5時間前
【参院選】どうなるコメ政策 福岡の生産者「収入を担保してくれないと」 販売店からは米騒動収まりつつも懸念の声
政治・行政
参院選
5時間前
7月20日に投開票が行われる参議院選挙。
私たちの食卓に欠かせない、コメを巡る政策の行方はどうなるのか?
福岡の現場の声を聞きました。
6月に田植えが終わったばかりの田んぼが広がる福岡県久留米市。
ここでコメ作りをしているのが末次健太さんです。
現在38歳の末次さんですが…。
◆久留米市のコメ生産者 末次健太さん
「15年やってますけど、ずっと一番下。定年された方とかがほとんどなんで、田んぼやってるのが。田んぼだけでは食べていけてない」
コメの専業農家の平均年齢は現在70歳を超えています。
超高齢化が進み、日本の農業の先行きが心配される中で起きたのが、いわゆる「令和の米騒動」でした。
去年の夏以降、スーパーの棚からコメがなくなり価格も高騰。
備蓄米を立て続けに放出したことで、先週の全国のスーパーでの5キロのコメの平均価格は3602円と7週連続で前の週を下回っています。
ですが、この状況に対し末次さんは生産者の立場から苦言を呈します。
◆久留米市のコメ生産者 末次健太さん
「コメの値段、売値が下がるのはいいですけど、こっちの収入を担保してくれないと。これ以上また元通りになったら、コメ作り手いなくなると思う」
そんな末次さんがトラクターに乗って向かった先は、畑でした。
これから大豆を植えていくといいます。
実はここ、去年は田んぼでした。
◆久留米市のコメ生産者 末次健太さん
「去年はコメを作ってました。減反、コメがとれすぎて減反政策があって、今は50%行かないくらいの減反率。田んぼの全部の面積の半分くらいが大豆畑になる感じ」
Q.今コメ足りないと言ってるのに減反?
「それまでは余ってたんでしょうね。だから減反率は増えてきた」
国は50年以上前からコメの作りすぎを防ぐため、生産面積を減らす減反政策を進めてきました。
今も”事実上の減反”は続いていて、今回の米騒動の原因の一つになったともいわれています。
そこで7月1日に石破首相が表明したのが…。
◆石破首相(7月1日)
「意欲ある生産者の皆様の所得が確保され、不安なく増産に取り組めるような新たなコメ政策へと転換をいたします」
180度方針を転換して、コメの増産を進める考えを示したのです。
とはいえ「すぐに増産」と言われても現場では簡単なことではないようです。
◆久留米市のコメ生産者 末次健太さん
「もうちょっと先読みというか、予想できなかったのかなと。大豆を収穫するための機械とかもあるので、コメにしちゃうとそっちが眠っちゃうので、それはそれでどうなのかなと思いますし、それで大豆の自給率が下がるというのも、どうかなと僕は思いますし」
大豆のためにすでに購入した機械をどうするのか、コメとほかの作物のバランスをどうするのか、米のことだけを考えるわけにはいきません。
そんな厳しい状況ですが、末次さんはこれからもこの世界で生きていきたいと考えています。
Q.やめようと思うことはないですか?
◆久留米市のコメ生産者 末次健太さん
「嫌いじゃないので続けられるというの大きいと思います。もっと収入が増えるとかだったらやりがいが…でもご飯おいしいと言われると、やっぱりうれしいです」
「令和の米騒動」に振り回されてきたのは販売店も同じです。
福岡県宇美町にある「いしぬき米穀店」には7月に入りようやく備蓄米が入ってくるようになりました。
◆いしぬき米穀店 石貫徹也 代表
「少し臭いが気になる方もおられますけど、食べてみてこれならということでリピーターになっていただくことも多い」
備蓄米目当てのお客さんも増えてきたといいます。
Q.備蓄米よく買うんですか?
◆訪れた客
「初めてですよ」
Q.なぜ買おうと思った?
