2023/08/04 18:50
【独自】ビッグモーター前副社長が就任し…「“除草剤”考え始めた」「歯向かったら降格」 現役店長が証言
2023/08/07 17:15
保険金不正請求や街路樹の伐採・除草剤散布の問題をめぐり、関係者の目撃証言などが次々と報道されている中古車販売大手「ビッグモーター」。
新たに現役の店長がテレビ西日本の取材に応じ、異常な会社の実態を明らかにしました。
◆ビッグモーター現役店長
「5年ぐらい前からじゃないですか。(前)副社長が来たタイミングじゃないかなと思います。除草剤とかその辺も考え始めたのはだいたいそのぐらいです」
こう話すのは、ビッグモーターの現役店長。
TNCの取材に、街路樹への除草剤の散布は前副社長の就任をきっかけに始まったと証言しました。
福岡県内のビッグモーター11店舗のうち6店舗では、店舗前の街路樹を「環境整備」と称して除草剤を撒くなどして枯らしたり伐採したりした疑惑が持たれています。
これまでのところ、ビッグモーターは県内の店舗での除草剤の使用を認め、春日店の件だけ謝罪しています。
その原因とみられているのが兼重宏行前社長の長男、宏一前副社長です。
「ビッグモーター」の現役店長は-
◆ビッグモーター現役店長
「前副社長がやっぱり利益を求めていったので、(売り上げ)成績も上げないといけないし、歯向かったらすぐ降格になりますし」
現役店長によると、ビッグモーターでは無料通信アプリLINEのグループが約30存在。
着信音がひっきりなしに鳴り続け、宏一前副社長ら経営幹部が店長らを罵倒するパワハラが行われていたといいます。
Q.(宏一前副社長からのLINEにあった)あの『死刑死刑…』とか?
◆ビッグモーター現役店長
「あれは結構日常的に出ることが。(私は)向いてないって言われて。次の日に転勤になりましたけど」
Q.そこに理不尽さは感じなかった?
◆ビッグモーター現役店長
「感覚が麻痺してる。言われたら仕方ないかみたいな感じですかね。毎日人事異動が流れていました」
経営幹部の独断による異常な人事やパワハラが横行していたというビッグモーター、さらに店舗内では転売による利益追求も行われていたといいます。
◆ビッグモーター現役店長
「お客様から車を買い取ったときに(客から)『スタッドレスタイヤがあるけど、使わないので入れときます』っていわれて、『捨てるものが売れるなら売ろう』みたいな。『メルカリとかヤフオクに出して1円でも利益にしましょう 』って、ビッグモーターという名前で売ってました。東北とか北海道なら1か月で(売上が)50万円くらいになります」
その利益追求による歪みなのでしょうか。
別の元従業員によると、福岡県内の店舗では整備士による車検での不正が起きていたといいます。
◆ビッグモーター元従業員(電話取材)
「車検とかで見積りをとって『この部品買いますよ』と。実際は交換せずにお客様に『車検終わりました』と。まさかお客さんも疑って、車検から帰ってきたその場でちゃんと契約通りの部品が全部変えられているかなんてチェックする方はまずいない。絶対わからないんですよ」
元従業員によると、その整備士は車検の見積もりに交換の必要がない部品を計上。
整備士は発注した新品の部品が店舗に届いているにも関わらず、部品を交換せずに客に車を返却していたということです。
その狙いとはー
◆ビッグモーター元従業員
「部品書に発注さえすれば、その部品が新品のまま余りますよね。他に転売することも可能なので、整備士が小遣い稼ぎにポケットに入れるのは聞いたことがあります」
客の金で買った新品部品を転売していたという整備士。
ビッグモーター側は不正に気づき、この整備士を解雇したといいます。
◆ビッグモーター元従業員
「さすがにその人は即日解雇ということでクビになりました」
Q.刑事告発とかされた?
