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小泉農水相に福岡のJA組合長が“直談判” 備蓄米の販売期限延期で「農家、農協に打撃があるのではないか」「新米への影響はないだろう」

暮らし

8時間前

“令和のコメ騒動”をめぐり、福岡県内のJA直鞍(ちょくあん)の組合長が小泉農水相に直談判し、生産者の懸念について訴えました。

◆小泉農水相
「契約した数量を約束通り流通させることが農水省としての責任だと考えます。引き続き販売を希望する方については引き渡しと販売の期限を延長することと致します」

農林水産省は20日、本来、新米の“値崩れ”を防ぐため8月末までとしていた備蓄米販売の期限について一転、期限を延長すると発表しました。

この問題などについて、意義を唱えているのが福岡のJA直鞍の組合長・堀勝彦さんです。

20日、小泉農水相のもとを訪れ、生産者が抱える懸念について“直談判”しました。



◆JA直鞍 堀勝彦 組合長
「(備蓄米放出の延期で)米の価格が下がるんではないかと。そしたら農家、農協に打撃があるんじゃないか。大臣どう思いますか?」

◆小泉農水相
「新米への影響はないだろうと見ている。すでに『30万トン随意契約の備蓄米を放出します』と、もともと世の中に言ってあることの中で対応している。最終的にマーケットが落ち着いた段階で備蓄米の放出した量の水準を戻すことも含めてやっていきたい」



全国のスーパーで8月4日から10日までの1週間に販売されたコメの平均価格は5キロあたり税込みで3737円と、前の週より195円上昇し、高止まりを続けています。

店頭に出回り始めた新米の価格は、コスト高と買い付け競争などを背景に高騰しているのが実情です。

ただ、割安な備蓄米が店頭に並び続けることで、新米価格が下がる可能性もあります。



話は農協のあり方についてもー

◆JA直鞍 堀勝彦 組合長
「私たちは農水省の指導の通りに動いているんですよ」

◆小泉農水相
「そうですか?なかなかそんなことないですよ」

◆JA直鞍 堀勝彦 組合長
「どういう意味ですか?」

◆小泉農水相
「とにかく農家の立場にとって、農家が必要とされるサービスが供給される体制を作らないといけないと思っています。それが農協なのか、農協でないプレーヤーなのか、それを選ぶのは農家の皆さんだろうと」

議論は、予定された20分を超え、30分たったところで終了しました。



◆JA直鞍 堀勝彦 組合長
「思いは伝えました。ただかみ合わないところもある。それは十分わかる。誠意はあったと思いますよ」

私たちの暮らしを揺さぶり続ける「令和の米騒動」。

コメの価格が落ち着く日は来るのでしょうか?
“令和のコメ騒動”をめぐり、福岡県内のJA直鞍(ちょくあん)の組合長が小泉農水相に直談判し、生産者の懸念について訴えました。

◆小泉農水相
「契約した数量を約束通り流通させることが農水省としての責任だと考えます。引き続き販売を希望する方については引き渡しと販売の期限を延長することと致します」

農林水産省は20日、本来、新米の“値崩れ”を防ぐため8月末までとしていた備蓄米販売の期限について一転、期限を延長すると発表しました。

この問題などについて、意義を唱えているのが福岡のJA直鞍の組合長・堀勝彦さんです。

20日、小泉農水相のもとを訪れ、生産者が抱える懸念について“直談判”しました。
◆JA直鞍 堀勝彦 組合長
「(備蓄米放出の延期で)米の価格が下がるんではないかと。そしたら農家、農協に打撃があるんじゃないか。大臣どう思いますか?」

◆小泉農水相
「新米への影響はないだろうと見ている。すでに『30万トン随意契約の備蓄米を放出します』と、もともと世の中に言ってあることの中で対応している。最終的にマーケットが落ち着いた段階で備蓄米の放出した量の水準を戻すことも含めてやっていきたい」
全国のスーパーで8月4日から10日までの1週間に販売されたコメの平均価格は5キロあたり税込みで3737円と、前の週より195円上昇し、高止まりを続けています。

店頭に出回り始めた新米の価格は、コスト高と買い付け競争などを背景に高騰しているのが実情です。

ただ、割安な備蓄米が店頭に並び続けることで、新米価格が下がる可能性もあります。
話は農協のあり方についてもー

◆JA直鞍 堀勝彦 組合長
「私たちは農水省の指導の通りに動いているんですよ」

◆小泉農水相
「そうですか?なかなかそんなことないですよ」

◆JA直鞍 堀勝彦 組合長
「どういう意味ですか?」

◆小泉農水相
「とにかく農家の立場にとって、農家が必要とされるサービスが供給される体制を作らないといけないと思っています。それが農協なのか、農協でないプレーヤーなのか、それを選ぶのは農家の皆さんだろうと」

議論は、予定された20分を超え、30分たったところで終了しました。
◆JA直鞍 堀勝彦 組合長
「思いは伝えました。ただかみ合わないところもある。それは十分わかる。誠意はあったと思いますよ」

私たちの暮らしを揺さぶり続ける「令和の米騒動」。

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