2025/03/06 16:00
名前の由来は秀吉と家康 レギュラー狙う22歳外野手の野望...柳田悠岐の背番号「9番が欲しい」
ホークス
17時間前
ソフトバンクの「左翼争い」が激化している。小久保裕紀監督(53)はチーム最年長、柳田悠岐(36)の負担を減らすため守備位置を左翼へコンバートしたが、基本的には指名打者(DH)をメインにして起用する意向。その場合、左翼にどの選手が入ってくるかが注目される中、候補の一人と期待されているのが高卒5年目の笹川吉康外野手(22)だ。
オープン戦も中盤に入り、9日のロッテ戦(ZOZOマリン)で笹川は途中出場で2安打。ライバルの正木は2試合連続本塁打を含む2安打2打点と猛アピールした。1軍実績のある柳町らも左翼の定位置を狙っており、開幕まで気の抜けない争いが続く。
笹川は昨年1軍デビューし、初安打、初盗塁、初本塁打をマーク。初出場の日本シリーズではスタメンにも抜てきされた。「まさか自分が日本シリーズでスタメンなんて1パーセントも予想していなかった」という初経験の大舞台。小久保監督から左翼のレギュラー争いを予告されたのは、その日本シリーズの後だった。
「そういう話(左翼争い)を日本シリーズが終わった時にされました。オフシーズンにしっかりやっておけよって言われたので、そこに備えて練習してきました」
日本シリーズでは安打、盗塁を記録するなど貴重な収穫を得たが、課題も露呈。それがオフの取り組みのテーマになったという。
「速い球を空振りしてしまう、ボールの下を振ってしまっていたので、ダウンスイングで打つわけではないんですけど、ダウンスイングで入って、レベルではアッパーになっていくように、軌道をちょっと修正しました。手だけで振ったりとかせず体で振るというのを意識してやっています」
体格や打撃フォームが柳田にそっくりなことから「ギータ2世」と称されてきた。オフの自主トレは2023年からその柳田に師事。超一流選手の考え方や行動を学び、ようやく1軍でともにプレーするチャンスをつかむところまできた。
「今年は主に食生活とか、技術面だけじゃなくて、そういう部分を特に学んだ。柳田さんはチーム最年長にだけどやっぱりすごくバットを振るし、練習量も多い。そこに負けないように頑張りたい」
柳田の入団時の背番号は「44」。ミスターホークスと呼ばれた小久保監督が現役時代につけていた「9」に変更したのは2015年だった。現在44の笹川は師匠の「9」の継承への意欲について問われると、素直な思いを口にした。
「もちろんまだそう言える結果は残していないので、これからですけど、これからしっかり結果を残して9番が欲しいと思っています」
吉康という名前は戦国時代に天下を取った2人の武将、豊臣秀吉と徳川家康から1文字ずつ取って付けられたもの。野球界での天下統一、そしていずれは「9」を背負うにふさわしいと言われる選手へ。まずは今年、その足がかりを築くため、走攻守で貪欲に結果を追い求めていく。
(3月8日放送「福岡NEWSファイルCUBE」より/Youtube「ももスポチャンネル」で公開中)
オープン戦も中盤に入り、9日のロッテ戦(ZOZOマリン)で笹川は途中出場で2安打。ライバルの正木は2試合連続本塁打を含む2安打2打点と猛アピールした。1軍実績のある柳町らも左翼の定位置を狙っており、開幕まで気の抜けない争いが続く。
笹川は昨年1軍デビューし、初安打、初盗塁、初本塁打をマーク。初出場の日本シリーズではスタメンにも抜てきされた。「まさか自分が日本シリーズでスタメンなんて1パーセントも予想していなかった」という初経験の大舞台。小久保監督から左翼のレギュラー争いを予告されたのは、その日本シリーズの後だった。
「そういう話(左翼争い)を日本シリーズが終わった時にされました。オフシーズンにしっかりやっておけよって言われたので、そこに備えて練習してきました」
日本シリーズでは安打、盗塁を記録するなど貴重な収穫を得たが、課題も露呈。それがオフの取り組みのテーマになったという。
「速い球を空振りしてしまう、ボールの下を振ってしまっていたので、ダウンスイングで打つわけではないんですけど、ダウンスイングで入って、レベルではアッパーになっていくように、軌道をちょっと修正しました。手だけで振ったりとかせず体で振るというのを意識してやっています」
体格や打撃フォームが柳田にそっくりなことから「ギータ2世」と称されてきた。オフの自主トレは2023年からその柳田に師事。超一流選手の考え方や行動を学び、ようやく1軍でともにプレーするチャンスをつかむところまできた。
「今年は主に食生活とか、技術面だけじゃなくて、そういう部分を特に学んだ。柳田さんはチーム最年長にだけどやっぱりすごくバットを振るし、練習量も多い。そこに負けないように頑張りたい」
柳田の入団時の背番号は「44」。ミスターホークスと呼ばれた小久保監督が現役時代につけていた「9」に変更したのは2015年だった。現在44の笹川は師匠の「9」の継承への意欲について問われると、素直な思いを口にした。
「もちろんまだそう言える結果は残していないので、これからですけど、これからしっかり結果を残して9番が欲しいと思っています」
吉康という名前は戦国時代に天下を取った2人の武将、豊臣秀吉と徳川家康から1文字ずつ取って付けられたもの。野球界での天下統一、そしていずれは「9」を背負うにふさわしいと言われる選手へ。まずは今年、その足がかりを築くため、走攻守で貪欲に結果を追い求めていく。
(3月8日放送「福岡NEWSファイルCUBE」より/Youtube「ももスポチャンネル」で公開中)
あなたにおすすめ
最新
BREAKING NEWS