◆ビッグモーター元従業員
「警察とかは来てなかった。おそらくそこまで大事にしたくはなかったんじゃないかなと思います。背景としてはやっぱり、会社のパワハラ体質があると思う。現場のスタッフからしたら、会社に対する愛はない。こんな会社潰れてしまえばいい。どう思われようが、どうなろうが知ったことじゃない。お客さんに対してもそういった対応になりますので、“自分がお金をいくらもらえるのか”しか関心が向かない。それでやっぱり会社からの給料だけじゃなくて、プラスアルファで転売に至るのも、許されることはないけど、そういう心理状態になるのはあり得るかなとは思います」
関係者たちの証言で明らかになる、ゆがんだビッグモーターの実態。
渦中の兼重宏一前副社長は今後、公の場に姿を現すことはないのでしょうか。
新たに現役の店長がテレビ西日本の取材に応じ、異常な会社の実態を明らかにしました。
◆ビッグモーター現役店長
「5年ぐらい前からじゃないですか。(前)副社長が来たタイミングじゃないかなと思います。除草剤とかその辺も考え始めたのはだいたいそのぐらいです」
こう話すのは、ビッグモーターの現役店長。
TNCの取材に、街路樹への除草剤の散布は前副社長の就任をきっかけに始まったと証言しました。
福岡県内のビッグモーター11店舗のうち6店舗では、店舗前の街路樹を「環境整備」と称して除草剤を撒くなどして枯らしたり伐採したりした疑惑が持たれています。
これまでのところ、ビッグモーターは県内の店舗での除草剤の使用を認め、春日店の件だけ謝罪しています。
その原因とみられているのが兼重宏行前社長の長男、宏一前副社長です。
「ビッグモーター」の現役店長は-
◆ビッグモーター現役店長
「前副社長がやっぱり利益を求めていったので、(売り上げ)成績も上げないといけないし、歯向かったらすぐ降格になりますし」
現役店長によると、ビッグモーターでは無料通信アプリLINEのグループが約30存在。
着信音がひっきりなしに鳴り続け、宏一前副社長ら経営幹部が店長らを罵倒するパワハラが行われていたといいます。
Q.(宏一前副社長からのLINEにあった)あの『死刑死刑…』とか?
◆ビッグモーター現役店長
「あれは結構日常的に出ることが。(私は)向いてないって言われて。次の日に転勤になりましたけど」
Q.そこに理不尽さは感じなかった?
◆ビッグモーター現役店長
「感覚が麻痺してる。言われたら仕方ないかみたいな感じですかね。毎日人事異動が流れていました」
経営幹部の独断による異常な人事やパワハラが横行していたというビッグモーター、さらに店舗内では転売による利益追求も行われていたといいます。
◆ビッグモーター現役店長
「お客様から車を買い取ったときに(客から)『スタッドレスタイヤがあるけど、使わないので入れときます』っていわれて、『捨てるものが売れるなら売ろう』みたいな。『メルカリとかヤフオクに出して1円でも利益にしましょう 』って、ビッグモーターという名前で売ってました。東北とか北海道なら1か月で(売上が)50万円くらいになります」
その利益追求による歪みなのでしょうか。
別の元従業員によると、福岡県内の店舗では整備士による車検での不正が起きていたといいます。
◆ビッグモーター元従業員(電話取材)
「車検とかで見積りをとって『この部品買いますよ』と。実際は交換せずにお客様に『車検終わりました』と。まさかお客さんも疑って、車検から帰ってきたその場でちゃんと契約通りの部品が全部変えられているかなんてチェックする方はまずいない。絶対わからないんですよ」
元従業員によると、その整備士は車検の見積もりに交換の必要がない部品を計上。
整備士は発注した新品の部品が店舗に届いているにも関わらず、部品を交換せずに客に車を返却していたということです。
その狙いとはー
◆ビッグモーター元従業員
「部品書に発注さえすれば、その部品が新品のまま余りますよね。他に転売することも可能なので、整備士が小遣い稼ぎにポケットに入れるのは聞いたことがあります」
客の金で買った新品部品を転売していたという整備士。
ビッグモーター側は不正に気づき、この整備士を解雇したといいます。
◆ビッグモーター元従業員
「さすがにその人は即日解雇ということでクビになりました」
Q.刑事告発とかされた?
