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福岡県警本部長「工藤会壊滅に至るまで総力を挙げる」「組員の諸君は会と決別を」 野村被告に無期懲役判決

事件・事故

2024/03/12 13:20

4つの市民襲撃事件で殺人などの罪に問われ、1審で死刑判決を受けた特定危険指定暴力団・五代目工藤会トップの野村悟被告(77)と無期懲役の判決を受けたナンバー2の田上不美夫被告(67)について、福岡高裁は3月12日、野村被告に対して1審判決の一部を破棄し無期懲役判決を言い渡し、田上被告に対しては1審判決を支持し控訴を棄却しました。
これを受け、福岡県警の岩下剛本部長は以下のコメントを発表しました。

「工藤会トップらの控訴審において、判決の主文が示されたが、県警察としては、あくまでも通過点として、工藤会が壊滅に至るまで、いかなる状況下であろうと、いささかも手を緩めることなく、県警察の総力を挙げた諸対策を徹底して進めていく。工藤会組員の諸君は、今回の判決をひとつの区切りとして、工藤会と決別し、更生の道を歩んでほしい。県警察がしっかり支援していくので、いつでも相談してもらいたい」
また、北九州市の武内和久市長も以下のコメントを発表しました。

「本日、北九州市に拠点を置く指定暴力団の最高幹部らの市民襲撃事件に対する第二審判決において、最高幹部の原判決の破棄がなされた。北九州市としては、今後も裁判の動向を注視していくとともに、引き続き、『日本トップクラスの安全なまち』の実現に向け、暴力追放運動を始めとする各種取組を推進してまいりたい」
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