「米がなくなったから備蓄米を買うしかないけど、今まで毎日お米だったけど、お米、麺類、小麦粉類、お米は1週間に2回くらい、お米以外のものに変えています」
◆いしぬき米穀店 石貫徹也 代表
「店頭価格に反映するまでにはちょっとかかるのかな。高い価格で仕入れている原料があるので、9月10月になると銘柄米とかも落ち着いて下がってくるかなと」
コメ騒動が収まりつつあることに胸をなで下ろしつつも、ここまで価格の上昇を招いてしまった政府のやり方には不満を漏らします。
◆いしぬき米穀店 石貫徹也 代表
「去年9月に備蓄米出さないって政府が言ったから。あれで業者が取り合いになった経緯があるので、あのときに『ちょっと上がりすぎたら出すかも』みたいに言ってくれたら、ここまで値段が上がっていなかったのかなと思う」
石貫さんは参院選で各党の農業政策に注目していますが、個別の生産者の置かれている状況にも目を向けてほしいと考えています。
◆いしぬき米穀店 石貫徹也 代表
「小規模の農家、山間部とか自然を守るというのも田んぼを作っていくことで、保全活動も実際はされているので、その補助金というか生活が成り立つように価格(設定)と政策があればいい」
2025年のコメ生産量は56万トン増へ
そして、このコメ問題に関して小泉農水相が今週、ある数字を公表しました。
2025年のコメの生産量は去年に比べて56万トン増える見込みということです。
年間では735万トン程度になるということで、過去5年間で最大です。
まさに「減反から増産」への政策転換を示す動きです。
さらに、今回の参院選では主要政党がすべて、農業政策に関する公約をはっきりと掲げています。
与党は水田政策の見直しや増産、野党は余った農産物を国が買い上げるという支援策や農家の所得補償などを訴えています。
私たちの食卓に欠かせない、コメを巡る政策の行方はどうなるのか?
福岡の現場の声を聞きました。
6月に田植えが終わったばかりの田んぼが広がる福岡県久留米市。
ここでコメ作りをしているのが末次健太さんです。
現在38歳の末次さんですが…。
◆久留米市のコメ生産者 末次健太さん
「15年やってますけど、ずっと一番下。定年された方とかがほとんどなんで、田んぼやってるのが。田んぼだけでは食べていけてない」
コメの専業農家の平均年齢は現在70歳を超えています。
超高齢化が進み、日本の農業の先行きが心配される中で起きたのが、いわゆる「令和の米騒動」でした。
去年の夏以降、スーパーの棚からコメがなくなり価格も高騰。
備蓄米を立て続けに放出したことで、先週の全国のスーパーでの5キロのコメの平均価格は3602円と7週連続で前の週を下回っています。
ですが、この状況に対し末次さんは生産者の立場から苦言を呈します。
◆久留米市のコメ生産者 末次健太さん
「コメの値段、売値が下がるのはいいですけど、こっちの収入を担保してくれないと。これ以上また元通りになったら、コメ作り手いなくなると思う」
そんな末次さんがトラクターに乗って向かった先は、畑でした。
これから大豆を植えていくといいます。
実はここ、去年は田んぼでした。
◆久留米市のコメ生産者 末次健太さん
「去年はコメを作ってました。減反、コメがとれすぎて減反政策があって、今は50%行かないくらいの減反率。田んぼの全部の面積の半分くらいが大豆畑になる感じ」
Q.今コメ足りないと言ってるのに減反?
「それまでは余ってたんでしょうね。だから減反率は増えてきた」
国は50年以上前からコメの作りすぎを防ぐため、生産面積を減らす減反政策を進めてきました。
今も”事実上の減反”は続いていて、今回の米騒動の原因の一つになったともいわれています。
そこで7月1日に石破首相が表明したのが…。
◆石破首相(7月1日)
「意欲ある生産者の皆様の所得が確保され、不安なく増産に取り組めるような新たなコメ政策へと転換をいたします」
180度方針を転換して、コメの増産を進める考えを示したのです。
とはいえ「すぐに増産」と言われても現場では簡単なことではないようです。
◆久留米市のコメ生産者 末次健太さん
「もうちょっと先読みというか、予想できなかったのかなと。大豆を収穫するための機械とかもあるので、コメにしちゃうとそっちが眠っちゃうので、それはそれでどうなのかなと思いますし、それで大豆の自給率が下がるというのも、どうかなと僕は思いますし」
大豆のためにすでに購入した機械をどうするのか、コメとほかの作物のバランスをどうするのか、米のことだけを考えるわけにはいきません。
そんな厳しい状況ですが、末次さんはこれからもこの世界で生きていきたいと考えています。
Q.やめようと思うことはないですか?