◆ビッグモーター元従業員
「警察とかは来てなかった。おそらくそこまで大事にしたくはなかったんじゃないかなと思います。背景としてはやっぱり、会社のパワハラ体質があると思う。現場のスタッフからしたら、会社に対する愛はない。こんな会社潰れてしまえばいい。どう思われようが、どうなろうが知ったことじゃない。お客さんに対してもそういった対応になりますので、“自分がお金をいくらもらえるのか”しか関心が向かない。それでやっぱり会社からの給料だけじゃなくて、プラスアルファで転売に至るのも、許されることはないけど、そういう心理状態になるのはあり得るかなとは思います」
関係者たちの証言で明らかになる、ゆがんだビッグモーターの実態。
渦中の兼重宏一前副社長は今後、公の場に姿を現すことはないのでしょうか。
保険金不正請求や街路樹の伐採・除草剤散布の問題をめぐり、関係者の目撃証言などが次々と報道されている中古車販売大手「ビッグモーター」。
新たに現役の店長がテレビ西日本の取材に応じ、異常な会社の実態を明らかにしました。
◆ビッグモーター現役店長
「5年ぐらい前からじゃないですか。(前)副社長が来たタイミングじゃないかなと思います。除草剤とかその辺も考え始めたのはだいたいそのぐらいです」
こう話すのは、ビッグモーターの現役店長。
TNCの取材に、街路樹への除草剤の散布は前副社長の就任をきっかけに始まったと証言しました。
福岡県内のビッグモーター11店舗のうち6店舗では、店舗前の街路樹を「環境整備」と称して除草剤を撒くなどして枯らしたり伐採したりした疑惑が持たれています。
これまでのところ、ビッグモーターは県内の店舗での除草剤の使用を認め、春日店の件だけ謝罪しています。
その原因とみられているのが兼重宏行前社長の長男、宏一前副社長です。
「ビッグモーター」の現役店長は-
◆ビッグモーター現役店長
「前副社長がやっぱり利益を求めていったので、(売り上げ)成績も上げないといけないし、歯向かったらすぐ降格になりますし」
現役店長によると、ビッグモーターでは無料通信アプリLINEのグループが約30存在。
着信音がひっきりなしに鳴り続け、宏一前副社長ら経営幹部が店長らを罵倒するパワハラが行われていたといいます。
Q.(宏一前副社長からのLINEにあった)あの『死刑死刑…』とか?
◆ビッグモーター現役店長
「あれは結構日常的に出ることが。(私は)向いてないって言われて。次の日に転勤になりましたけど」
Q.そこに理不尽さは感じなかった?
◆ビッグモーター現役店長
「感覚が麻痺してる。言われたら仕方ないかみたいな感じですかね。毎日人事異動が流れていました」
経営幹部の独断による異常な人事やパワハラが横行していたというビッグモーター、さらに店舗内では転売による利益追求も行われていたといいます。
◆ビッグモーター現役店長
「お客様から車を買い取ったときに(客から)『スタッドレスタイヤがあるけど、使わないので入れときます』っていわれて、『捨てるものが売れるなら売ろう』みたいな。『メルカリとかヤフオクに出して1円でも利益にしましょう 』って、ビッグモーターという名前で売ってました。東北とか北海道なら1か月で(売上が)50万円くらいになります」
その利益追求による歪みなのでしょうか。
別の元従業員によると、福岡県内の店舗では整備士による車検での不正が起きていたといいます。
◆ビッグモーター元従業員(電話取材)
「車検とかで見積りをとって『この部品買いますよ』と。実際は交換せずにお客様に『車検終わりました』と。まさかお客さんも疑って、車検から帰ってきたその場でちゃんと契約通りの部品が全部変えられているかなんてチェックする方はまずいない。絶対わからないんですよ」
元従業員によると、その整備士は車検の見積もりに交換の必要がない部品を計上。
整備士は発注した新品の部品が店舗に届いているにも関わらず、部品を交換せずに客に車を返却していたということです。
その狙いとはー
◆ビッグモーター元従業員
「部品書に発注さえすれば、その部品が新品のまま余りますよね。他に転売することも可能なので、整備士が小遣い稼ぎにポケットに入れるのは聞いたことがあります」
客の金で買った新品部品を転売していたという整備士。
ビッグモーター側は不正に気づき、この整備士を解雇したといいます。
◆ビッグモーター元従業員
「さすがにその人は即日解雇ということでクビになりました」
Q.刑事告発とかされた?
