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振り袖に“墨汁” 被告の33歳男を追送検 計10件関与か 被害総額213万円 「嫉妬心覚えた」 福岡

2023/04/17 15:44

今年1月に福岡県北九州市で開かれた「二十歳の記念式典」の会場近くで女性2人の振り袖を墨汁のような液体で汚した罪で起訴されていた33歳の男が、同様の被害8件についても関与した疑いが強まり、17日までに追送検されました。
追送検されたのは北九州市若松区の会社員・平井英康被告(33)です。

平井被告は今年1月8日、北九州市で開かれた「二十歳の記念式典」の会場近くで、20歳と19歳の女性あわせて2人の振り袖に墨汁のような黒い液体をかけたとして、器物損壊の罪で3月に起訴されました。
警察は、この2件以外に確認していた同様の被害8件について、これまでの捜査で平井被告が関与した疑いが強まったとして、17日までに追送検しました。

10件の被害総額は約213万円にのぼります。
警察の調べに対し、平井被告は10件すべてについて容疑を認めていますが、追送検された3件目以降については「正直覚えていない」とも話しています。

また動機については、「振り袖に憧れがあったが、自分の成人式では着られなかった」「成人式できれいな振り袖を着て参加している女性を見て嫉妬心を覚えた」などと供述しているということです。

平井被告は犯行当日、黒い液体を容器に入れて持ち歩き、犯行直前にトイレ内の個室で黒い液体を容器から醤油差しに補充し、女性に対して黒い液体をかける、という行為を繰り返していた、ということです。

犯行に使われた醤油差しはすでに廃棄されていましたが、警察が捜査の過程で平井被告名義の軽自動車から複数の「醤油差し」と「黒い液体」を押収しています。

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