◆久留米市のコメ生産者 末次健太さん
「嫌いじゃないので続けられるというの大きいと思います。もっと収入が増えるとかだったらやりがいが…でもご飯おいしいと言われると、やっぱりうれしいです」
「令和の米騒動」に振り回されてきたのは販売店も同じです。
福岡県宇美町にある「いしぬき米穀店」には7月に入りようやく備蓄米が入ってくるようになりました。
◆いしぬき米穀店 石貫徹也 代表
「少し臭いが気になる方もおられますけど、食べてみてこれならということでリピーターになっていただくことも多い」
備蓄米目当てのお客さんも増えてきたといいます。
Q.備蓄米よく買うんですか?
◆訪れた客
「初めてですよ」
Q.なぜ買おうと思った?
「米がなくなったから備蓄米を買うしかないけど、今まで毎日お米だったけど、お米、麺類、小麦粉類、お米は1週間に2回くらい、お米以外のものに変えています」
◆いしぬき米穀店 石貫徹也 代表
「店頭価格に反映するまでにはちょっとかかるのかな。高い価格で仕入れている原料があるので、9月10月になると銘柄米とかも落ち着いて下がってくるかなと」
コメ騒動が収まりつつあることに胸をなで下ろしつつも、ここまで価格の上昇を招いてしまった政府のやり方には不満を漏らします。
◆いしぬき米穀店 石貫徹也 代表
「去年9月に備蓄米出さないって政府が言ったから。あれで業者が取り合いになった経緯があるので、あのときに『ちょっと上がりすぎたら出すかも』みたいに言ってくれたら、ここまで値段が上がっていなかったのかなと思う」
石貫さんは参院選で各党の農業政策に注目していますが、個別の生産者の置かれている状況にも目を向けてほしいと考えています。
◆いしぬき米穀店 石貫徹也 代表
「小規模の農家、山間部とか自然を守るというのも田んぼを作っていくことで、保全活動も実際はされているので、その補助金というか生活が成り立つように価格(設定)と政策があればいい」
2025年のコメ生産量は56万トン増へ
そして、このコメ問題に関して小泉農水相が今週、ある数字を公表しました。
2025年のコメの生産量は去年に比べて56万トン増える見込みということです。
年間では735万トン程度になるということで、過去5年間で最大です。
まさに「減反から増産」への政策転換を示す動きです。
さらに、今回の参院選では主要政党がすべて、農業政策に関する公約をはっきりと掲げています。
与党は水田政策の見直しや増産、野党は余った農産物を国が買い上げるという支援策や農家の所得補償などを訴えています。
7月20日に投開票が行われる参議院選挙。
私たちの食卓に欠かせない、コメを巡る政策の行方はどうなるのか?
福岡の現場の声を聞きました。
私たちの食卓に欠かせない、コメを巡る政策の行方はどうなるのか?
福岡の現場の声を聞きました。
6月に田植えが終わったばかりの田んぼが広がる福岡県久留米市。
ここでコメ作りをしているのが末次健太さんです。
現在38歳の末次さんですが…。
◆久留米市のコメ生産者 末次健太さん
「15年やってますけど、ずっと一番下。定年された方とかがほとんどなんで、田んぼやってるのが。田んぼだけでは食べていけてない」
コメの専業農家の平均年齢は現在70歳を超えています。
超高齢化が進み、日本の農業の先行きが心配される中で起きたのが、いわゆる「令和の米騒動」でした。
ここでコメ作りをしているのが末次健太さんです。
現在38歳の末次さんですが…。
◆久留米市のコメ生産者 末次健太さん
「15年やってますけど、ずっと一番下。定年された方とかがほとんどなんで、田んぼやってるのが。田んぼだけでは食べていけてない」
コメの専業農家の平均年齢は現在70歳を超えています。
超高齢化が進み、日本の農業の先行きが心配される中で起きたのが、いわゆる「令和の米騒動」でした。
去年の夏以降、スーパーの棚からコメがなくなり価格も高騰。
備蓄米を立て続けに放出したことで、先週の全国のスーパーでの5キロのコメの平均価格は3602円と7週連続で前の週を下回っています。
ですが、この状況に対し末次さんは生産者の立場から苦言を呈します。
◆久留米市のコメ生産者 末次健太さん
「コメの値段、売値が下がるのはいいですけど、こっちの収入を担保してくれないと。これ以上また元通りになったら、コメ作り手いなくなると思う」
備蓄米を立て続けに放出したことで、先週の全国のスーパーでの5キロのコメの平均価格は3602円と7週連続で前の週を下回っています。
ですが、この状況に対し末次さんは生産者の立場から苦言を呈します。
◆久留米市のコメ生産者 末次健太さん
「コメの値段、売値が下がるのはいいですけど、こっちの収入を担保してくれないと。これ以上また元通りになったら、コメ作り手いなくなると思う」
そんな末次さんがトラクターに乗って向かった先は、畑でした。
これから大豆を植えていくといいます。
実はここ、去年は田んぼでした。
◆久留米市のコメ生産者 末次健太さん
「去年はコメを作ってました。減反、コメがとれすぎて減反政策があって、今は50%行かないくらいの減反率。田んぼの全部の面積の半分くらいが大豆畑になる感じ」
Q.今コメ足りないと言ってるのに減反?