◆ビッグモーター元従業員
「警察とかは来てなかった。おそらくそこまで大事にしたくはなかったんじゃないかなと思います。背景としてはやっぱり、会社のパワハラ体質があると思う。現場のスタッフからしたら、会社に対する愛はない。こんな会社潰れてしまえばいい。どう思われようが、どうなろうが知ったことじゃない。お客さんに対してもそういった対応になりますので、“自分がお金をいくらもらえるのか”しか関心が向かない。それでやっぱり会社からの給料だけじゃなくて、プラスアルファで転売に至るのも、許されることはないけど、そういう心理状態になるのはあり得るかなとは思います」
関係者たちの証言で明らかになる、ゆがんだビッグモーターの実態。
渦中の兼重宏一前副社長は今後、公の場に姿を現すことはないのでしょうか。
新たに現役の店長がテレビ西日本の取材に応じ、異常な会社の実態を明らかにしました。
◆ビッグモーター現役店長
「5年ぐらい前からじゃないですか。(前)副社長が来たタイミングじゃないかなと思います。除草剤とかその辺も考え始めたのはだいたいそのぐらいです」
こう話すのは、ビッグモーターの現役店長。
TNCの取材に、街路樹への除草剤の散布は前副社長の就任をきっかけに始まったと証言しました。
福岡県内のビッグモーター11店舗のうち6店舗では、店舗前の街路樹を「環境整備」と称して除草剤を撒くなどして枯らしたり伐採したりした疑惑が持たれています。
これまでのところ、ビッグモーターは県内の店舗での除草剤の使用を認め、春日店の件だけ謝罪しています。
その原因とみられているのが兼重宏行前社長の長男、宏一前副社長です。
「ビッグモーター」の現役店長は-
◆ビッグモーター現役店長
「前副社長がやっぱり利益を求めていったので、(売り上げ)成績も上げないといけないし、歯向かったらすぐ降格になりますし」
現役店長によると、ビッグモーターでは無料通信アプリLINEのグループが約30存在。
着信音がひっきりなしに鳴り続け、宏一前副社長ら経営幹部が店長らを罵倒するパワハラが行われていたといいます。
Q.(宏一前副社長からのLINEにあった)あの『死刑死刑…』とか?
◆ビッグモーター現役店長
「あれは結構日常的に出ることが。(私は)向いてないって言われて。次の日に転勤になりましたけど」
Q.そこに理不尽さは感じなかった?
◆ビッグモーター現役店長
「感覚が麻痺してる。言われたら仕方ないかみたいな感じですかね。毎日人事異動が流れていました」
経営幹部の独断による異常な人事やパワハラが横行していたというビッグモーター、さらに店舗内では転売による利益追求も行われていたといいます。
◆ビッグモーター現役店長
「お客様から車を買い取ったときに(客から)『スタッドレスタイヤがあるけど、使わないので入れときます』っていわれて、『捨てるものが売れるなら売ろう』みたいな。『メルカリとかヤフオクに出して1円でも利益にしましょう 』って、ビッグモーターという名前で売ってました。東北とか北海道なら1か月で(売上が)50万円くらいになります」
その利益追求による歪みなのでしょうか。
別の元従業員によると、福岡県内の店舗では整備士による車検での不正が起きていたといいます。
◆ビッグモーター元従業員(電話取材)
「車検とかで見積りをとって『この部品買いますよ』と。実際は交換せずにお客様に『車検終わりました』と。まさかお客さんも疑って、車検から帰ってきたその場でちゃんと契約通りの部品が全部変えられているかなんてチェックする方はまずいない。絶対わからないんですよ」
元従業員によると、その整備士は車検の見積もりに交換の必要がない部品を計上。
整備士は発注した新品の部品が店舗に届いているにも関わらず、部品を交換せずに客に車を返却していたということです。
その狙いとはー
◆ビッグモーター元従業員
「部品書に発注さえすれば、その部品が新品のまま余りますよね。他に転売することも可能なので、整備士が小遣い稼ぎにポケットに入れるのは聞いたことがあります」
客の金で買った新品部品を転売していたという整備士。
ビッグモーター側は不正に気づき、この整備士を解雇したといいます。
◆ビッグモーター元従業員
「さすがにその人は即日解雇ということでクビになりました」
Q.刑事告発とかされた?
◆ビッグモーター元従業員
「警察とかは来てなかった。おそらくそこまで大事にしたくはなかったんじゃないかなと思います。背景としてはやっぱり、会社のパワハラ体質があると思う。現場のスタッフからしたら、会社に対する愛はない。こんな会社潰れてしまえばいい。どう思われようが、どうなろうが知ったことじゃない。お客さんに対してもそういった対応になりますので、“自分がお金をいくらもらえるのか”しか関心が向かない。それでやっぱり会社からの給料だけじゃなくて、プラスアルファで転売に至るのも、許されることはないけど、そういう心理状態になるのはあり得るかなとは思います」
関係者たちの証言で明らかになる、ゆがんだビッグモーターの実態。
渦中の兼重宏一前副社長は今後、公の場に姿を現すことはないのでしょうか。
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