長門市沖で転覆したミニボート発見　男性2人死亡　「昼に出航した船が戻ってきていない」　山口

7日夜、山口県長門市の沖合で転覆したミニボートが見つかり、男性2人が死亡しました。

仙崎海上保安部によりますと、7日午後7時50分ごろ、「山口県長門市の浜から昼に出航した船が戻ってきていないようだ」と漁協関係者から通報がありました。

通報から約2時間後、長門市の川尻岬（かわしりみさき）から西に約2.5キロの海上で、転覆したミニボートが見つかりました。

さらにその1時間後には、近くで原田正道さん（76）が救助されましたが、その後死亡が確認されました。

また、８日午前5時半すぎ、ミニボートが見つかった現場付近で木谷明信さん（76）が心肺停止の状態で発見され、その後、死亡が確認されました。

2人とも死因は溺死とみられています。

2人は7日昼にミニボートで釣りに出たとみられていて、知人に「夕方ごろまでには戻る」と伝えていたということです。

2人とも発見された時はライフジャケットを着用していて、海上保安部は転覆した原因について事件・事故の両面で調べる方針です。