2025/03/09 23:00
近藤健介「ほとんどの試合は見ていた」手術離脱2カ月…それでもいきなり活躍する理由
ホークス
2025/06/09 12:00
ソフトバンクの近藤健介外野手(31)が長期離脱から復帰して再スタートを切った。2年ぶりの全試合出場を目標に掲げた今季は腰痛のため開幕後わずか3試合で離脱。4月上旬に手術を受けた際は「競技復帰まで2~3カ月の見込み」との診断だったが、想定より大幅に早い5月27日に1軍復帰した。
復帰戦のカードは首位日本ハム、相手先発はエース伊藤大海。近藤は約2かカ月のブランクを感じさせない内容の打撃でいきなり2安打を放った。
「復帰戦としては本当に割り切って臨める投手だったので、思い切って自分のスイングを仕掛けていけた。オープン戦、開幕当初は(腰痛の影響で)自分のスイングもできていない感じだったので、打席の中で怖さなく振れていたのは良かった」
1軍へ戻るまでにファームの実戦で調整していたとはいえ、2カ月ぶりの公式戦。「違和感はなかった」という近藤は、リハビリ中に自宅で取り組んでいた脳内トレーニングについても明かした。
「テレビは見ていましたけどね。(1軍に)帰ったら対戦するので、テレビで見れる時は…いやほとんど、試合は見ていました。あんまり映像をずっと見ることもなかったので、配球だったり、そういうところは見るようにしていました」
日本ハムから移籍後3年目で長期離脱は今回が初めて。故障離脱は日本ハム時代にもあったが、当時も同様にリハビリ中に1軍の試合映像を見ていたという。
「やっぱり復帰してすぐに戦力にならないといけないので、できることはやろうと」
体はグラウンドに立てなくても、頭では試合に出ているつもりで準備ができる。交流戦前の最後の試合からは4番を任されており、主力としての自覚は復帰して10試合でマルチ安打が5度という貫禄の結果にも表れている。
腰の痛みを感じたのは2月のキャンプ終盤からオープン戦にかけての時期。「力が入らない感じ」の中、治療しながら3月28日の開幕を迎えたが、2試合目を終えた夜から朝にかけて回復しなかった。3試合目は「どうしよう…手術するのか、しないのか」と考えながら出場。そうした状況下で手術を決断できたのは小久保監督の言葉があったからだという。
「決め手はやっぱり、小久保監督にまずは『この先の野球人生、このまま(不安を抱えたまま)やっていても』って言われたのもありましたし、あとは『優勝争いからはみ出ないようにしておくから』という言葉もいただいて、そこで決断できたと思います」
開幕して1週間もたたない4月2日に「外側型腰椎椎間板ヘルニアに対する全内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術」を受けた。歩くのはもちろん寝るのもしんどい状態から解放され、いまの回復状態は「100パーセント」という。腰のヘルニアの手術は2017年以来。リハビリ中に体を見つめ直し、細かいインナーマッスルを強化したりスイングの際に負担のかからない動きを研究したり、やれることをやって1軍の舞台へ戻ってきた。
「春先にこうして手術させてもらったので勝負どころの8月、9月には絶対にいないといけない。まずはけがせず完走すること、グラウンドに立ち続けることが一番大事。パ・リーグは混戦なので1試合1試合が大事になってくると思うし、そういう試合を少しでも取れるような1本を打ちたい」
故障者続出などの誤算もあり4月終了時には最下位に沈んでいたソフトバンクだが、5月は若手の活躍もあり月間リーグ首位。さらなる巻き返しへ、徐々に乗ってきたチームの勢いを昨年のリーグMVP、近藤が加速させる。
近藤は「4番」という打順について、また不振に苦しむ山川や栗原についても自身の思いを明かした。YouTube「ももスポチャンネル」で配信中。
(TNC「福岡NEWSファイルCUBE」7日オンエアより)
復帰戦のカードは首位日本ハム、相手先発はエース伊藤大海。近藤は約2かカ月のブランクを感じさせない内容の打撃でいきなり2安打を放った。
「復帰戦としては本当に割り切って臨める投手だったので、思い切って自分のスイングを仕掛けていけた。オープン戦、開幕当初は(腰痛の影響で)自分のスイングもできていない感じだったので、打席の中で怖さなく振れていたのは良かった」
1軍へ戻るまでにファームの実戦で調整していたとはいえ、2カ月ぶりの公式戦。「違和感はなかった」という近藤は、リハビリ中に自宅で取り組んでいた脳内トレーニングについても明かした。
「テレビは見ていましたけどね。(1軍に)帰ったら対戦するので、テレビで見れる時は…いやほとんど、試合は見ていました。あんまり映像をずっと見ることもなかったので、配球だったり、そういうところは見るようにしていました」
日本ハムから移籍後3年目で長期離脱は今回が初めて。故障離脱は日本ハム時代にもあったが、当時も同様にリハビリ中に1軍の試合映像を見ていたという。
「やっぱり復帰してすぐに戦力にならないといけないので、できることはやろうと」
体はグラウンドに立てなくても、頭では試合に出ているつもりで準備ができる。交流戦前の最後の試合からは4番を任されており、主力としての自覚は復帰して10試合でマルチ安打が5度という貫禄の結果にも表れている。
腰の痛みを感じたのは2月のキャンプ終盤からオープン戦にかけての時期。「力が入らない感じ」の中、治療しながら3月28日の開幕を迎えたが、2試合目を終えた夜から朝にかけて回復しなかった。3試合目は「どうしよう…手術するのか、しないのか」と考えながら出場。そうした状況下で手術を決断できたのは小久保監督の言葉があったからだという。
「決め手はやっぱり、小久保監督にまずは『この先の野球人生、このまま(不安を抱えたまま)やっていても』って言われたのもありましたし、あとは『優勝争いからはみ出ないようにしておくから』という言葉もいただいて、そこで決断できたと思います」
開幕して1週間もたたない4月2日に「外側型腰椎椎間板ヘルニアに対する全内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術」を受けた。歩くのはもちろん寝るのもしんどい状態から解放され、いまの回復状態は「100パーセント」という。腰のヘルニアの手術は2017年以来。リハビリ中に体を見つめ直し、細かいインナーマッスルを強化したりスイングの際に負担のかからない動きを研究したり、やれることをやって1軍の舞台へ戻ってきた。
「春先にこうして手術させてもらったので勝負どころの8月、9月には絶対にいないといけない。まずはけがせず完走すること、グラウンドに立ち続けることが一番大事。パ・リーグは混戦なので1試合1試合が大事になってくると思うし、そういう試合を少しでも取れるような1本を打ちたい」
故障者続出などの誤算もあり4月終了時には最下位に沈んでいたソフトバンクだが、5月は若手の活躍もあり月間リーグ首位。さらなる巻き返しへ、徐々に乗ってきたチームの勢いを昨年のリーグMVP、近藤が加速させる。
近藤は「4番」という打順について、また不振に苦しむ山川や栗原についても自身の思いを明かした。YouTube「ももスポチャンネル」で配信中。
(TNC「福岡NEWSファイルCUBE」7日オンエアより)
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