岸田首相襲撃から３日目　麻生副総裁が福岡市で講演　警察は厳戒態勢　金属探知機と全員に手荷物検査

１７日、福岡市内のホテルで自民党の麻生副総裁によるセミナーが開かれました。

岸田首相が襲撃された事件から３日目、警察が厳戒態勢で警備に当たりました。

◆自民党　麻生太郎 副総裁
「皆さんの支持のおかげもあるが、間違いなく岸田首相は安倍元首相にはできなかったことをいずれもやってのけています」

１７日正午ごろ、福岡市のヒルトン福岡シーホークでセミナーを開いた自民党の麻生太郎副総裁（８２）。

約１５００人の聴衆が会場に集まる中、ＳＰが目を光らせていました。

１５日、和歌山県で衆議院補欠選挙の応援演説に訪れていた岸田首相が襲われた事件。

爆発物を投げ込んだ職業不詳の木村隆二容疑者（２４）が、威力業務妨害の疑いで現行犯逮捕されています。

安倍元首相が銃撃され亡くなった事件の記憶も新しい中で、再び要人を襲撃する事件が起きてしまいました。

そんな中、１７日に麻生副総裁が訪れた会場ではー

◆記者リポート
「会場には金属探知機が設置され、麻生副総裁の講演を訪れた全ての人が手荷物検査を受けるなど、厳重な警備体制が敷かれています」

会場で主に警備にあたる福岡県警は、今回の事件を受けて警察庁と協力し、人員の配置を再検討するなど、警備体制を強化して対応したということです。

◆記者リポート
「講演が行われている会場では、スーツ姿の警察官が常に会場に目を見張らせています。麻生副総裁の横にいるのはＳＰでしょうか、手にはカバン状の盾と思われるものを持っています」

２時間におよんだ１７日のセミナーは、特にトラブルは起きることなく終了しました。

福岡県警は、引き続き要人の警護について万全な体制を取っていきたいとしています。