「それまでは余ってたんでしょうね。だから減反率は増えてきた」
国は50年以上前からコメの作りすぎを防ぐため、生産面積を減らす減反政策を進めてきました。
今も”事実上の減反”は続いていて、今回の米騒動の原因の一つになったともいわれています。
これから大豆を植えていくといいます。
実はここ、去年は田んぼでした。
◆久留米市のコメ生産者 末次健太さん
「去年はコメを作ってました。減反、コメがとれすぎて減反政策があって、今は50%行かないくらいの減反率。田んぼの全部の面積の半分くらいが大豆畑になる感じ」
Q.今コメ足りないと言ってるのに減反?
「それまでは余ってたんでしょうね。だから減反率は増えてきた」
国は50年以上前からコメの作りすぎを防ぐため、生産面積を減らす減反政策を進めてきました。
今も”事実上の減反”は続いていて、今回の米騒動の原因の一つになったともいわれています。
そこで7月1日に石破首相が表明したのが…。
◆石破首相(7月1日)
「意欲ある生産者の皆様の所得が確保され、不安なく増産に取り組めるような新たなコメ政策へと転換をいたします」
180度方針を転換して、コメの増産を進める考えを示したのです。
◆石破首相(7月1日)
「意欲ある生産者の皆様の所得が確保され、不安なく増産に取り組めるような新たなコメ政策へと転換をいたします」
180度方針を転換して、コメの増産を進める考えを示したのです。
とはいえ「すぐに増産」と言われても現場では簡単なことではないようです。
◆久留米市のコメ生産者 末次健太さん
「もうちょっと先読みというか、予想できなかったのかなと。大豆を収穫するための機械とかもあるので、コメにしちゃうとそっちが眠っちゃうので、それはそれでどうなのかなと思いますし、それで大豆の自給率が下がるというのも、どうかなと僕は思いますし」
大豆のためにすでに購入した機械をどうするのか、コメとほかの作物のバランスをどうするのか、米のことだけを考えるわけにはいきません。
そんな厳しい状況ですが、末次さんはこれからもこの世界で生きていきたいと考えています。
Q.やめようと思うことはないですか?
◆久留米市のコメ生産者 末次健太さん
「嫌いじゃないので続けられるというの大きいと思います。もっと収入が増えるとかだったらやりがいが…でもご飯おいしいと言われると、やっぱりうれしいです」
◆久留米市のコメ生産者 末次健太さん
「もうちょっと先読みというか、予想できなかったのかなと。大豆を収穫するための機械とかもあるので、コメにしちゃうとそっちが眠っちゃうので、それはそれでどうなのかなと思いますし、それで大豆の自給率が下がるというのも、どうかなと僕は思いますし」
大豆のためにすでに購入した機械をどうするのか、コメとほかの作物のバランスをどうするのか、米のことだけを考えるわけにはいきません。
そんな厳しい状況ですが、末次さんはこれからもこの世界で生きていきたいと考えています。
Q.やめようと思うことはないですか?
