勢の人の日常が奪われました。
ウナギをメインに鮮魚も扱う「武藤本家」5代目の内藤清伸さん(47)もその1人です。
8月の火災で店は全焼。
その後、市場内の空きスペースで営業を続けてきましたが、仮の店舗ではウナギを焼くことができず、タンガレンガ広場への出店を決めました。
◆「武藤本家」内藤清伸さん
「包丁も買ってるし、何か月ぶりかにおろした。(火事があった)8月10日に最後に焼いて以来」
この日はオープンの前日、仮の店舗となるテントの中で開店準備にとりかかっていました。
そこにやってきたのは、先代の妻で義理の母親でもある武藤美智子さんです。
◆先代の妻 武藤美智子さん
「こんな遅いんかね?火が付くの。あおがないからやね」
新たな店、特にウナギの焼き場が心配なのか、気になるところを見つけては内藤さんに声を掛けます。
◆「武藤本家」内藤清伸さん
「言い合ってますからね」
◆先代の妻 武藤美智子さん
「いやちょっとね、口が少ないんよ。もう少し必要なことはお互い話さないといけないでしょ。喧嘩する必要はないんやから、商売していく以上はね。(内藤さんを指して)だまっとるほうなんよ。わたしはこれ(しゃべる)なんよ」
ぶつかることもありますが、信頼があってこそ。
店への思いは同じです。
◆先代の妻 武藤美智子さん
「(焼くの)上手よ、だいたい器用なの」
◆「武藤本家」内藤清伸さん
「上手なんですよ(笑)」
初めて使うウナギの焼き場、外ということもあり、これまでとは勝手が違います。
内藤さんがこだわっているのは火加減です。
◆「武藤本家」内藤清伸さん
「普通のバーベキューのコンロなんですけど、耐火材を塗っています」
強い火力で一気に焼き上げなければならないウナギ。
数時間の試行錯誤を続け、前日の確認を終えました。
そして迎えたオープン当日。
ウナギはしっかりと黄金色に焼きあがりました。
「武藤本家」の再スタートです。
◆来店客
「待ちに待ってました」
◆「武藤本家」内藤清伸さん
「ありがとうございます」
静岡県の浜名湖から直送したウナギをじっくり焼き、100年受け継いできた秘伝のたれを絡ませます。
香ばしい香りが広場いっぱいに広がります。
◆来店客
「おいしそうなにおいするから食べてみようって」
焼きたての自慢のウナギが次々と売れていきます。
◆「武藤本家」内藤清伸さん
「実際買ってもらったら嬉しかったですね。オープンするためにみんなが協力してくれたので、自分たちも頑張って旦過市場を盛り上げられるように、自分らも元気に営業していきたいなと思ってます」
火災のがれきの撤去をおえた今、旦過市場は復旧から復興へ一歩ずつ歩み始めています。
100年受け継いできた秘伝の味を守っていく―。
被災した老舗ウナギ店が再出発の一歩を踏み出しました。
甘く香ばしいたれがたっぷりと塗られ、丁寧に焼かれた美味しそうなウナギ。
山口・下関産を中心に店主がこだわって買い付けた新鮮野菜。
仮設ながら4つの店が並ぶこの場所は、12月3日、北九州市の旦過市場に誕生した「タンガレンガ広場」です。
復興の第一歩、最初の賑わいづくりとして誕生したこの広場は、ここ数カ月で大きく風景が変わった場所です。
<2022年8月>
◆記者リポート
「現場からはまだ煙が上がっていて、消防が建物の上からホースで水をかけているのが確認できます」
2度の大規模火災に見舞われた旦過市場。
関係する大勢の人の日常が奪われました。
ウナギをメインに鮮魚も扱う「武藤本家」5代目の内藤清伸さん(47)もその1人です。
8月の火災で店は全焼。
その後、市場内の空きスペースで営業を続けてきましたが、仮の店舗ではウナギを焼くことができず、タンガレンガ広場への出店を決めました。
◆「武藤本家」内藤清伸さん
「包丁も買ってるし、何か月ぶりかにおろした。(火事があった)8月10日に最後に焼いて以来」
この日はオープンの前日、仮の店舗となるテントの中で開店準備にとりかかっていました。
そこにやってきたのは、先代の妻で義理の母親でもある武藤美智子さんです。
◆先代の妻 武藤美智子さん
「こんな遅いんかね?火が付くの。あおがないからやね」
新たな店、特にウナギの焼き場が心配なのか、気になるところを見つけては内藤さんに声を掛けます。
◆「武藤本家」内藤清伸さん
「言い合ってますからね」
◆先代の妻 武藤美智子さん
「いやちょっとね、口が少ないんよ。もう少し必要なことはお互い話さないといけないでしょ。喧嘩する必要はないんやから、商売していく以上はね。(内藤さんを指して)だまっとるほうなんよ。わたしはこれ(しゃべる)なんよ」
ぶつかることもありますが、信頼があってこそ。
店への思いは同じです。
◆先代の妻 武藤美智子さん
「(焼くの)上手よ、だいたい器用なの」
◆「武藤本家」内藤清伸さん
「上手なんですよ(笑)」
初めて使うウナギの焼き場、外ということもあり、これまでとは勝手が違います。
内藤さんがこだわっているのは火加減です。
◆「武藤本家」内藤清伸さん
「普通のバーベキューのコンロなんですけど、耐火材を塗っています」
強い火力で一気に焼き上げなければならないウナギ。
数時間の試行錯誤を続け、前日の確認を終えました。
そして迎えたオープン当日。
ウナギはしっかりと黄金色に焼きあがりました。
「武藤本家」の再スタートです。
◆来店客
「待ちに待ってました」
◆「武藤本家」内藤清伸さん
「ありがとうございます」
静岡県の浜名湖から直送したウナギをじっくり焼き、100年受け継いできた秘伝のたれを絡ませます。
香ばしい香りが広場いっぱいに広がります。
◆来店客
「おいしそうなにおいするから食べてみようって」
焼きたての自慢のウナギが次々と売れていきます。
◆「武藤本家」内藤清伸さん
「実際買ってもらったら嬉しかったですね。オープンするためにみんなが協力してくれたので、自分たちも頑張って旦過市場を盛り上げられるように、自分らも元気に営業していきたいなと思ってます」
火災のがれきの撤去をおえた今、旦過市場は復旧から復興へ一歩ずつ歩み始めています。
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