1. HOME
  2. 冷蔵庫に両親の“殺害”遺体 次男に無期懲役を求刑 検察「犯行動機は極めて身勝手」 福岡地裁

冷蔵庫に両親の“殺害”遺体 次男に無期懲役を求刑 検察「犯行動機は極めて身勝手」 福岡地裁

暮らし

2022/12/19 11:15

福岡市で2021年6月、高齢の両親を殺害し遺体を冷蔵庫に遺棄した罪に問われている次男に対し、検察は無期懲役を求刑しました。
起訴状などによりますと、松本淳二被告(60)は、2021年6月、酒店だった福岡市西区の自宅で、父親の博和さん(当時88)の首を電気コードで絞めて殺害し遺体を業務用冷蔵庫に遺棄したほか、母親の満喜枝さん(当時87)の首も絞めた上で冷蔵庫に閉じ込め窒息死させたとされています。
これまでの裁判で、松本被告は起訴内容を認め、検察側は「父親からトイレの介助を初めて頼まれた際、鬱積したいらだちが爆発して殺害に至った」「父親の殺害を目撃した母親についても口封じのため殺害した」などと指摘しました。

一方、弁護側は「被告人は孤独を選ぶ人格障害があり、被告人の行動と障害には関連性がある」「事件の背景や遺族心情を考慮して量刑を判断してほしい」と主張しました。

19日に福岡地裁で開かれた論告求刑公判で、検察は「犯行動機は極めて身勝手で、強固な殺意に基づく冷酷な犯行態様で極めて悪質」「2人を殺害した結果が重大」などとして、松本被告に対し無期懲役を求刑しました。

判決は1月6日に言い渡される予定です。

あなたにおすすめ

  1. HOME
  2. 冷蔵庫に両親の“殺害”遺体 次男に無期懲役を求刑 検察「犯行動機は極めて身勝手」 福岡地裁