◆久留米市のコメ生産者 末次健太さん
「嫌いじゃないので続けられるというの大きいと思います。もっと収入が増えるとかだったらやりがいが…でもご飯おいしいと言われると、やっぱりうれしいです」
「令和の米騒動」に振り回されてきたのは販売店も同じです。
福岡県宇美町にある「いしぬき米穀店」には7月に入りようやく備蓄米が入ってくるようになりました。
◆いしぬき米穀店 石貫徹也 代表
「少し臭いが気になる方もおられますけど、食べてみてこれならということでリピーターになっていただくことも多い」
福岡県宇美町にある「いしぬき米穀店」には7月に入りようやく備蓄米が入ってくるようになりました。
◆いしぬき米穀店 石貫徹也 代表
「少し臭いが気になる方もおられますけど、食べてみてこれならということでリピーターになっていただくことも多い」
備蓄米目当てのお客さんも増えてきたといいます。
Q.備蓄米よく買うんですか?
◆訪れた客
「初めてですよ」
Q.なぜ買おうと思った?
「米がなくなったから備蓄米を買うしかないけど、今まで毎日お米だったけど、お米、麺類、小麦粉類、お米は1週間に2回くらい、お米以外のものに変えています」
◆いしぬき米穀店 石貫徹也 代表
「店頭価格に反映するまでにはちょっとかかるのかな。高い価格で仕入れている原料があるので、9月10月になると銘柄米とかも落ち着いて下がってくるかなと」
Q.備蓄米よく買うんですか?
◆訪れた客
「初めてですよ」
Q.なぜ買おうと思った?
「米がなくなったから備蓄米を買うしかないけど、今まで毎日お米だったけど、お米、麺類、小麦粉類、お米は1週間に2回くらい、お米以外のものに変えています」
◆いしぬき米穀店 石貫徹也 代表
「店頭価格に反映するまでにはちょっとかかるのかな。高い価格で仕入れている原料があるので、9月10月になると銘柄米とかも落ち着いて下がってくるかなと」
コメ騒動が収まりつつあることに胸をなで下ろしつつも、ここまで価格の上昇を招いてしまった政府のやり方には不満を漏らします。
◆いしぬき米穀店 石貫徹也 代表
「去年9月に備蓄米出さないって政府が言ったから。あれで業者が取り合いになった経緯があるので、あのときに『ちょっと上がりすぎたら出すかも』みたいに言ってくれたら、ここまで値段が上がっていなかったのかなと思う」
石貫さんは参院選で各党の農業政策に注目していますが、個別の生産者の置かれている状況にも目を向けてほしいと考えています。
◆いしぬき米穀店 石貫徹也 代表
「小規模の農家、山間部とか自然を守るというのも田んぼを作っていくことで、保全活動も実際はされているので、その補助金というか生活が成り立つように価格(設定)と政策があればいい」
2025年のコメ生産量は56万トン増へ
◆いしぬき米穀店 石貫徹也 代表
「去年9月に備蓄米出さないって政府が言ったから。あれで業者が取り合いになった経緯があるので、あのときに『ちょっと上がりすぎたら出すかも』みたいに言ってくれたら、ここまで値段が上がっていなかったのかなと思う」
石貫さんは参院選で各党の農業政策に注目していますが、個別の生産者の置かれている状況にも目を向けてほしいと考えています。
◆いしぬき米穀店 石貫徹也 代表
「小規模の農家、山間部とか自然を守るというのも田んぼを作っていくことで、保全活動も実際はされているので、その補助金というか生活が成り立つように価格(設定)と政策があればいい」
2025年のコメ生産量は56万トン増へ
そして、このコメ問題に関して小泉農水相が今週、ある数字を公表しました。
2025年のコメの生産量は去年に比べて56万トン増える見込みということです。
年間では735万トン程度になるということで、過去5年間で最大です。
まさに「減反から増産」への政策転換を示す動きです。
さらに、今回の参院選では主要政党がすべて、農業政策に関する公約をはっきりと掲げています。
与党は水田政策の見直しや増産、野党は余った農産物を国が買い上げるという支援策や農家の所得補償などを訴えています。
2025年のコメの生産量は去年に比べて56万トン増える見込みということです。
年間では735万トン程度になるということで、過去5年間で最大です。
まさに「減反から増産」への政策転換を示す動きです。
さらに、今回の参院選では主要政党がすべて、農業政策に関する公約をはっきりと掲げています。
与党は水田政策の見直しや増産、野党は余った農産物を国が買い上げるという支援策や農家の所得補償などを訴えています。
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