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【速報】医療搬送ヘリ事故 転覆の機体引き揚げ おおむね原形をとどめた状態で姿現す 壱岐沖から福岡・大島沖まで流される

事件・事故

2025/04/09 10:40

長崎県壱岐沖で3人が死亡した医療搬送ヘリコプターの事故で9日、海中に転覆した機体の引き揚げ作業が始まりました。

長崎県の対馬から福岡市の病院に向かっていた医療搬送用のヘリが6日、壱岐沖で転覆した状態で見つかり、患者の本石ミツ子さん(86)と付き添いの本石和吉さん(68)、医師の荒川渓さん(34)の3人が死亡しました。

9日午前、現場海域にサルベージ船が到着し、海中に転覆している機体の引き揚げ作業が始まり、午前10時45分ごろに海中から機体が姿を現しました。
おおむね原形をとどめているように見受けられました。

6日は、長崎・壱岐沖で転覆しているのが見つかりましたが、その後流されたとみられ、現在は福岡・大島沖で引き揚げ作業が行われています。
一方、唐津海上保安部は9日午前9時すぎから、業務上過失致死傷などの疑いでヘリを運航していた佐賀市のエス・ジー・シー佐賀航空を家宅捜索しています。

機体は緊急用の「浮き」が膨らんだ状態で見つかっていて、機長の男性はこれまでの海保などの聞き取りに対し、機体の浮きを「着水前に手動で出した」などと話しています。

また、ヘリには不時着など強い衝撃を感知した場合に自動で救難信号を送る「ELT」という機器が付いていますが、救難信号が海上保安庁などに届いていなかったことが分かっています。

海保は捜索で得られた資料や引き揚げた機体などをもとに当時の状況を詳しく調べる方針です

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